スマート農業の導入により水田作で、平均で総労働時間が約1割削減、単収は約1割増加することが明らかになった。農林水産技術会議事務局と農研機構による令和元年度から2年間のスマート農業実証プロジェクトでの成果をまとめたものによる。報告書は水田作とそれ以外に分けられて公表されており、水田作については、前述の成果のほか、自動運転トラクタと直進アシスト田植機をセット導入することで平均18%と大きな労働時間削減...
農水省はこのほど、令和4年度版の「スマート農業実証プロジェクト」の取組概要を紹介するパンフレットを発行した。 令和4年度のスマート農業実証プロジェクトでは、水田作、畑作、露地野菜、施設園芸、果樹、茶、畜産など20地区で取組が進められている。 岐阜県御嵩町での実証は品目は水稲及び大豆で実証面積は19・5ha。構成員は岐阜県、㈱アオキ、農事組合法人ふしみ営農、田中農機、農事組合法人みざの、御嵩町農林課...
8月26日には、岩手産業文化センターアピオ敷地内会議棟などで、「令和4年度いわてスマート農業推進シンポジウム」が開催された。 岩手県などが主催する同イベントは今回で5回目。「データを活用したスマート農業技術の実践」をテーマに同県農林水産部の藤代克彦部長が動画で挨拶。「県では地域の実情に即したスマート農業技術の普及推進に向けたこれまでの取組みにより、中山間地域において活用にむけて必要なノウハウなどを...
(一社)全国農業改良普及支援協会は16日、富山県スマート農業普及支援センターで「第4回スマート農業全国フォーラム」をオンラインで開催した。スマート農業実証プロジェクトの成果報告や会場となった富山県普及センターの紹介、午後にはクボタの協力によりトラ、コン、田のロボット農機やドローンのオンライン実演会を行った。参加者は約400名。
茶業におけるスマート農業実証プロジェクトはこれまで4課題が採択され、農研機構が9月14日に開催したオンラインシシンポジウム「茶におけるスマート農業の現状と課題」(本紙既報)ではこれらの話題提供と総合討議が行なわれた。 シンポジウムではまず、茶業研究領域長の角川修氏が「新型コロナで世の中が大きく変わり実態が不透明な中、持続的な経営を続けるためにはスマート技術の導入が必要」と挨拶。続いて①静岡県スマー...
青森県内にGNSS受信機を使用したRTK基地局の設置が進み、今後のスマート農業の普及への期待が高まっている。RTK基地局はニコン・トリンブル社製のGNSS受信機を使用し、つがる市、中泊町十三湖土地改良区(水土里ネット十三湖)が国からの補助金を県に申請して設置したもの。地域内において今後のスマート農業への期待や展望について伺った。
農研機構は9月14日、オンラインシンポジウム「茶におけるスマート農業の現状と課題」を開催した。このなかで、農水省が平成31年度から進めている「スマート農業の開発・実証プロジェクト」に採択された4課題について話題提供とパネルディスカッションが行われた。提供者は①静岡県スマート茶業実証(静岡県経済産業部)②堀口製茶スマート実証(農研機構等)③京都てん茶スマート実証(京都府茶業研究所)④静岡スマート有機...
第57回東北農業経済学会・岩手大会のシンポジウムが9月5日、『スマート農業技術の導入等による東北水田農業経営のイノベーション』をテーマに、岩手県立大学からZoom配信のオンライン会議形式で開催された。 座長の新田義修氏(岩手県立大学)は挨拶の後、「スマート農業(技術)を含む新技術の導入がいかに図られ、『小さなイノベーション』をどのように誘起しているのか、課題は何かについて主に3点検討したい」と論点...