<![CDATA[メディア]]> https://www.nouson-n.com/media/ Sat, 27 Jul 2024 13:46:31 +0900 Tue, 23 Jul 2024 12:00:00 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[高温障害などに期待 ケーツーコミュニケーションズフミン酸・フルボ酸資材]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/23/9742  「HS―2プロ」は、フミン酸・フルボ酸を同時に抽出した水溶液資材。海外から輸入される亜炭などを原料としたものは有害物質が含まれている可能性があるのに対して、同社の純粋なフミン酸・フルボ酸は、有効利用されずに廃棄された間伐材を4年かけて完熟堆肥とし、水だけで抽出して作られ、その製法は特許を取得。抽出した液は農業をはじめ、健康食品や美容、畜産に利用されて好評。
 特に、最近は、イチゴ農家からの注目度が高い。愛知県の農家は「五日おきに葉面散布を行ったところ、6月の上旬まで収穫することができ、結果として収量が増えた」、栃木県の農家は「ポットの中の苗には水分の吸収を行う新しい主根や、養分を吸う側根がびっしりと張りめぐらされているので、生育に良い影響を感じた」と、それぞれ話し、高く評価している。
【主な特長】①肥料の利用効率を上げる=キレート効果(ミネラルを含む肥料成分を掴み、吸収を促進させ流亡を防ぐ)。フミン酸は土壌中での肥料持ちが良くなり、肥料の有効利用が可能。有害物質を捕まえ吸収させないので、土壌微生物を活性化。フルボ酸は、葉面からの肥料吸収を速やかにし、栄養素の転流をスムーズにさせる②植物の生理活性を上げる=酵素活性(老化酵素を抑制)→収穫期間が延長(収穫増)、酸素供給→ミトコンドリアの活性→ATP合成促進、光合成活性(クロロフィルの増加)→日照不足対策、根圏環境を整え根の生長を促進③抗酸化機能=過剰な活性酸素種の消去機能、活性酸素除去酵素の活性化、細胞の酸化抑制(錆びつかせない)→抗老化作用。]]>
Tue, 23 Jul 2024 12:00:00 +0900
<![CDATA[エンメイプロ OPCOM製品展示 最新の植物栽培装置など]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/23/9741 【植物栽培装置グローキューブF】高効率なLED照明と先進の栽培技術を組み合わせた植物栽培装置。コンパクトな設計なので、家庭やオフィスでの使用に最適で、簡単に新鮮なハーブや野菜を栽培できる。特に、初めての植物栽培でも安心して使用できるよう、直感的な操作パネルを備えている。
【マイクログリーンホール(室内植物栽培インテリア)】室内インテリアとしても楽しめる植物栽培ユニット。スタイリッシュなデザインで、どんな室内環境にもマッチする。小型ながらも効率的な栽培システムを搭載しており、健康的なマイクログリーンを手軽に育てることができる。
【マイクログリーンライト(室内植物栽培用照明装置)】高効率LED照明とコンパクトなデザインを特徴とするマイクログリーン用照明装置。簡単な操作とメンテナンスで、家庭やオフィスで新鮮なマイクログリーンを手軽に育てられる。
 同社によると、OPCOM Farmは、最先端の技術と使いやすいデザインで誰にでも手軽に楽しめるようなインドアファーミングを目指しており、同社製品は園芸経験に関わらず、誰もが自宅で新鮮な農産物を栽培できるように設計されている。
 同社では「今年のGPECでは、こうした製品を通じて都市生活空間を緑豊かな環境に変える当社のソリューションを提案する」としている。ブース番号はK―19。]]>
Tue, 23 Jul 2024 12:00:00 +0900
<![CDATA[4商品期待を集める 三井物産アグロビジネスバイオスティミュラント]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/23/9740  「ギガフォル」は、作物が環境に適応するために自ら作る適合溶質(グリシンべタイン、プロリン)と、作物の健全な生育を後押しする各種アミノ酸、ビタミン、キャリアタンパク質を配合した資材。各成分を効果的な黄金バランスで配合し、様々なストレス発生前に事前に散布することで、健全な生育を後押しする。
 「イールダーワン」は、穀類専用で、海藻エキスと2種類の天然植物抽出物を主原料とし、光合成産物の実への転流をサポートする資材。近年の気候変動による環境ストレスを受けても、穀物収量の維持・向上が期待できる。主な特長には、①1回の葉面散布で効果を発揮②転流と栄養輸送をダブルでサポート――などがある。
 「Aminomikoto+(アミノミコトプラス)」は、植物性タンパク質を主原料としたアミノ酸入り液肥であり、極めて高濃度の遊離アミノ酸を含んでいる。主な特長には、暑さ、寒さといった不良環境状況で不足するアミノ酸を補給できる。
 「BASEUP―G(ベースアップジー)」は長期間に亘って効果が期待できる粒状のバイオスティミュラント資材。植物由来の「低分子フルボ酸」と「グルタミン酸」の相乗効果で、作物の光合成能力を底上げする。生育初期に使用することで、その後の低温や高温などの環境ストレス条件下でも安定した作物づくりを後押しする。]]>
Tue, 23 Jul 2024 12:00:00 +0900
<![CDATA[みちのくクボタ夢農業2024 近未来農業の体感 担い手、スーパー担い手へ]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/23/9739  みちのくクボタ(荻野伸充社長)は7月11~13日、岩手県滝沢市のツガワ未来館アピオで担い手、スーパー担い手向けに「夢農業2024」を開催した。広大な会場には本機50台余り、作業機約100台、関連商品約600アイテムを展示したほか今回は実演スペースに水を張った田んぼまで登場させ、実演・試乗会も行った。またアリーナではKSAS、施設園芸、営農セミナー等も行って、クボタの近未来農業がすぐそこまで来ていることを実感させた。3日間で3600名が来場した。

 駐車場から実演スペースに向かうと、圧巻の風景が広がっていた。まず目に飛び込んできたのは、雨上がりの真夏の陽光を受け光る水田。展示会場の実演ほ場でお目にかかるのは初めてだ。1枚の水田ではロボット田植機による移植作業が、隣接するもう1枚では、ハローを付けたトラクタが代掻き作業の実演を行っていた(水田ゾーン)。その奥は転作作物ゾーン。その手前の果樹関連ゾーンでは、3社のSSが到達距離も方向もそれぞれ異なる迫力ある噴霧を実演して見せた。水田ゾーンの奥にはスマート農業/乾直/土耕・高収益野菜/畜酪ゾーンに分かれて実演・試乗。
 水田ゾーンでしばらく実演の様子を見ていた花巻市の金沢克文(かなざわ・かつのり)・浩好(ひろこ)夫妻は「これからはこういう農業(スマート農業)が当たり前になっていくのだろう。こうして水田の作業を目にするとそのイメージが確かになる。これまでも乾いた地面で田植機のデモ走行や展示された作業機は数多く見てきたが、やはり、田んぼだと迫力がある」と話していた。
 金沢さんは兼業農家として夫人と二人、繁忙期には息子さんも加わり3人で、鉄コと移植を半々で3haの稲作を経営している。現在はほ場が小さいため、最新機械の導入は待っている状態。基盤整備事業が終われば5~6軒で法人化し、最新機械を入れた効率的な農業をやっていきたいと話合い、楽しみにしている。みちのくクボタの夢農業には、その時期が来た時の情報収集のため、毎年訪れていると話していた。
 ※みちのくクボタではRTK補正基地局を岩手・青森両県にほぼ完備している(石田専務)。
 大規模に繰り広げられる実演と説明、試乗‥、そしてずらりと並べられた100台を超える作業機と説明スタッフは、農家にそうした近未来の農業をイメージさせるに十分なものとなっており、「ここで農業経営の頼れる相棒を!」というみちのくクボタの熱意が伝わってきた。また、来場客を乗せて会場内を走行するグリーンスローモビリティも新しい時代の展示会を感じさせた。

 

 


 アリーナの中では、KSAS/施設園芸/小物商品/肥料・農薬のコーナー。また、農業の異常気象対策、J―クレジット、補助事業活用のポイントなど今の話題にフォーカスした技術顧問による営農セミナーが関心をあつめたほか、キッズワークショップ「トラクターモーターを作ろう!」、自社(MKファームこぶし)製ワインの即売会も花を添えた。
 荻野社長と石田専務アグリ事業本部長に話を聞いた。「今回は、TVCMのほかスーパ担い手・担い手へ向けてDMを発送、またQRコードとランディングページを活用し来場事前登録も集め、岩手第一営業部の展示会と、担い手推進部の大型農機・スマート農機の試乗・実演会を合体させて全エリアを対象に開催した。統括したのは営業企画部(伊藤達也部長)。出展機は本機50機余り、110社の協賛メーカーにご協力頂き、トラクタ作業機100台以上、関連商品約600アイテムの出展規模となった」と。また今回の夢農業の狙いを聞くと「担い手が弊社顧客に占める割合は、数で3割、売上で7割を超えるが、拠点別の展示会では目新しさが少なく、なかなか、この層を惹きつけることができていなかった。今回ここに訴求した。販売目標は全体としては敢えて設定しなかったが、それぞれが即売展示なのか、情報(顧客ニーズ)収集なのか、情報発信なのか、意味合いを考えて展示会に臨むよう指示した」。

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Tue, 23 Jul 2024 12:00:00 +0900
<![CDATA[断面から土壌を観る 緑肥作物の情報提供も 北海道土を考える会]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/22/9738  北海道土を考える会は7月10日、第47回夏期研修会を開催(本紙7月16日号既報)。各種情報提供が行われた中、ほ場断面調査を実施した。サブソイラ、ハーフソイラ、プラソイラを用い同条件で心土破砕した試験ほ場に播種した3種類の緑肥の根張りの違いを比較。帯広畜産大学グローバルアグロメディシン研究センターの谷昌幸教授がほ場の土質を理解する大切さを述べた上で「最適な機械と植物の力の両方を活かして土壌改良を行うことが作物の生産性向上に繋がる」と説明した。

  土壌断面調査の前に、雪印種苗事業本部事業統括室種苗グループで、緑肥の普及担当として全国を回っている和田美由紀氏が『緑肥利用について』と題して北海道では見られない緑肥の使い方や種類を紹介した。
 和田氏は緑肥作物の効果を①土作り②カバークロップ利用による飛砂・土壌流亡・雑草対策③景観美化・養蜂資源④バンカープランツとしての強風対策・農薬飛散防止と、4つのカテゴリーに大別。その中の土作りについて物理性・化学性・生物性の3つの側面にアプローチして土の改善を図ることが最大のメリットと説明し、緑肥作物の根がもたらす効果や導入事例を紹介した。
 各地で使われている代表的な緑肥については、北海道では畑作物の間にエンバク、青森県ではニンニクの前にソルガム、千葉県ではニンジン後にセンチュウ抑制効果としてエンバク、兵庫県では水稲の裏作としてレンゲ代わりにマメ科のヘアリーベッチが利用されて減化学肥料もしくは無肥料栽培でコメを育ててブランド化していることや、長崎県はバレイショ収穫後にソルガムを撒いて表土の流失防止を図っていることを紹介した。また、茨城県のほ場で夏のゲリラ豪雨後の水の抜け方が良い現象を確認した事例をあげ、「地上部は緑肥作物で覆われることで雑草を抑制し、鋤き込み後も根の穴が残るので透水性も維持されるなど、緑肥作物は物理性の改善に寄与する」と述べた。
 ほ場にマッチする緑肥は何かと質問を受けた際は、①目的②栽培時期③機械の観点で選択することをすすめていると言い、「最後の機械は忘れられがちで、都府県では小型のトラクタしか持っておらず、裁断機もないという農家さんも多い。お手持ちの機械に合わせて緑肥を入れられるかがポイント」などと述べた。
 続いて、農研機構の農業環境研究部門土壌資源・管理グループグループ長の前島勇治氏が土壌断面調査を行った試験ほ場のあるホワイト農場の土壌の素性や成り立ちを説明し、帯広畜産大学グローバルアグロメディシン研究センターの谷教授が 〝良い土壌の条件で最も重要なのは通気性と作物の根張りの良い土壌で、土中に酸素があることが大事〟〝土の粒子と粒子の隙間が0.1㎜以上では植物には無効な重力水になる〟といった空気と水の関係を論じた後に、試験ほ場で具体的な説明を行った。
 試験ほ場は、3本爪80㎝幅でサブソイラ・ハーフソイラ・プラソイラを30~35㎝の深さで時速2.6㎞で入れた後、ソルガム・ヘイオーツ・カラシナの緑肥作物を2月に播種。無施工区も含め、どの緑肥の根がどのように土中に入っているかを考察した。谷教授によると、心土破砕後に緑肥を撒くことで根が亀裂を閉じることを防ぎ、排水と通気を確保する緑肥栽培の利点をあげ、このほ場ではサブソイラを使った場所が横方向に亀裂が走り、隙間に緑肥の根が深くまで伸びていることが見られた点を解説。参加者は試験ほ場に入って根張り具合いなどを確認していた。「大切なのは土を調べて特性を理解すること。その上で作業機を選択しなければ逆効果になってしまうことが実感できたと思う。今後も北海道土を考える会さんとスガノ農機さんの協力を得て、作業速度を変えればどうなるかなどの実証を行いたい」と述べた。

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Mon, 22 Jul 2024 15:57:19 +0900
<![CDATA[大阪・関西万博まで約9カ月 急ピッチで建設進む 世界最大級外周2㎞の大屋根(リング)も]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/22/9737  「2025年日本国際博覧会」(以下、大阪・関西万博)が、大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で、来年4月13日~10月13日、開催される。開幕まで9カ月を切った。国際博覧会の日本での開催は「愛・地球博」から20年ぶり。準備の遅れも心配されているが、現地では急ピッチで建設が進められている。
 先ごろ、日本博覧会協会では日本専門新聞協会の記者団を現地に招き、夢洲取材会を開いた。当日は、万博会場のシンボルである大屋根(リング)を見学、西﨑一正広報部長なども出席し質疑応答も行われた。
 会場予定地の敷地面積は約155‌ha。四方を海で囲まれた会場は世界で初めて。リングの屋上からは会場内を俯瞰できるだけでなく、瀬戸内海を望むことができる。リングの建設面積(水平投影面積)は約6万㎡、高さ12m(外側は20m)、内径615m、一周は約2㎞に及ぶ。完成すれば世界最大級の木造構築物となるものだ。
 リングの下は、会期中は会場の主動線として円滑な交通空間となると同時に、風雨、日差しを遮る快適な滞留空間として利用される予定だ。当日説明にあたった大林組(リングの3分の1の工区を担当)では「設計当初は欧州産の赤松の使用が要請されていたが、ロシア・ウクライナ戦争の影響で入手が困難となったのを機に、弊社では、愛媛県産の檜を代替材として調達し、7割を福島県浪江市の集成材工場に、3割を同県郡山市の工場に加工を依頼した。かえって震災からの復興に寄与できた」と話していた。
 リングは109の多角ユニットを日本の伝統的工法である〝貫(ヌキ)工法〟でつないで円を作っている。ゆがみ防止のため金属プレート、ボルトは使用しているものの、釘は使っていない。
 その後、リングの屋上に上がった。視界が一気に開けた。9月末には3工区のリング上部が繋がる予定で、その後、植栽も行う。完成すれば、屋上は会場を俯瞰しながら、瀬戸内海の豊かな自然や夕日を浴びた光景なども望める開放的なスカイウオークになるという。

 

「未来の都市」概要 クボタは〝食と農〟を担当

 

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、このほど、業界からはクボタも参画するフューチャーライフ万博「未来の都市」(以下、「未来の都市」)におけるパビリオンの展示内容の発表第一弾として、博覧会協会が主体として実施する「共通展示」の概要を明らかにした。
 「未来の都市」は協会とクボタを含む12者の企業・団体による共同出展事業で、組織や企業、業界の垣根を超え、それぞれの知見と技術力を活かし、Society5・0が目指す未来の都市、すなわち経済発展と課題の解決を両立する、「幸せの都市へ」をテーマにしている。パビリオンは会場西側のウォーターフロントに位置し、施設面積約4800㎡と今回の万博のなかでも特に大規模なもの。
 パビリオンでは協会と協賛12者の共創による「15アトラクションの未来体験」が提供される。15のうち、3つが協会が主体の「共通展示」である「テーマ展示」「コモン展示01」「コモン展示02」であり、今回発表されたのはこれら3つの概要。このうち、テーマ展示は「Super Time Lapse~50億年 幸せの旅~」をテーマに人類が誕生してからの過去から未来につながる壮大な物語を〝幸せ〟の観点から映し出す。
 コモン展示01は「Future Life Cube~未来との対話~」をテーマに「Society5・0と未来の都市」の世界・シーンを生活者の目線で表現する。歩くと突然3D空間が見える不思議な体験ができる「3DCube」が4つ並びそれぞれにストーリーが用意されている。
 コモン展示02は「City Walker~ゆめを見た・いまを見た~」と題し、特殊なロボットの頭部に搭乗して「未来の都市」を散策。4つのロボットヘッドで多様なクリエイターが演出する未来の産業/社会を仮想体験できる。テーマの一つが食と農。人形劇の映像で生産から消費まで、安全で安定した生産や的確な材料輸送などをミュージカルで紹介する。
 なお、共通展示以外の12の「個者展示」は「Society5・0と未来の都市」「交通・モビリティ」「環境・エネルギー」「ものづくり・まちづくり」「食と農」の5つのテーマで構成され、クボタは「食と農」を担当する。これら個者展示の内容については、今年秋ごろに公表予定。

 

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Mon, 22 Jul 2024 15:55:29 +0900
<![CDATA[アグリアタッチ 3種のうね立て可能 マルチロータリー「マジック」]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/20/9735  平うね・平高うね・小うねの3作業が1台で可能なアグリアタッチ研究所=笹岡弘和社長、静岡県富士市北松野1204=の新型管理機用うね立てマルチ「多用途マルチロータリ『マジック』」が注目を集めている。工具なしで素早く組み換えられ、面倒なローター幅の変更もピンの差し替えだけ、多品目の野菜を道の駅などに出荷している生産者へオススメしたい。

  『マジック』のこだわりは簡単な組み換え。工具なしでうね形状を変更する整形部とマルチ部は4カ所の組み換えだけで多様なうね立て作業に対応。ローターもピンの差し替えでローター幅が組み替えられる〝楽ピン〟方式の考案で一台で3台分の作業を実現した。
 この他、組み換え部品の紛失を防ぐ「ストックホルダー」を搭載し、摩耗して土寄せが悪くなってうねが立ち難くなる前に交換時期を知らせる「センサーリブ板爪」の強度もアップ。ローターの配列が分からなくなっても目印プレートを一直線に組付ければOKといった、間違わないためのちょっとした機能も装備している。そして、うね高さ調整とそれに伴うマルチの調整は5段階のうね高さのピン穴に合わせて固定するだけで整地板、マルチシート、鎮圧ロールが同時に移動する「楽々一体型マルチ」仕様なので、マルチ張りも簡単に行うことができる。
 適応管理機は汎用の中型管理機(ワイドタイヤ、バランスウエイト20㎏程度)が推奨。同機で作れるうねは次の通り。
【平高うね】▽うね高さ:15・20・25㎝▽うね肩幅:17~30・75・85㎝▽うね裾幅:47~60・95(肩幅75)・105(肩幅85)㎝▽適応マルチ幅:95~135㎝。
【平うね】▽うね高さ:10㎝▽うね肩幅:65・95㎝▽うね裾幅:75・105㎝▽適応マルチ幅:肩幅65㎝の場合95㎝・肩幅95㎝の場合135㎝。
【小うね】▽うね高さ:25~28㎝▽うね裾幅:47~60㎝▽適応マルチ幅:95~110㎝。
 この他、軽量で求めやすい価格の低馬力トラクタ用整形マルチロータリ「ライトロータリシリーズ」と、小うね(丸うね)マルチを2うね同時に立てられるトラクタ用マルチロータリ「ラクーネロータリ『ダブルマルシェ』」も新発売した同社。管理機・トラクタ整形マルチや土壌消毒機などをメインとして製造販売しており、整形マルチとの併用が一般的な土壌消毒機を自社で開発しているため、ベストなマッチングを提供できるのが強み。「消毒機はユーザーの希望を取り込んだ改良を随時盛り込み現地の要望に応えたい」と同社は述べている。

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Sat, 20 Jul 2024 22:36:22 +0900
<![CDATA[ヤンマー 水素混焼率30%で EP400Gが実証運転成功]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/16/9736  ヤンマーホールディングスは7月5日、同社のグループ会社であるヤンマーエネルギーシステム(以下、ヤンマーES)が、大阪ガスおよびその100%子会社であるDaigasエナジーと共同で、ヤンマーES製の都市ガス仕様コージェネレーションシステム「EP400G」において、都市ガスに水素燃料を30%混焼する実証運転試験に成功したと発表した。

  水素混焼率30%での実証運転試験は、DaigasエナジーのCarbon Neutral Research Hub ANNEX酉島サイト(大阪市此花区)のコージェネ実験場に設置しているヤンマーES製の「EP400G」と、Daigasエナジーが構築した水素供給設備で行った。その結果既設コージェネレーションシステムをほとんど変更することなしに水素燃料を30%混焼しても都市ガスのみでの運転と同等の定格発電出力、発電効率で運転できることを確認した。
 同社では「今回の試験結果を踏まえ、水素発電システムなどの更なる技術向上に取り組んでいく」としている。
 カーボンニュートラル社会の実現に向け、Daigasグループは「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」を、ヤンマーグループは「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進している。今後も両社の強みを生かした技術・サービス開発を進め、地球規模での環境保全に貢献していく。
【実証試験概要】今回の実証運転試験は、既に都市ガス用として販売しているヤンマーES製のコージェネレーションシステム「EP400G」を対象に、Daigasエナジーが水素供給設備によって流量・圧力調整を行った水素を使用して行った。水素供給設備部分を除くハードウェアや制御ソフトを変更せずに、都市ガスのみで運転した場合と同等の低NOXと安定燃焼を確認した。
 ▽場所=Carbon Neutral Research Hub ANNEX酉島サイト(大阪府大阪市此花区酉島6―19―9)▽期間=2024年1月~6月▽対象機種=コージェネレーションシステム「EP400G」(ヤンマーES製)。

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Tue, 16 Jul 2024 12:00:00 +0900
<![CDATA[スズテック JA長野展に初出展 省力化に繋がる製品PR]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/16/9734  スズテック=鈴木直人社長、栃木県宇都宮市平出工業団地44―3=は、長野市のエムウェーブで行われる「JA農機&資材フェスタ2024」に初出展。提案するのは高密度対応播種機「TRK4000」だ。播種能力は毎時340/420箱。育苗箱の端まで均一播種を可能とする新形状の播種ローラー、土量調節の新機構等を搭載した次世代播種機を紹介する。

 【TRK4000の主な機能】①新形状の播種ローラー「ハイパーロール」を搭載し、育苗箱の端まで均一播種が可能=近年の多様な播種形態に対応するため、播種ローラーの形状を一新。うす播き、高密度播種(厚播き)問わず、より均一で、より綺麗な播種が可能になった②土量調節シャッター固定機能の追加=土量調節シャッターのハンドルを引くことでシャッターが開放し、離すと所定の位置に戻る。この機構により、土の塊などが狭まり詰まりが発生した場合、ハンドルを引くことにより瞬時に詰まりを除去することが可能になった。特に覆土作業時はシャッター開度が狭く、土詰まりが起こりやすい傾向があるため効果的である③土反射板調節機構の追加=育苗箱の形状や使用培土により、育苗箱側面への土の入りが少なかったり、こぼれ落ちる量が多かったりするが、そのような場合でも簡単に調節することが可能になった④播種量無段階調節=播種量の調節は従来の方式を踏襲。部品の交換等はなく、ダイヤルを回すだけでうす播きから厚播きまで自在に調節できる。
     ◇
 さらに、今年3月に発売開始した人工マット充填機「MJ500」も出展する。同機のポイントは、①日本ロックウール社の人工マットを自動で供給し、育苗箱へ充填することで作業の省力化を実現。これまでよりも大幅に負担が減らせる②30枚の人工マットがストックでき、余裕を持って作業を行うことができる③人工マットが無くなると、機械が全停止するので、補充作業も円滑に行える④作業状況に応じて、処理能力を2段階に切り替え可能⑤桟付き押出ベルトを採用したことにより、人工マットをスムーズに排出でき、案内パイプで排出後の人工マットを90度回転さて、ずれることなく人工マットを育苗箱に充填することで、作業者の負担を減らせる。

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Tue, 16 Jul 2024 12:00:00 +0900
<![CDATA[デリカ 新型自走マニア展示 長野フェスタでも製品披露]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/07/16/9733  同機は今年夏からモデルチェンジして発売開始した最大積載量1000㎏の小型モデルで、散布部に軽めの堆肥を均一散布するのに適したスーパービータを採用。荷箱の床板に腐食に強い樹脂ボード製を採用するなど基本機能を充実。また、主変速レバー周辺のレイアウトを改良したほか、運転席シートがピン固定になり、前後の回転が簡単になったほか、メンテナンス性もアップさせており、同機の他に積載量650㎏のDAM―66Tをはじめ、同1300~1800㎏の中型モデルをラインアップしている。
 また、長野市のエムウェーブで行われるJA農機&資材フェスタには自走マルチスプレッダの従来モデルを参考展示するほか未発表の新製品を披露する。]]>
Tue, 16 Jul 2024 12:00:00 +0900