<![CDATA[メディア]]> https://www.nouson-n.com/media/ Fri, 22 Sep 2023 21:36:20 +0900 Fri, 22 Sep 2023 01:23:26 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[令和4年産 畑作物10aあたり生産費 ばれいしょは10万円]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/22/9106
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原料用ばれいしょは前年産比3・2%増の10万3563円

 農水省はこのほど、農業経営統計調査のうち、令和4年産原料用ばれいしょ、原料用かんしょ、そば、てんさい、さとうきびの生産費をまとめた。
 原料用ばれいしょの10aあたり資本利子・地代全額算入生産費(以下、全算入生産費)は対前年産比3・2%増の10万3563円となった。このうち、物財費は同3・9%増の7万4665円。うち、農機具費は同0・6%増の2万236円、肥料費は同11・9%増の1万2082円、農業薬剤費は同8・3%増の1万1637円となった。また労働費は同2・7%増の1万6365円となっている。

原料用かんしょは同0・2%減の15万6370円

原料用かんしょは全算入生産費が同0・2%減の15万6370円となっった。このうち、物財費は同0・4%増の6万2287円。うち、農機具費は同6・7%減の1万5319円、肥料費は同8・7%増の1万1823円、農業薬剤費は同1・6%減の9280円。一方、労働費は同0・5%減の8万461円となっている。

そばは、同3・7%増の3万7508円

そばは、全算入生産費が同3・7%増の3万7508円となった。このうち、物財費は、同1・9%増の2万4525円。うち、農機具費は同3・4%減の7867円、肥料費は同5・5%増の3080円など。労働費は同16・7%増の5345円となっている。

てんさいは、全算入生産費が同5%増の11万3650円

てんさいは、全算入生産費が同5%増の11万3650円。このうち、物財費は同6%増の8万1329円。うち、農機具費は同5%増の1万9385円、肥料費は同5・9%増の2万4653円、農業薬剤費は同2・7%増の1万3070円。労働費は同3・4%増の2万127円となった。

さとうきびは同3・4%減の14万3965円。

さとうきびは全算入生産費が同3・4%減の14万3965円。このうち、物財費は同0・7%増の8万7041円。うち、農機具費は同15・1%減の1万586円、肥料費は同9・1%増の1万5801円、農業薬剤費は同4・3%減の8102円。また、労働費は、同11・5%減の4万557円となっている。
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Fri, 22 Sep 2023 01:23:26 +0900
<![CDATA[総合研究所の見学会 日本農薬、新剤開発の舞台裏]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/19/9107
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大阪府河内長野市にある総合研究所

 研究開発型の農薬メーカー、日本農薬は9月7日、報道関係者などを招き、大阪府河内長野市にある総合研究所の見学会を開催した。冒頭、藤岡所長が、農薬の役割、農薬の登録プロセス、世界の農薬市場、日本企業の創薬力の高さ、そして日本農薬の創薬研究について説明した。
 新しい農薬の開発には、化合物合成から上市まで約10年と30~40億円以上の費用がかかる。同社では売上高の10%を研究開発費に充て、3年に1剤以上の新規有効成分を持続的に創出することを目標としている。
 同社の研究開発を支える中心拠点は、1995年に完成した総合研究所だ。この研究所は、化学、生物、安全性分野の研究者を集結し、一体となって効率的に開発する環境となっている。

水虫薬は殺菌剤の開発中に発見 オールラウンド・スクリーニング体制

 総合研究所は、新しい合成化合物について、殺虫、殺菌、除草の全分野にわたり総合的な評価を行う「オールラウンド・スクリーニング」体制を採用している。これにより、意図しない生理活性を見落とすことなく、新しい開発へとつなげることができる。例えば、同社が発明した世界初のジアミド系殺虫剤フルベンジアミドは除草剤の研究がきっかけとなった。また、水虫薬は、殺菌剤の開発中に発見されたもので、「太陽光に弱く、植物への利用は難しい」という特性から、農薬としては適さなかったものの、光が当たらない水虫には高い効果があり、製品化に至った。
 同社は、殺虫剤原体を多数保有し、業界内で殺虫剤に強いと認識されているが、殺菌剤、除草剤も開発・普及しており、同社の化合物は海外でも広く活用されている。さらに、農薬や動物薬(家畜)以外にも医薬、生物農薬、バイオスティミュラントなどの新規技術の開発にも取り組んでいる。
 農薬開発は、有効成分の合成研究から始まる。厳格化する現在の登録制度下では、16万個の合成化合物の中から、たった1個の有効成分しか製品化できないと言われている。このため、多くの合成化合物を効率的に生成するため、同社は、コンピューターケミストリーやオープンイノベーションを活用し、また自動合成装置を導入するなど多岐にわたる取組みを行っている。

試験圃場で農機やドローンも

 そして、新規有効成分の効果を調査する「生物研究」や施用法に応じて処方とその製造法を検討する「製剤研究」、作物や土壌での分解性や環境(非標的生物)を評価する「代謝・残留研究」、そして人や環境(非標的生物)への影響を調査する「安全性研究」を経て、農薬登録を申請する。
 試験圃場では、農業機械やドローンなども活用し、実際の圃場で試験を行っている。これらの施設を見学し、日本の農薬研究開発力の高さ、安全性への追及を実感した。

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Tue, 19 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[(目次機能から作成)適正価格形成 着実に 新農相に宮下一郎氏 スマ農は課題把握し法制化]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/19/9105
 政府は9月13日、内閣改造を行い、皇居での新閣僚の認証式を経て、第2次岸田第2次改造内閣がスタートした。新たな農林水産大臣には宮下一郎氏を任命した。翌14日には、初登庁。就任に当たっての記者会見に臨んだ。宮下新農相は「適正な価格形成については、1つの仕組みで解決できるものではない。一歩一歩対応を進めていくことが大事だ」などと述べた。また15日には副大臣、政務官の人事も決定。

目次

就任会見で適正な価格形成に言及

 14日に開かれた就任にあたっての会見では、「農水省の最も重要な使命は、国民に食料を安定供給することだと考えている。農業・食品産業を取り巻く情勢が大きく変化しているなか、農政の基本的な方針である食料・農業・農村基本法の改正に向けた検討が進んでいる。ふさわしいものとなるよう令和6年の通常国会への改正案提出に向け、施策の具体化などしっかり取り組んでいく。森林林業については、持続性を高め、その成長を底支えすることで、社会経済生活の向上とカーボンニュートラルに貢献するグリーン成長の実現を目指す」などとした。
 農畜産物の適正な価格形成に向けては、「先ごろ政府が決めた『食料・農業・農村政策の新たな展開方向』に基づいて、生産から消費に至る食料システムの各段階の関係者が一堂に集まって協議する場として、8月29日に『適正な価格形成に関する協議会』を設置した。協議会では適正取引を推進するための仕組みの構築に向け協議を行うとともに、適正な価格への転換についての関係者の理解、調整を図っていく。私も党の食料産業政策委員長として、この課題に取り組んできたが、非常に難しい問題だと感じている。関係者も多いし、農産物については価格安定や持続可能な生産の維持など施策も品目ごとに様々だ。一概にこの仕組みがあれば全部解決するということはないと考えているが、できるだけ早く対応しなければならないところがどこにあるのかを見出しつつ、一歩一歩対応を進めることが重要と思っている」などとした。
 スマート農業については、「農業人口、担い手の減少や高齢化とそれに伴う人手不足、環境負荷低減などを考えた時スマート農業は非常に重要だと考えている。これまで217カ所で実証プロジェクトを推進しているが、労働時間の削減、収量増大などの効果が確認されている。一方で、導入コストや使いこなす人材の不足、栽培体系の最適化、更には流通や販売など様々な課題が明らかになっている。このため、スマート農業を推進するための新技術の開発、生産・流通・販売方式の変革などの取組を推進していくため、法制化も視野に入れて検討しているところ。今の課題をしっかり認識したうえで前に進めていかなければならない」と述べた。
 宮下新大臣は昭和33年8月1日生まれの65歳。長野県出身。衆議院議員で厚生大臣や環境庁長官、防衛庁長官などを務めた宮下創平氏の長男

長野県出身、党内で農林部会長も

宮下新大臣は昭和33年8月1日生まれの65歳。長野県出身。衆議院議員で厚生大臣や環境庁長官、防衛庁長官などを務めた宮下創平氏の長男。
 昭和58年、東京大学経済学部卒業後、住友銀行入行。平成3年11月に退社後は、父親である宮下創平氏の秘書に。平成15年11月の衆議院議員選挙で父親の地盤を引き継いで長野5区から出馬し初当選。その後、6選。財務大臣政務官や財務副大臣、衆議院財務金融委員長、内閣府副大臣などを歴任。また、党内では農林部会長も務めた。

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Tue, 19 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[イーズワン ソーラーチャージャー 給電しつつ太陽光で充電]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9102  「E―700」は、電源のない屋外や、アウトドア・レジャー、非常時の電源確保手段として注目されている。
 本体に太陽光パネルを備えているので、例えば昼間の屋外で農作業中に作業する機器へ給電しながら太陽光で充電も行なうことができる。
 また、展開可能な太陽光パネルを採用したことで、コンパクトな大きさながらパワフルな発電が行える。さらに、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使うので、耐熱・耐衝撃はもちろんのこと、サイクル利用回数も2000回以上、自己放電率も月に1%と、長寿命なのも魅力だ。
 また、家庭用電源からでも充電できるので、日照不足などで充分な蓄電ができなくても安心だ。
 充電時間は、ソーラーパネルが13時間、家庭用電源が7時間。
 さらに、東京都から「令和4年度東京都トライアル発注認定商品」に選ばれており、実際に世田谷区で80台以上導入されているなど、防災対策としても多くの注目を集めている。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[デンカ 経営計画などを説明 バイオスティミュラントも]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9100  今回のイベントでは、2023~2030年度の8カ年を対象とする経営計画「Mission2030」の説明の他、様々な社会課題の解決に取り組む、同社の研究・開発とその製品を紹介した。

 
              戸谷センター長

 冒頭、挨拶と同センターの概要説明を、執行役員兼イノベーションセンター長の戸谷英樹氏が行った。同センターのビジョンとして、「多くの最先端技術を持ち、活かすことで2030年までに存在感のある研究所となる」ことを「MISSION」として掲げるとともに、研究開発を行っていくにあたり従来より受け継がれてきた同センターのDNAである「CORE VALUE」を「誠実」「挑戦」「真摯」「ニーズに合った」「継承」と、経営計画のスタートに合わせ明文化したと説明した。
 次に、経営計画「Mission2030」に関して、経営企画部課長の坂元平祐氏が業績などに触れた後、同社の新しいビジョンについて話し、パーパスとして「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」を掲げたと説明した。
 続いて、同社の開発品の説明が行われた。「バイオスティミュラント」に関しては、60年以上の実績がある土づくり肥料の固形腐植酸「アヅミン」や、液状腐植酸「アヅ・リキッド413」、「レコルト」に加えて、海外向けの「PRULA」の説明を、インフラソリューション研究部グループリーダーの飯野藤樹氏が行った。
 「レコルト」の施用区では、未施用区に比べ高温ストレスが緩和されたように観察された他、「アヅミン」の施用区では、地上部と地下部の重量が増加してNaClストレスの緩和が葉色や生育に見られる、などと発表。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[関東農機 4.2PSの軽量ボディ 新型小型管理機「さくら」発売]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9099
  新発売した小型管理機さくらK552シリーズは、2モデルをラインアップしている。「K552―SD」は、ロータリ回転が正転1段・逆転1段なので、ハンドル正位置の正転は中耕、逆転なら土揚げが前進2段の車速から選べる。
 「K552―KD」は、ロータリ回転が高低速2段なので、ハンドル正位置の中耕、ハンドル逆位置での土揚げそれぞれに適したロータリ回転数で作業が行える。
【主な特長】①前進、後進ともに2段変速なので、ハンドル、正位置、逆位置どちらでも作業負荷に応じた速度が選べ、作業効率が向上②ロータリ正転1段・逆転1段のS仕様に加え、ロータリ正転2段(高・低)のK仕様を採用。ハンドル正位置で中耕、逆位置での土揚げ、それぞれ適したロータリ回転数が選べる③直径320㎜の大径車輪により、スリップの少ない安定した作業が可能④大きなボタンを押すだけでエンジンが停止する「ワンタッチ停止スイッチ。
 「みぞほりローター」や「平畝ミニマルチ」などオプションも豊富に取り揃えてあり、野菜作りをもっと便利に、楽しく行える機械としてオススメしたい。
【主要な諸元】▽全長=1325㎜▽全幅=560㎜▽全高=940㎜▽重量=61㎏(K552―S)、60㎏(K552―K)▽ハンドル回転方式=レバーワンタッチピン式、正逆位置左右各2段▽走行速度(ハンドル正位置)=前進1.5~2.8㎞/時、後進0.9~1.6㎞/時▽走行速度(ハンドル逆位置)=前進0.9~1.6㎞/時、後進1.5㎞/時▽耕幅=300㎜。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[山本製作所 荷受ホッパから保冷庫まで 充実の調製機器群 山形農業まつりで披露]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9098


               ウィンディビルドを説明する鈴木農機事業部長                


 展示のメインとなるのはやはり乾燥機。鈴木淳農機事業部長に、HD―50VAR2の優れた特長、そのポイントを説明してもらった。
 「最新型のHD―50VAR2は試運転を自動で行う『ビルドスコープ』(セルフチェック機能)が搭載されています。稼働時期前に実施することで、不具合があった場合は詳細を確認し対応することで、安心して乾燥作業を迎えることができる。弊社のビルドシリーズは前のVAR/VMRシリーズも、SDカード(税別3000円)を追加購入いただけば、最新の機能も全て使えるようになります。弊社が誇る独自の機能です。現在好評の『おまかせ乾燥』もバージョンアップすることで全てのビルドシリーズで使えるようになります。今年は猛暑日が続き、お米では胴割れも心配されます。こんな時は低温での〝ゆっくり乾燥〟が推奨されます。『おまかせ乾燥』であれば、張込時の水分のバラツキに合わせて撹拌・乾燥・休止・仕上げまで全部自動で行うので、籾の状態に合わせて最適な乾燥ができます」と説明してくれた。
 広々とした山本製作所の出展ブースでは米の調製に関する一連の機械を展示、中央の大型モニターでは、同社ユーザーの『ライスセンターツアー』を動画で紹介していた。
 これからライスセンターを建設したいと考えている人、増設・改善しようと思っている人向けに制作したというこの動画は、そうした人たちの見本となるような優れた設計のライスセンターを見学に訪れた女性(同社広報担当者)が、素人目線で素朴な質問をし、同社営業担当がそれに回答・説明しながら、施設内を案内する形式で進んでいく。それが面白く勉強になると評判のYouTube動画だ。
 私が同社ブースを訪問した時に、流れていたのは山形県東根市の農業生産法人『株式会社ina2015』(鈴木亮吉社長)のライスセンターだった。山本製作所の遠赤乾燥機70石5台(HD―DR2)が入っている。
 まずは建屋外観。空気をたくさん使用する乾燥機の特性から、外気を取り入れる「ガラリ」の必要性を説明。建屋内に入ると、ゆったりとした空間。「ライスセンターを建設する際のポイントは将来規模を考えて設計すること」と。続いて荷受ホッパを説明。ホッパのメリットは何かとの質問には「地下ピットには短時間で荷受けできるというメリットもあるが、建築コストは高い。荷受ホッパBHLシリーズなら建築コストを抑制できる」と説明した。
 チェーンコンベアの最大の特長は途中にシャッタを取り付けられること。各施設に合わせた細かな調整が可能になる。
 乾燥された籾は放冷タンクへ(乾燥機と同じ形のCTタンクという同社独自のタンク)。昇降機が付いており、上から排出できるため、建屋を低く設計できる。「放冷タンクを使う理由は?」には「一時的にストックできるので急いで籾摺りを行う必要がなく荷受けの幅を持たせることができる」と。次に籾は粗選機を経て籾摺機へ。そして、大きさを大中で分ける米選機→石抜機→色彩選別機。ここで一連の工程が終了する。
 その後、施設の裏の集塵室、籾殻庫を紹介。ガラリの役割は乾燥施設内が埃っぽくなったり、結露を防ぐためにも重要と話す。
 また、集塵室の風力自然ダンバーは「風や埃が乾燥機に逆流するのを防ぐ。乾燥効率にも影響するので集塵室を作った場合には必須」と説明した。
 QRコードから同社の話題のYouTube動画を是非一度ご覧頂きたい。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[ヤンマーエネルギーシステム 脱炭素社会実現への実証施設 水素発電システム等 岡山試験センター内に開設]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9096
  ヤンマーグループでは、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を掲げ、自社だけに限らず、顧客の脱炭素化実現に向け、再生可能エネルギー(以下、再エネ)や水素などの環境に配慮したソリューションの開発を進めている。
 今回、ガスヒートポンプエアコン(GHP)やマイクロコージェネレーションシステム(CHP)を製造するヤンマーエネルギーシステム製造敷地内の岡山試験センターに、水素発電システムや蓄電池などのクリーンエネルギー機器の耐久試験や技術開発およびそれらを組み合わせた最適運用の実証試験を行う同施設を設置した。
 今後、既存の商品に加え、開発を進めるクリーンエネルギー機器を最適に組み合わせ、カーボンニュートラルパッケージとして顧客のニーズに合ったソリューション提案を目指す。さらに自社工場でもクリーンエネルギー機器を活用し、工場全体のカーボンニュートラル化を目指す。
【施設概要】同施設は、①実証:顧客のカーボンニュートラル化への取り組みを迅速にサポートできるよう、カーボンニュートラル関連の開発・実証試験を行うこと②認知:YESがカーボンニュートラル化への取り組みを行っていることを改めて知ってもらうこと③対話:顧客のカーボンニュートラル化への考えや課題を聞き、対話を通してともにその課題を解決していくきっかけの場とすること―を実現するため、同施設に水素発電システムを中心としたクリーンエネルギー機器を設置し、研究開発を進める。脱炭素の取り組みを検討中の顧客向けには、YESの開発の現状への理解を深めてもらう見学コースも準備している。
 ▽開設日=2023年9月1日㈮▽施設名=「YANMAR CLEAN ENERGY SITE」(ヤンマークリーンエナジーサイト)▽所在地=岡山県岡山市東区西大寺新地383―2 ヤンマーエネルギーシステム製造敷地内▽敷地面積=約1000㎡(見学者用ユニットハウス含む)。
《主な実証機器》①水素発電システム=▽水素燃料電池発電システム(自社開発中):低騒音で天候に左右されないエミッションフリーかつ高効率な電力供給を行う。複数台連結により、必要な電力量に合わせたシステム提案も可能となる▽水素混焼エンジンマイクロコージェネレーションシステム(自社開発中):実績のある都市ガス仕様のマイクロコージェネレーションシステム「CP35D2」をベースに、都市ガスに水素燃料を混合した運転を可能にした熱電併給システム。都市ガス仕様と同様に複数台連結により、必要な電力量に合わせたシステム提案も可能となる▽ドイツ2G社製水素燃料エンジンコージェネレーションシステム:需要に合わせた出力制御が可能で、水素運転による熱電供給で大型の案件にも対応する。ヤンマーの高いメンテナンス技術で、導入後のアフターサービスまで一貫して対応。水素100%専焼用と都市ガス・水素混焼用の2台を設置している。
 ②エネルギーストレージシステム(蓄電池、自社開発中)=太陽光発電や水素発電で創り出した余剰電力を蓄え、エネルギーの効率的・安定的運用に貢献する。
 ③水素製造装置=イタリアのEnapter社製水素製造装置では、太陽光発電などの再エネからグリーン水素を製造する。太陽光発電や自社開発中のエネルギーストレージシステム(蓄電池)を組み合わせることで、グリーン電力の供給、デマンドに合わせた電力の確保など効率的な再エネ運用をサポートする。
 ④エネルギーマネジメントシステム(Y―EMS)=ヤンマー製品だけでなく、天候やエネルギー需給状況に応じてさまざまなエネルギー機器を制御し、最適な機器運用を支援する。
【「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」について】ヤンマーグループでは、持続可能な社会を目指し、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進している。「GHG排出量ゼロの企業活動を実現する」「循環する資源を基にした環境負荷フリーの企業活動を実現する」「お客様のGHG排出ネガティブ・資源循環化に貢献する」という3つの課題に挑戦することで、ブランドステートメントに掲げる〝A SUSTAINABLE FUTURE〟を実現する。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[シンジェンタジャパン 小林新社長就任披露 業界関係者など220名招く]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9094  始めに、シンジェンタ社を代表し、アジア太平洋地域のリージョナルディレクター、アレクサンダー・バーコフスキー(アレックス)氏が挨拶。「本日は、皆様と我々のマネジメント展開について共有させて頂きたい。的場氏は業界に40年以上の経験を持ち、日本農業に貢献してきた。この6年間はリーダーとして非常に困難な市場環境の中も高い業績を残し、また強力なチームを作り上げた。同時に、農薬業界においても工業会の副会長として大きな貢献をしてきた。この度的場さんには代表取締役会長を受けて頂いた。引き続き重要な職務に取り組みつつ、小林氏をサポート頂く。その一環として、リゾケアのソリューションを今後も推進していく。同時に、グローバルのチームと緊密に連携し、日本のパートナー企業と様々な市場、海外市場を含むパートナーシップに貢献していく。小林氏は業界、国内外で多様な責任ある立場でのご経験を持ち、バイオロジカル、天然由来、生物農薬の分野でも幅広い経験を有しており、シンジェンタにとって貴重な存在だ。また、チームスピリットと共に顧客志向を重要視している。これらはシンジェンタの文化とバリューに非常に近しく重なる部分があり、大いに期待している」と両人のプロフィールを紹介しつつ祝辞とした。
 その後、的場会長と小林社長の両氏が共に登壇し、ジョークも交えながら就任の挨拶。小林社長は今の心境を「新しい挑戦にわくわくすると同時に、大任を賜り非常に身の引き締まる思いだ」と述べた。
 的場会長が小林社長に「外から見たシンジェンタジャパンの正直な印象を」と尋ねると「たいへん優秀な社員が多い。また大企業ということもあって非常に組織立って、プロセスもしっかりとしている。研究開発力とポートフォリオに裏打ちされた力強い、そしてとても戦略的な企業だと思う」と答えた。
 それを受け的場会長は、それは褒めすぎとしながら「シンジェンタは結構厳しいですよ」と返し、会場の笑いを誘った。「すでに3日目でその厳しさをひしひしと感じているところだ。結果責任を考えればその通りだが、それ以上にこれからどう展開していくかを考えると楽しみだ」と小林社長はあくまでも前向き。今後に期待を集めた。
 的場社長は始めに「ここにお集まりいただいた皆様には支えて頂いた6年間だった」と感謝の意を表した。小林社長から6年間を振りかえっての感想を問われると「社長業は、戦略立案・計画・実行が責務。だがそれだけではだめだ。シンジェンタジャパンのプレゼンスを内外で上げていくということが私のテーマだった。外に向けては、業界への貢献。農薬工業会の副会長として、社員も工業会の委員として積極的に貢献してきた。内に向けては国内市場の伸長が厳しい中、成長国と遜色のないプレゼンスを出さなければならない。それにはボリュームではなく、イノベーションの発信国としてクオリティでプレゼンスを上げていくべきと考えた。例えばリゾケアの技術、これは海外でも貢献できる。また、日本の農薬メーカーとの開発協力を通じて、日本と世界に貢献できると考えている」と述べた。
 小林氏は最後に「的場さんの引かれたレールをしっかりと引き継いで頑張ってまいりたい」と述べた。
 続いてJA全農の日比健常務理事が祝辞。「シンジェンタ様はコアとなる農薬事業のみならず、グローバルプラントヘルス事業として種子開発など幅広い取り組みを通じて日本農業の発展に貢献している。JAグループもシンジェンタ様と共に日本農業の発展に尽力して参ります」と述べた。
 乾杯の発声は全国農薬協同組合・大森茂理事長。「シンジェンタジャパン様は、これまで初代・ターディー社長、その想いを引き継いだ村田社長、篠原社長、的場社長と続いてきた。日本と海外の良い所を組み合わせた方針が出されていると思う。その流れの中で、新会長、新社長のもと新たにスタートされることを期待しています」と述べた。
 その後220名が参加しての祝宴。久々に再開した旧知と情報交換が行われ、華やかで盛大な宴となった。最後に、JCPA農薬工業会の小澤会長が中締めの挨拶。「的場会長が当協会の副会長に就任されて5年目となります。グローバルの最先端の情報を共有して頂きながら、日本だけでガラパゴス化しないよう様々に取り組んで頂いており感謝しています。引き続き副会長として宜しくお願いします」と述べた。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900
<![CDATA[パルサー 味や収量がアップ アミノ酸入り葉面散布肥料]]> https://www.nouson-n.com/media/2023/09/12/9093  オルガミンのキーワードは〝天然発酵〟。丸ごとの魚と糖蜜を独自技法で発酵させた上に植物が必要とする微量要素をバランスよく加えて生成。そこから抽出した天然アミノ酸が植物が本来持っている力を発揮させ、玉張りや食味向上・樹勢の強化・芽揃い向上・遅霜被害軽減、各種ストレス対応力向上などの改善に役立っている。葉の生育が変わる、色が濃くゴワゴワした葉になることで光合成が促進。それが作物を育てる原動力になっていて、1年目からこうした変化を感じる人が多いそうだ。
 使い方も1000倍希釈で防除時に混用散布(6回以上推奨)するのみ。NPKが入っていないので生育ステージを問わず、安心して使用することができる。]]>
Tue, 12 Sep 2023 12:00:00 +0900