<![CDATA[メディア]]> https://www.nouson-n.com/media/ Sat, 27 Apr 2024 20:24:58 +0900 Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9577  諸岡=茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358=は35年ぶりに社長が交代。4月1日付けで諸岡正美前代表取締役が代表取締役会長、諸岡昇前取締役副社長が代表取締役社長に就任し、4月16日にメディアを招いて就任記者会見を開催した。3代目の諸岡新社長は何事にも〝チャレンジ〟を掲げ、国内・海外への展望やモノづくりに対する意気込みを語った。また、同日付けで新体制となった役員も紹介。若返りを果たし、より能動的な集団を目指す新生諸岡がスタートした。

  35年ぶりの社長交代とあって多くのメディアが出席。取締役生産技術本部本部長の若井光浩氏が進行役を務める中、諸岡新会長、諸岡新社長がそれぞれ挨拶した。
 諸岡新会長は「先代の諸岡一雄からバトンタッチを受けたのが35年前の30歳。それから35年間、多くの方々に支えていただきながら会社運営を行ってきた。しかし私も昨年65歳を迎え、就任当初はいろいろな会合で最も年下だったが最近では一番年上になることが増え、時代の転換期を意識することも多くなり、このタイミングでバトンをつなごうと今年3月1日の取締役会で決めた」と、新会長らしく関係者への感謝の言葉を交えながら経緯を説明した。
 諸岡新社長は「新会長は尊敬する兄貴的な存在。諸岡入社後も何事に対してもチャレンジ精神を忘れず新会長の右腕になれるよう努めてきた。社長拝命は身の引き締まる思い。3代目社長として誠心誠意できることに取組み、社員のため、サプライヤー様、ステークホルダー様のためにも大役を果たしていきたい」と抱負を述べた。
 その後各社からの質問に対応。諸岡新社長は〝チャレンジと今後の展開〟について次のように答えた。「営業部門では前期で4割超えを達成した海外売上をどれだけ上乗せできるかが鍵。アメリカでは4月1日から製販一体の新体制のスタートを切り、ヨーロッパも市場が良くない中でも前期は対前年比でアップし、今期も健闘している。アジア市場も芽が出始めており、各エリア均等に海外事業の成長を目指す。モノづくり面では、新型旋回ダンプの開発が今期で終わるので、次の開発に着手する。キャリアダンプ市場以外にも我々の足回りを使った様々なカテゴリーに対し、グローバル的に伸ばしたい。国内では林業と環境機械に注力する。まずはフォワーダの新モデルを近い将来発表したい。また、木質バイオマス市場が盛り上りを見せており、燃料チップが間に合わないほど発電所建設が進み、破砕機の引き合いが増えている。タブ式のほか、横投入式のシリーズ化もチャレンジしたい。最後に部品・サービス事業。所謂バリューチェン事業で各社とも力を入れており、弊社としてまだ成長が見込める部門。粗利が良いだけに伸ばしたい。ここが大きなチャレンジだ」。
 この他、新製品の開発では、オプション化したラジコン仕様フォワーダなど一部実装化している例を紹介した上で、進行中の自社製品の電動化・遠隔操作・自動化の実現に向けた意欲を改めて示した。また、人材登用について急速な変化に対応すべく若返りを図ったことを述べ、「良い商品を作れば必ず売れる。そのために今何が必要とされているかリサーチする部署を創設し、各部門の底上げを図りたい」と述べた。
 諸岡新会長はオーナーとして持続可能な成長を支えながら地域貢献にも意欲。「龍ケ崎市と協定を結んで借り受けた本社横の土地を上手く活用したい」と目を輝かせた。
 電光石火で行動する諸岡正美新会長に対して、従弟にあたる諸岡新社長は沈着冷静で義理人情に厚い――おこがましいが、何度も取材場所や会食で同席させて頂いた中で感じた印象だ。ただ、新社長も負けず劣らずの行動派。アメリカ市場進出には大いに手腕を発揮してきた。会見では海外市場の強化と共に、林業・環境機械の注力を掲げた。フォワーダは現場から作業性向上の要求が高い製品だけに、今後の開発に期待したい。
 最後に4月1日から営業本部・生産技術本部・管理本部の3本部に、取締役直轄の経営企画室・海外事業統括室・内部統制室の直轄3室となった3本部3直轄室体制を紹介。若井取締役生産技術本部本部長は「累計8万台を超える製品を世界中に輸出するまでに成長した。次の目標は10万台」と述べ、管理本部本部長と海外事業統括室室長を兼ねる奥村広明氏は「新生諸岡の礎として会社発展を支えたい」、経営企画室部長の伊藤有子氏も「新会長新社長を支え、会社に貢献する」、内部統制室室長の佐藤賢治氏も「〝信頼を行動で示す組織づくり〟を進めていく」と意気込みを述べた。

 

   新社長を支える3本部3直轄室体制も発表した

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Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[ライスセンターツアー 山本製作所 ]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9576  ※山本YouTubeチャンネルでは過去の配信も含め視聴できる(QRコード)。
 同社では「お客様のより良いライスセンターつくりのヒントになれば嬉しいです」としている。]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[アイデック 安全講習会で講演 安全な草刈りをサポート]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9575  アイデック=伊東潤弥社長、兵庫県加西市栗田182=は、4月5日、刈払機アタッチメント『スーパーカルマPRO』を本格導入している三木造園土木(千葉県君津市)が主催する安全講習会に講師として参加した。同講習会では「安全就業の為の基礎知識の向上」と、「カルマーのメンテナンスに関する技能向上」について、2時間半の講義が行われた。

  三木造園土木は年間約300件の除草作業があり、現場の飛び石対策として2017年からカルマーを採用。長年飛び石対策として活用してきたが、効率的な作業を求める社員や新しい協力業者が、飛び石事故が起きやすい場所でカルマーを使用せず、立て続けに事故が発生していた。そうなると被害者への挨拶や対策会議、顧客への説明等で現場も事務も疲弊する。それまで飛び石事故ゼロを継続していた同社にとって、まずは基本に立ち返り、皆でカルマーを使用する意義を再確認するために、急遽全社員を対象に社員教育の一環として同講習会が開催された。前半の講義では、金属刃による事故事例の紹介や飛び石の飛散距離など、具体的な事例や数値での説明を行い、安全作業に関する多様な情報を提供し、後半はカルマーのメンテナンス方法についての説明を行った。
 三木造園土木取締役の鈴木直彦氏は、「これまでメンテナンスを行ってこなかった新しいスタッフもカルマーの構造に関心が高まったようです」と手応えを実感。カルマーは重量が重く、作業効率も悪くなるが、同社取締役の鈴木荘一氏は、「なぜ現場でカルマーを使う必要があるのかを理解すれば、その安全性を活用しない選択肢はありません。飛び石事故が発生すると、事故対応に追われ作業も止まります。目に見えないコストもかさむため、会社にとって大きな損失。造園会社にとって安全は何よりも重要な品質であり、お客様へのアピールと考えています。当社では今後もカルマーを全面的に活用し、不要な事故を撲滅していきたい」とカルマーに大きな期待を示した。
 『スーパーカルマーPRO』は上下刃逆回転ハサミ方式で石跳ねやキックバックが非常に少なく、際刈りや、人・車の多い場所でも安全に作業ができることから、農業、造園業者、建設業者など幅広く使用されており、行政が公園や道路、公共施設などでの使用を推奨する地域も増加している。

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Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[ビコンジャパン GPS連動型スマート農機 畑作「三種の神器」 機能拡張しより使いやすく]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9574                iXterシリーズ

 

GPS連動型スマート農機は、コスト削減や作業効率の向上、人手不足の解消、そして環境への配慮という面で、今日ますます求められている。その中でビコンジャパン=古田森社長、北海道千歳市上長都1121―2=が提供し、北海道で広く導入されているビコン社製のGPS連動型スマート農業作業機「三種の神器」が、機能拡張して更に使い勝手が向上した。

【ビコン直装スプレーヤiXterシリーズ】

 

GPS制御で精密散布を実現する同シリーズ。高圧循環システムiXflow―e、ノズルコントロール、散布しない部分のみの散布停止を可能にするスポットスプレー機能に加え、今シーズンからは「ツインフィルシステム」が新たに追加された。これにより、フロントタンクと連動し、ガイダンスに従って薬液を導入することで、正確な濃度の薬液を効率よく両タンクに充填することができ、撹拌時間の短縮や散布ムラの軽減が可能になる。


【ワイドスプレッダGEOSPREADシリーズ】

 

『より遠くへより正確に』をモットーに、高価な肥料を最低限の量で最大限の効果を出すべく、正確に散布するビコン・ワイドスプレッダ。GPS連動により肥料使用量を削減するセクションコントロール機能で知られているGEOSPREADシリーズに今シーズンから、直感的操作が可能な新しいソフトウェアを搭載した。新機能として、肥料を追加する際に必要な量を表示する「フィリング機能」や、肥料の種類ごとに散布設定を最大12種類まで保存できる機能が追加された。これにより、より簡単かつ正確に散布設定を行うことが可能に。高価で大切な肥料の無駄撒きを防げると高い評価を得ている。また、可変施肥マップを使用した品質の均一化を実現する可変施肥については、より細かいグリッドでも8点感知で可変制御を行えるマルチレートコントロールを利用して、高品質な生産を目指すユーザーが増えている。

 


【ビコン真空播種機マルチコーンシリーズ】

 

GPS制御のハイテクシーダーに、高速播種バージョンSXモデルが加わった。SXモデルは、高速圧送式シーディングハートを採用しており、種子にダメージを与えずに搬送が可能で、最高作業速度は毎時18㎞に達し、作業効率が大幅に向上。GPS連動のセクションコントロールにより、重複播種を防ぎ、種子の無駄遣いを減らし、均一な作物成長に貢献する。さらに、可変播種機能を使用して、地力データに基づいた播種量の自動調整が可能。条間調整は油圧式テレスコピックフレームにより、45㎝から80㎝まで簡単に調整が可能。
 これらのスマート技術の導入で、作物の品質向上、作業効率の向上、コスト削減、そして農業の持続可能性の向上など、多方面にわたるメリットがある。同社では肥料・農薬散布・播種関連機器から土耕機関連、牧草関連まで、精度の高い海外でも定評ある製品情報をWEBで提供。〝スマート農業は一日にしてならず〟の考えのもと、最新技術のサポート力向上にも努め、より良い食料生産システム構築の貢献を目指している。

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Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[技術光る果樹経営者たち こまめな温度管理で 生育差小さく作業効率も向上]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9573 【農産局長賞=高山知己・育子氏(大阪府太子町)】高山知己氏は、会社勤務を経て平成11年に父の農業を手伝うために就農。現在太子町内の5カ所に点在する計105aのぶどう園を夫婦と長男の3人で営んでいる。大阪はデラウエア中心の産地だが、高山氏はデラウエア以外にも巨峰、ピオーネ、シャインマスカットといった大粒ぶどうの栽培にも力を入れている。また、少ない人数で栽培を行うため、加温栽培と無加温栽培を組み合わせることで作業を分散。加温が合計45a(デラウエア、巨峰、シャインマスカット)、無加温が60a(デラウエア、巨峰、ピオーネ、シャインマスカット、その他)で、全て施設栽培となっている。
 知己氏の父親は大阪府「農の匠」に選ばれており、高い栽培技術が必要なデラウエアの超早期栽培に取り組むと同時に、巨峰やピオーネといった大粒系ぶどうを先進的に取り入れていた。当時の出荷先はほぼ全量、JAを通じての市場出荷。
 知己氏は就農後、父から栽培技術を学ぶと同時にデラウエアや巨峰のさらなる早期出荷技術に取り組んだ。また、ぶどう園を新規に開園するとともに、太子町内に当時は少なかった個人経営のぶどう直売所を開店。現在の売上の大半は直売所での販売が占めている。味の良さに加え、来店客が楽しんで買い物できるよう、直売所に常に複数の品種が並ぶようにするなど工夫をしている。
 現在は直売所での販売が約7割、JAを通じた市場出荷が3割となっており、直売所でぶどうが途切れなく販売できるように、品種構成や作型の割合を考えている。
 傾斜地の多い高山氏のハウスは「波状型ハウス」と呼ばれるぶどう棚とハウスが一体化した構造となっているもの。波状型ハウスは斜面や不整形地でも設置可能なハウスであり、設置費用もアーチ型の半分程度で済む。また、傾斜地のハウスでは暖気が上の方にたまりやすいので、ハウスの途中にビニルシートで小部屋状の仕切りを作り温度が均一になるよう調整。状況に合わせて仕切りの位置を移動させ、暖房機のダクト配置を変えるなど、こまめに調整を行っており、温度管理が非常に丁寧。このため、ハウス内の温度差が少なくなり、生育の差も小さくなり、ジベレリン処理が一斉に行えるなど作業効率も良くなっている。
 栽培の省力化に向けてはハウス3棟(計43a)に自動開閉装置を導入。これにより、ハウスの開閉にかかる労力を大幅に省力化できると同時に更に細かな温度管理の実施が可能となった。
 高山氏の農地は広く散在していることから、農地集約を行い、効率化することが長年の目標。現在も散在状態だが、自動換気装置を導入することでさらなる省力化を目指すこととしている。
【全国果樹研究連合会会長賞=松田博喜氏(宮崎県日之影町)】松田氏は、ハウス完熟きんかんが13a、ゆずが50aを本人と父、臨時雇用職員で管理。きんかん栽培は繁忙期が9月(摘果作業)と1~3月(収穫作業)だが、摘果は8月から粗摘果、本摘果、仕上げ摘果と段階を踏んで作業することで雇用に空きの期間が生じないように工夫し、作業量の平準化を図っている。また、毎日ハウスを見回り、生育状況を細かく確認。作業の進捗状況や生育ステージを踏まえたうえで作業計画を立て、効率よく栽培管理を行っている。
 日之影町は、県内の他産地と比べると気温が低いうえ、日変化も大きく温度管理が困難なことから、他産地より出荷が遅れる傾向にある。そうしたなかでも、松田氏は①周年の適正温度管理(天窓の自動開閉機能や加温機を用いた施設温度管理)②低樹高化による作業の効率化、品質向上③早期剪定による次年度栽培の早進化④早期摘果による果実肥大促進⑤周年の病害虫・施肥管理⑥夏期の遮光資材導入による樹勢維持⑦地域内雇用労働力の活用による作業の効率化に取組み、適期適作業を着実に実施することで高品質果実の早期出荷を実現。高単価で安定した農業経営につなげている。]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[持続可能な森林管理へ 農林中金が7案件の助成決める ]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9572  ▽苫小牧広域森林組合(北海道)=ICTを活用した被災森林復興~スマート林業Atsumaモデルの構築~▽遠野地方森林組合(岩手)=松くい虫被害地の森林機能の再生―「銀河鉄道」の彼方に輝く「アカマツ林」―▽大崎森林組合(宮城)=鳴子温泉「雫の森」再生プロジェクト▽西白河地方森林組合=山林火災からの速やかな森林再生~AI搭載型UAVを活用した早期省力調査方法の確立~▽ぬながわ森林組合(新潟)=公図未整備地区における荒廃民有林「東中千本スギ」再生事業▽能登森林組合(石川)=未来へつなげる林業遺産~「県木アテ100年の森づくり」モデル事業~▽大阪府森林組合(大阪)=クヌギ林とクリ林の育成による「広葉樹林業」のモデル構築~大都市近郊の豊かな生物多様性を育む里山を未来につなぐ~。
 採択された案件のうちぬながわ森林組合では、所有者の山離れや境界不明などにより荒廃化した「東中千本スギ」について、航空レーザー計測・解析を行い、実態に即して現存する和紙図の調整・解析に基づく、森林地番想定図の作成を通して、所有者の合意形成、作業道等路網整備を行い、木材生産機能などの回復を図り、地域の持続可能な森林管理の仕組みを作ることとしている。]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[露地野菜可変施肥等 新規10課題を採択  戦略的スマート農業技術開発改良]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9571  生研支援センターでは、スマート農業技術の開発が必ずしも十分でない品目や分野において、解決すべき技術課題の技術開発や改良を支援する「戦略的スマート農業技術の開発・改良」の公募を実施。21課題の応募があり、審査の結果10課題の新規採択を決めた。
 新規採択された課題は次の通り。課題名、研究代表機関名の順。
 ▽露地野菜の生育斉一化のためのデータ駆動型可変施肥システムの開発(農研機構)▽梨の省人・省力に資する自動選果ロボットの開発と栽培・収穫・流通までの一連運用体系の構築(鳥取中央農協)▽果実選別の経験と勘を可視化する装置の開発と普及(千葉県農林総合研究センター)▽AI・画像処理・ドローンを用いて授粉を行う果樹栽培支援システムの研究開発(㈱国際電気通信基礎技術研究所)▽子豚の非接触生体モニタリングを通じた豚舎環境最適化(鹿児島大学)▽肉牛の画像センシングによる発情および疾病検知技術の開発(高知大学)▽鹿児島県曽於市画像解析による肉用牛子牛疾病予兆発見AIプロジェクト(鹿児島大学)▽中小規模花き営農に対応したスマート花き計画生産技術と装置の開発(農研機構)▽食品ロス軽減のためのカキ果実の日持ち性AI判定装置の開発(岐阜大学)▽施設園芸のグリーン成長戦略を指向した低コスト型スマートCO2施用を核とするブリッジテクノロジーの開発と多品目への展開(農研機構)。]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[「見える」と「見えない」で大岡裁き サタケニュースレター]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9570  着色粒を選別するには「可視光(目に見える光)≒色」の利用で良かったのですが、現在ではさまざまな原料に対応するため「不可視光(目に見えない光)」を用いることも多くなりました。具体的には近赤外線(NIR)を使うのですが、いずれにしても「色(色彩)」だけではないので「光選別機」と統一して称するようになりました。
 ちなみに、色の三原色は「黄(Y)」「赤紫(M)」「青緑(C)」で、これらをすべて混ぜ合わせると「黒」になります。一方、光の三原色は「赤(R)」「緑(G)」「青(B)」で、同様に混ぜ合わせると「白」になります。とても面白い現象ですね。
 ひょっとして「色」と「光」を使っている光選別機だから、大岡越前よろしく「白黒をつける名裁き」ができているのかも…。
宗貞毅]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[農研機構 AIで収穫適期予測 1度の空撮画像で簡易に]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9569  スイートコーンは収穫後の品質低下が著しい作物として知られており、計画的な収穫作業が望まれている。
 ほ場全体を機械で一斉に収穫するためには、収穫前にほ場全体を対象に適切な収穫日を予測する必要があるが、現在スイートコーン生産者は広大なほ場のごく一部からサンプルを収集し、収穫適期を判断している。しかし、サンプル収集作業は生産者の大きな負担となっていること、数本のサンプルからでは収穫適期の判断ミスが生じ歩留まりが低下する可能性があること、収穫日の決定が収穫直前になってしまうことなどにより計画的な収穫作業を行えないことに課題があった。
 そこで農研機構は、ドローンによる空撮画像から、物体検出AIによりほ場全域でのスイートコーンの生育状況を評価。その上で農研機構メッシュ気象データを連携させてスイートコーンの収穫適期が推定できる技術を開発した。
 同技術は、収穫約1カ月前の開花前後の雄穂抽出期から絹糸抽出期にほ場でドローン空撮を1度だけ行うことで、スイートコーンの収穫適期が予測できるというもの。予測には、ドローンでほ場を均一に空撮した画像のほか、ほ場の位置情報、品種情報が必要。これらの情報を新たに開発した収穫適期算出用アプリケーションの「スイートコーン収穫適期予測ツール」に入力する。ツールは①ドローン空撮画像から雄穂検出AIを用いて開花段階を推定することでほ場の生育状況を解析する「開花段階推定ステップ」②前ステップの結果から絹糸抽出日を予測する「絹糸抽出日予測ステップ」③ほ場の位置情報(緯度・経度)から農研機構メッシュ農業気象データを取得し、収穫適期を算出する「収穫適期予測ステップ」を経て、予測収穫適期(約5日間)を出力する。これによりほ場規模にかかわらず収穫約1カ月前にはほ場1筆単位の収穫適期が予測できるため、計画的に収穫作業を行うことができる。
 同技術は現時点では北海道における代表的な品種の「恵味スター」を対象にしているが、2024~2025年度には農業現場に適した導入形態について調査し、現地ほ場で試験を行い他の品種についても検討する予定。]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900
<![CDATA[「JA農業機械大展示会」 7月5~6日静岡・吉田町の吉田公園で]]> https://www.nouson-n.com/media/2024/04/23/9568  今回は、20社が出展(予定)。会場にはトラ・コン・田はもちろんのこと、ラジコン草刈機や各種茶関連機械など、静岡農業の発展に貢献する多種多様な機械・資材が展示。「もっと楽に」「もっと快適に」「もっと能率よく」作業できる様々な資機材等の提案が行われる。
 また、中古農機抽選販売コーナーも設けられる。抽選応募受付は7月5日から6日13時までで抽選結果発表は6日13時30分から。
 入場無料で両日とも9時から15時まで。雨天決行、駐車場有。また来場者にはもれなく記念品をプレゼント。小学生以下の来場者はガラガラ抽選会にも参加できる。]]>
Tue, 23 Apr 2024 07:00:00 +0900