未利用材活用へ 緑産から新型「アクスター」今春発売
未利用木質資源の有効活用法の普及に注力する緑産(小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名3334)。タワーヤーダや破砕機・選別機等の林業及び燃料製造製品からバイオマスボイラー等の利用機器まで、未利用材を有効活用する一連のラインアップを揃え、幹材や林地残材、根株といった難材の低コストチップ化等の最適なプランニングを行っている。

未利用木質資源の有効活用法の普及に注力する緑産(小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名3334)。タワーヤーダや破砕機・選別機等の林業及び燃料製造製品からバイオマスボイラー等の利用機器まで、未利用材を有効活用する一連のラインアップを揃え、幹材や林地残材、根株といった難材の低コストチップ化等の最適なプランニングを行っている。
イワフジ工業(川崎智資社長)が高出力と環境性能を両立した次世代フォワーダとして発売したのが「U―6Eシリーズ」だ。林業専用に開発した足回りが抜群の運材性能を発揮。1号機が北海道内で活躍している。また、昨年末に油圧ショベル搭載型下刈り・枝条粉砕機械「M―85」ロータリークラッシャーの実作業動画を公開。視聴回数を増やしている。
刈払機やヘッジトリマの代わりに道路、河川などの維持管理や草刈り、剪定ができることから好評を得ているのが、石禮工業=高知県高知市長浜6283―13=の油圧ショベル装着式草刈剪定機CBシリーズ(チェーンバリカン)だ。作業者の負担を軽減しつつ安全でより大きな作業性能の実現を目指して開発された同機。柔らかい草から竹、樹木の枝に至るまで高い作業能力を実現。高い耐久性と容易なメンテナンス性も両立している。
革新的な製品を提供し続ける松本システムエンジニアリング(松本良三社長)の最新機ハイブリッドハーベスタ「トリケラ」が話題を集めている。その同社では画期的なロングアーム伐倒機「ブラキオEX」を開発中。ベース機のアーム先端に取り付けるだけでロングアーム機になるのが最大の特長で、伐倒現場の安全を向上させる製品として作り込みを進めている。
林内作業を快適に行うために、トラック搭載型クレーン大手の古河ユニック=東京都千代田区大手町2―6―1=が開発したのが、林業用のグラップルローダUFシリーズだ。 グラップルローダとは、玉切りした原木をフォワーダに積み降ろしする際に使用する折り曲げ式クレーンに似た林業用機械。 同シリーズは木質バイオマス利用が活発化する日本の林業環境を見据えて設計しており、作業半径6.2mのリーチやストレスを感じさせな...
諸岡(諸岡正美代表取締役CEO)が、新商品として自走式横投入型木材破砕機「MRC―3000」、フォワーダ「MST―1500VDL」を発表した。共に排ガス4次規制適応エンジンを搭載。特に諸岡初の横投入型破砕機は、これまで培ってきた破砕技術を進化させ、今後も木質バイオマス利用の活性化に貢献する強い姿勢を示す渾身の製品だ。
全国森林組合連合会(東京都)は1月13日、「林業経営力強化シンポジウム~林業経営体の経営力強化に向けた経営層の役割~」(森林施業プランナー協会共催)をWeb形式で開催。変化のめまぐるしい国内外情勢の中で、最新のスマート林業も絡め今後の林業経営はどうあるべきか、参加者が議論を深めた。 戦後、拡大造林を続けてきた日本の森林資源の多くが充実期を迎え供給量が増大する中、森林を伐採し「活用する」発想への転換...
全国森林組合連合会は1月30日、オンラインで林業就業相談会「森林(もり)の仕事ガイダンス」を開催する。 相談会は、新たな林業の担い手の確保・育成を目的に、森林・林業に関心を持つ人を対象に実施するもの。当初はオンラインでのオリエンテーション、予約制による会場での相談対応のオンラインプラスリアルのハイブリッドスタイルで実施する予定だったが、このほど政府が1都3県を対象とする緊急事態宣言が発出されたこと...
自走式選別機・破砕機をはじめとした環境機器を販売して国内トップクラスの販売実績を確立しているリョーキ環境機器事業部=広島県東広島市志和流通1―67=は、高速木材シュレッダーなど、木質バイオマス利用に有効な製品の普及に推進している。ウィルバルド社製の高速木材シュレッダー「シャーク/EP5500」もその一つ。各地の展示会でデモを行い、その高い生産能力で注目を集めている。
林業現場は携帯電波の通信圏外で作業することが多い。そうした林内での情報共有ツールとして注目されているのが、BREAKTHROUGH(ブレイクスルー)=北海道札幌市中央区南2条東2―16=の現場用マッピングアプリ「Soko―co FOREST(ソココ・フォレスト)」だ。
近年存在感を高めているのがコベルコ建機=尾上善則社長、東京都品川区北品川5―5―15=の林業ベースマシンだ。狭小地での施業に適した5tクラスから大径木作業に能力を発揮する17tクラスまで多様な用途に応じた林業仕様機をラインナップ。ニーズに応じたロングリーチグラップル仕様やスイングヤーダ仕様等のカスタム製品実績も多岐にわたっており、「ユーザ現場主義」の思想を原点にした林業機械の製造販売を展開している...
ヒアブHiVision(ハイヴィジョン)は悪天候の時に凄さがわかる――というので昨年12月末にHiVision搭載トラックを2台保有する古里木材物流=岩手県盛岡市東見前6地割37―1=に伺った。当日は冷たい雨が降り、メモを取る指がかじかんでしまう程であったが、積み込み作業を運転席からスイスイという表現が的確なように行っていた。「氷点下の世界では、どんなに防寒対策をしても冷静な気持ちで仕事するのは無...
素材生産・造林等森林管理・産業技術開発事業などを手がけている藤興業=秋田県由利本荘市東由利舘合字五海保2=が開発したのが、伐倒補助装置「ガイドレーザー」と角度指示器付水平器「ガイドレベル」。共に現場目線で労働災害・死亡事故の高い原因となる『かかり木』を撲滅するために開発した製品として熱い視線が注がれている。
アタッチメントメーカーから〝良く動く〟と称賛されているのが、住友建機=数見保暢社長、東京都品川区大崎2―1―1=の13tクラス林業仕様機「SH135X―7」だ。同機は油圧回路、油圧配管を大幅に見直し、どのハーベスタメーカーのヘッドでもストレス無く稼働させるのが強み。オートアクティブソーモードの標準装備など、数々の現場の声をカタチにした同機は、各地の現場で活躍している。
北海道林業機械化協会(松原正和会長)は、1月29・30日に北海道釧路市阿寒町布伏内で開催を予定していた「北海道ミニ林業機械展示・実演会2021in釧路」について、中止することを発表した。 同展示・実演会は北海道内でのスマート林業普及を目的に出展メーカーと協力して準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、11都府県に緊急事態宣言が発出されたことに加え、北海道でも中対策期間の延長や緊急...
農水省をはじめ、内閣府、総務省など関係7府省が共同で選定を行っている「バイオマス産業都市」について、このほど、新たに北海道湧別町、秋田県大潟村、三重県多気町、三重県南伊勢町の4町村が選定された。 バイオマス産業都市とは、原料生産から収集・運搬、製造・利用まで経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした環境に優しく災害に強いまち・むらづくりを目指す地域で平成2...
林野庁はこのほど開いた第5回「今後の路網整備のあり方検討会」で報告書(案)を説明した。森林の適切な管理と林業の成長産業化にとって路網整備は重要だ。今後の路網整備について①長期的な路網整備計画の策定②木材の大量輸送への対応③作業システムの進展・普及への対応④災害に強い路網整備⑤森林土木技術者の人材不足への対応⑥路網整備事業の適切な指標・目標の6つを同検討会の論点に設定し論点毎に検討会における意見とこ...
イワフジ工業=川崎智資社長、岩手県奥州市水沢字桜屋敷西5―1=は昨年12月18日、林業における架線集材の自動化を目指し開発を進めている「架線式グラップル」の実演会を和歌山県田辺市内で開いた。急峻な山から切り出した木材の集材作業を遠隔操作で行う画期的な技術。最新のAI技術を組み込むなど改良を重ねており、今年度中の実用化を目指す。
諸岡(諸岡正美代表取締役CEO)は、12月7日~11日まで2021年に発売予定の商品を中心とした商品発表会を開催した。同社国内初の電気制御式全旋回キャリアダンプ3機種に横投入型木材破砕機、特定特殊自動車排出ガス規制の2014年基準に適合のフォワーダ。作業性はもちろん、電気制御など次代を見据えた機能を搭載し、自社の姿勢を示していた。
緑産=小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名3334=は、切削/打撃両方式対応の汎用木質プロセッサー・アクスタ―の新型機を発売する。パワフルな6210型(430kW)と経済的な4510型(340kW)の2モデルで、幅広い素材を加工して高い評価を得ているシリーズのコンセプトはそのままに、日本国内の環境に合わせ、作業性を高めている。