林野庁が森ハブ・プラットフォーム開設
林野庁は9月4日、「森ハブ・プラットフォ―ム」を開設、参加企業・団体の募集を開始した。 林野庁は、令和元年に策定した「林業イノベーション現場実装推進プログラム」を着実に推進するため、令和3年度に林業イノベーションセンター(森ハブ)を設置し、様々な取組を進めてきた。 今回、その成果を踏まえ、これまで林業に携わってきた事業者等と新たな技術や視点と森林・林業分野への高い関心を有する異分野の事業者等が集ま...

林野庁は9月4日、「森ハブ・プラットフォ―ム」を開設、参加企業・団体の募集を開始した。 林野庁は、令和元年に策定した「林業イノベーション現場実装推進プログラム」を着実に推進するため、令和3年度に林業イノベーションセンター(森ハブ)を設置し、様々な取組を進めてきた。 今回、その成果を踏まえ、これまで林業に携わってきた事業者等と新たな技術や視点と森林・林業分野への高い関心を有する異分野の事業者等が集ま...
とくしま林業アカデミーを卒業後に徳島市内から現在の徳島県美馬市木屋平の林業会社・ウッドピア=松家貞夫代表取締役、徳島県美馬市木屋平字弓道298=に入社して5年目の桝谷征希さん(34歳)。入社と同時に会社から80mほどの場所にある2階建ての物件が空いていると薦められて移住。「正直、徳島市内より居心地がいい」と笑った。 地元の大学を卒業して建設機械・資材の販売、レンタル、修理を手掛けいる徳島市内の企業...
国土緑化推進機構はこのほど令和8年度の全国植樹祭及び育樹祭の開催地を決定した。第76回全国植樹祭は愛媛県、第49回全国育樹祭は和歌山県で開催する。なお、すでに決まっている今後の予定として、植樹祭は令和6年が岡山県、令和7年が埼玉県。育樹祭は令和6年が福井県、令和7年が宮城県となっている。 また、令和9年の第77回全国植樹祭は奈良県での開催が内定した。 育樹祭においては、毎回記念行事として、森林・林...
イワフジ工業=有吉実社長、岩手県奥州市水沢字桜屋敷西5―1=は、新型フォワーダ「U―3Eシリーズ」2機種を発表し、4月から受注を開始した。新シリーズは、従来機の基本性能をそのままに、環境性能を一層向上。また、荷台の床板に強靭なスウェーデン鋼の使用や走行スプロケットの分割化など、現場で必要な耐久性・作業性もアップさせている。 近年では造材機の能力がアップし、高性能なフォワーダが待望されている。そうし...
「第1回四国林業機械展示・実演会in内子町」が8月19日(土)・20日(日)、愛媛県内子町小田深山の千年の森公園大駐車場と周辺森林で開催する。主催はワンフォレ実行委員会。 担い手不足が深刻化する林業の現場を知ってもらうための子供向け林業学習型イベント「ワンツーツリーフォレスト」を2017年より開催していたが、現場で活躍する高性能林業機械やICT技術の導入といった最新技術を披露する場として実施するも...
「全てを任せられる存在に」と目を輝かす今回訪ねたのは、那須町森林組合=三森康雄代表理事組合長、栃木県那須郡那須町大字東岩崎山根289=で林業歴9年目を迎えた三森翔さん(34歳)。埼玉県出身で、少年時代はサッカーに明け暮れ、Jリーグチームのジュニアユースでキャプテンを務め、年代別の日本代表候補になったことも。将来有望だったが高校に入ってからのケガが原因で思い通りのプレーができず、サッカーの道を諦めた...
林野庁は、このほど令和4年木材統計をまとめた。 素材需要量は対前年比13万1000㎥(0・5%)減の2595万4000㎥となった。このうち、素材需要量の約6割を占める製材用は同28万7000㎥(1・7%)減の1636万3000㎥だった。なお、合板等用は同5・1%増の535万5000㎥、木材チップ用は同2・4%減の423万6000㎥となっている。 一方、素材供給量のうち、国産材は同23万5000㎥(...
(写真説明)約50㏄の水を噴射して苗を確実に投入松本システムエンジニアリング=松本良三社長、福岡県糟屋郡篠栗町和田5―2―25=は5月14・15日に大分県日田市で行われた林業機械展に出展。ハイブリッドハーベスタ「トリケラ」などと共に展示・稼働させて話題になったのが開発中の植栽機「テリジノロボ」だ。自動で掘削・苗投入・転圧まで30秒で行う。傾斜地を平らにして植栽する点に驚いていたそうだ。 伐倒造材機...
双日マシナリー=東京都千代田区丸の内1―6―1丸の内センタービルディング=は、間伐用素材生産システム「KETO―150KARATE P」の普及を進め、林業界の期待を集めている。 「KETO―150KARATE P」は、進化し続けるKone―Ketonen社の次世代ハイブリッドハーベスタプロセッサ。さらに高い造材力を実現し、今年に入っても引合いが増え、普及台数が増えている。 同社は、林業先進国の北欧...
(写真説明)成田空港で記念撮影に応じた日本代表チーム 2023年4月19日~22日までエストニアのタルトゥで開催された第34回WLC(世界伐木チャンピオンシップ)で待望の日本人メダリストが誕生した。岡田望選手(青森県・ウッドホープ/ハスクバーナ572XP使用)は女性クラスの丸太合せ輪切り競技で金メダルを、髙山亮介選手(長野県・矢守産業/ハスクバーナ572XP使用)はU―24(ジュニアクラス)の同競...
大きな故障が少なく高い信頼性で実績を伸ばしているのが新宮商行=坂口栄治郎社長、所在地:北海道小樽市稲穂2―1―1=が取り扱うフィンランド・ポンセ林業機械だ。13t~16tクラスのベースマシンに対応するハーベスタヘッドH6は間伐から主伐、造材作業などさまざまな用途に対応して好評。今年1月からHH360ローテータ仕様を販売開始した。 ポンセ林業機械はハーベスタヘッド、ハーベスタコンプリートマシン、フォ...
案内されたのは福島県浜通り地方の皆伐現場。伐採が終わりさっぱりした現場は爽快な気持ちにさせる。この現場の班長を務めたのが今回の主人公・野崎守さん(33歳)。「皆伐は伐って出しての繰り返しで時間と量の勝負。やり終えた後の達成感はたまらないですね」と語った。 野崎さんが勤めるサンライフ=水野喜文社長、福島県石川郡古殿町大字松川字陣場7=のある古殿町近隣は昔から林業が盛んな地域で、今も基幹産業として多く...
諸岡(諸岡正美代表取締役CEO)は、2月7日~10日、阿見町の同社試験開発・デモセンター(AMIデモセンター)で2年ぶりに新製品発表会を開催した。発表したのは8mリーチのグラップルローダ搭載フォワーダ、タブグラインダー式木材破砕機2機種、電子制御化した新型キャリアダンプ4機種。破砕実演や試乗体験を行い、進化した能力を披露した。 諸岡=茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358=は昨年12月にサプライヤー企業...
茨城県はこのほど、令和5年の育樹祭の日程の詳細を決定、併催行事の森林・林業・環境機械展示実演会については、11月12日㈰・13日㈪の2日間、茨城県ひたちなか市の茨城県笠松運動公園で開催されることを明らかにした。そのほか、育樹祭と関連行事の日程は次の通り。【育樹祭】▽お手入れ行事=11月11日(茨城県水郷県民の森(潮来市))▽式典行事=11月12日(アダストリアみとアリーナ(水戸市))。【併催・記念...
林野庁は2月9日、オンラインで令和4年度スマート林業構築普及展開事業の成果報告会を開催した。 報告会では、はじめに林野庁森林整備部計画課首席森林計画官の松本純治氏が挨拶。「林業の現場では、生産性の向上や労働災害の低減などの課題が山積。従来の施業方法の見直しも含め、林業イノベーションを進めていくことが必要であり、平成30年度からスマート林業実践対策を実施してきた。対策は今年度で一区切りとなるが、来年...
林野庁と林業機械化協会主催による「令和4年度林業イノベーション推進シンポジウム」が2月8日に東京都江東区の木材会館大ホールで開催された。 会場とオンライン視聴のハイブリッド形式で行われ、自治体や素材生産業者、森林組合など併せて約600名が参加。今年度の先進的林業機械緊急実証・普及事業成果報告をはじめ、林業イノベーションハブセンター(森ハブ)に関するパネルディスカッションなどを実施。会場参加者には終...
新宮商行(坂口栄治郎社長)は、小樽本店(北海道小樽市稲穂2―1―1)にあった林業機械部のオフィスを市内の銭函工場に移し、今月から本格的な業務をスタートさせた。日本総代理店のフィンランド・ポンセ高性能林業機械の更なるサービス充実を図るのが目的で、部品の早期発送や技術トレーニングの充実といったアフターフォローを強化していく。 ポンセ高性能林業機械はハーベスタヘッドが適応ベースマシン13t~20tまで6...
緑産=小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名3334=は1月24日、北海道函館市にある函館市民会館で「木質地域資源利用と熱利用セミナー」を開催した。自治体や林業関係者が出席した中、Herz社木質バイオマスボイラーの特長などを紹介した上で、木質バイオマスボイラーの基礎知識や、当別町の地産地消の取り組み事例の発表などが行われた。2025年のゼロカーボン実現にむけた具体策の一つとして、再生可能エネルギ...
静岡県林業技術者協会天竜地区林業技術者協会が1月20日、浜松市天竜区佐久間町浦川の民有林間伐現場で現地検討会を行った。会員が所属する企業フォレストテクニック(吉良達社長、静岡県浜松市北区)が諸岡製フォワーダにラジコン機構を搭載した特注機を昨年秋から現場に投入し、作業効率改善に役立つことから披露したもの。丸太の積み込み作業の際にフォワーダとグラップル仕様機を何度も乗り降りせずに済み、「安全面でも貢献...
アドイン研究所=佐々木浩二社長、東京都千代田区紀尾井町3―6=は12月22日、今年1月に発売する「OWL―AR」を用いた森林ナビゲーションシステムの実演会を東京都青梅市の林業現場で行った。同社は森林3次元計測システム「OWL(アウル)」を開発。ボタンを押すだけで胸高直径や樹高・曲がり・材積はもちろん、位置図や三次元点群など多彩な情報が得られ、〝現場の見える化〟に役立つことから、累計で150台が導入...