北海道森林・林業・環境機械展示実演会 9月8・9日、当別町道民の森で
8年ぶりの「北海道森林・林業・環境機械展示実演会」の開催までまもなくだ。北海道林業機械化協会(三津橋央会長)主催で9月8・9日の2日間(各日とも10時~15時)、当別町の道民の森(青山中央地区)で開催される。後援は北海道、当別町。 今回は機械メーカー15社、スマート林業関係メーカー18社の合計33社と過去最多の出展社が、林業の省力・効率化につながる技術・機械・資材のほか、堅調な需要の木質バイオマス...
8年ぶりの「北海道森林・林業・環境機械展示実演会」の開催までまもなくだ。北海道林業機械化協会(三津橋央会長)主催で9月8・9日の2日間(各日とも10時~15時)、当別町の道民の森(青山中央地区)で開催される。後援は北海道、当別町。 今回は機械メーカー15社、スマート林業関係メーカー18社の合計33社と過去最多の出展社が、林業の省力・効率化につながる技術・機械・資材のほか、堅調な需要の木質バイオマス...
50㏄クラスのパワー等 新製品発表会で魅力PR ㈱スチール=中山健太郎代表取締役、栃木県河内郡上三川町多功2570―1=は8月1日、都内で新製品発表会を開催。新型家庭用バッテリーツールと共に新発売した50㏄エンジンチェンソーに匹敵するパワーを備えた「MSA300C―O」の魅力をアピール。ラグビー元日本代表の畠山健介氏をエヴァンジェリストに迎え、プロ現場にバッテリー革命を起こす。 玉切りデモを披露す...
林業機械化協会(島田泰助会長)は7月29日、東京都江東区の木材会館大ホールで、「車両系木材伐出機械等運転業務従事者に対する安全衛生特別教育」に係る講師養成研修を開催した。 労働安全衛生法には、事業主が労働者を危険な業務に就かせるときは、当該業務に関する安全衛生に関する特別教育を行わなければならないと規定され、車両系木材伐出機械等の運転業務はこの対象になっている。林業機械化協会は平成25年と26年に...
林野庁は7月31日、東京都千代田区の三番町共用会議所大会議室で、第1回目となる「林業機械の自動運転・遠隔操作に関する安全対策検討会」を開催した。 同検討会は、自動運転・遠隔操作技術について、適切な安全対策を検討し、ガイドライン等に取りまとめることを目的に立ち上げられたもの。 冒頭、林野庁技術開発推進室の塚田直子室長が挨拶に立ち、「林野庁は令和元年くらいから、林業の安全性と生産性の向上を目指し、林業...
静岡県天竜地域で素材生産や森林管理などを行っている天竜フォレスター=今井保隆代表取締役、静岡県浜松市天竜区両島925―1=には自主性を重んじ和気あいあいな社風に惹かれて入社する人が多い。今回話を伺った奥山和夫さん(37歳)もその一人で、Iターン出身者が多い中、30歳の時に埼玉県から家族ともども移住してきた。「前職より給料が下がらないこと、福利厚生がしっかりしていることが大前提という妻の条件で探して...
㈱スチール=中山健太郎代表取締役、栃木県河内郡上三川町多功2570―1==は、新たなプロ向けバッテリーチェンソー「MSA300C―O」を8月1日より発売する。同機はこれまで成しえなかったエンジンチェンソー50㏄クラスのパワーと、バッテリー製品ならではの操作性と低騒音性を共に実現。STIHL史上最もパワフルなバッテリーチェンソーだ。 「新次元のバッテリーチェンソー」と称するMSA300C―Oは、LE...
山に職場を移した人をこれまでにも紹介してきたが、今回の白石林業の白石智迪(ともみち・34歳)さんは航空自衛隊で8年務めてからこの世界に入った。入ったというより実家に戻ったという方が正しい表現か。同社は会社勤めをしながら昔ながらの半農半林な里山林業を福岡県筑豊地域東部の赤村で営んでいた父の白石孝司社長が平成4年に創業。それと同時に弟の尊史(たかふみ・32歳)さんと実家に帰り3名で農林業を行っている。...
チェンソー技術を競う日本大会「第5回日本伐木チャンピオンシップ(以下JLC、日本伐木チャンピオンシップ実行委員会主催)」が6月1・2日、青森県青森市内のモヤヒルズで開催された。林業の安全作業技術の向上と林業の仕事を幅広く広めることを目的に2年に1回行われ、今回は全国各地から76名の選手が参加。多くの観衆が見守る中、プロフェッショナルクラスでは髙山亮介選手(矢守産業)が優勝。同選手を含む5名がオース...
「林業の世界に入って手に入れたものは地元との繋がり」と話す鈴木武文さん(25歳)。実家は祖父が約60年前に創業した氏原林業=氏原孝代表取締役、静岡県浜松市北区三ヶ日町宇志703―1=で、静岡県の最も西に位置する認定事業体として素材生産業をメインに展開。身近に感じてきた林業が自らの職業となり、さまざまな気づきがあったそうだ。 実は家業に入ることはあまり考えていなかった、と冒頭から予想外な言葉。「とい...
福岡県の北東部に位置するみやこ町を中心とした地域の森林管理や森林環境保全に努めている京都(みやこ)森林組合=田中稔代表理事組合長、福岡県京都郡みやこ町犀川本庄577―1=では10年ほど前から直営班を編成して素材生産に注力している。鶴野雄太さん(31歳)はその草創期から現場作業員として汗を流す一人。今は2年前に加わった同じ高校出身の中山晃成さん(19歳)に手ほどきをしながら、林業スキルを高めている。...
農水省は4月24日、令和4年度森林組合一斉調査の結果をまとめた。 森林組合の数は前年度比3組合(0・5%)減の607組合、生産森林組合は同56組合(2・1%)減の2571組合だった。森林組合の組合員所有森林面積は、同0・1%減の1047万ha。森林組合の組合員は同0・7%減の146万5762人となった。 経営状況について、事業利益を計上している組合は同1・1%減の527組合、事業利益の総額は同7...
農林中央金庫(農林中金)は、このほど「公益信託農林中金森林再生基金」(通称:農中森力(もりぢから)基金)の第10回助成案件を決めた。今回の助成では15件の応募から7案件、合計1億6400万円の助成が決まった。助成対象と事業名は次の通り。 ▽苫小牧広域森林組合(北海道)=ICTを活用した被災森林復興~スマート林業Atsumaモデルの構築~▽遠野地方森林組合(岩手)=松くい虫被害地の森林機能の再生―「...
林業機械化協会(島田泰助会長)は今年の森林・林業・環境機械展示実演会について、10月20日㈰・21日㈪の2日間、福井県勝山市のスキージャム勝山で開催することを明らかにした。同展示会は福井県と林業機械化協会との共催で第47回全国育樹祭の記念行事の一つと位置づけられている。過去5回の平均出展社は71社、目標来場人数は1万人。 現在、主催者である林業機械化協会では、出展社を募集している。出展申込期限は4...
松本システムエンジニアリング=松本良三社長、福岡県糟屋郡篠栗町和田5―2―25=は、4月からラジコン式伐倒作業車「シン・ラプトル」の受注を開始する。傾斜した林地でも伐倒から搬出まで行える小型で軽量の無人作業車。林業における労働災害が多い伐採・搬出作業で人手を介さず行えるため、開発時から関心を集めていた同機が、ついに製品化を果たす。 下り傾斜45度、上り傾斜30度までの立木を伐倒が可能 林業現場では...
いかにもガッチリした体型の森泉(もりずみ)卓也さん(27歳)。聞くと高校時代にレスリングで国体やインターハイに出場したとのこと。そんな経歴の持ち主の彼が苦手にするのが寒さ。ここ長野県佐久地域は冬場にはしばしばマイナス10℃以下まで気温が下がって鼻が痛くなり、呼吸するとむせる世界に。「重ね着して耐えるしかないです」と笑った。 地元の北佐久農業高校を卒業後に、佐久森林組合=山岸喜昭代表理事、長野県小諸...
チェンソーで何本か伐倒してもらった。立派なスギに手際よく受け口などを入れ、狙った方向へ倒していく。「技術があがった実感があり、仕事する上で楽しみが増えてきました」と話す須藤晃太さん(27歳)が今回の主人公。祖父から続く3代目の林業マンで、高崎市を中心とした西毛地区で素材生産業を営む家業の須藤木材=群馬県高崎市箕郷町富岡1607―3=に入社して6年目。父でもある須藤宗一社長(57歳)の背中を追って、...
製品化へ一歩前進 省人化と生産性向上へ期待 諸岡=諸岡正美代表取締役CEO、茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358=は1月26日、茨城県常陸太田市内の国有林現場で森林総研などと共に開発を進めている「自動運転フォワーダ」の現場デモンストレーション・説明会を行った。全長約1.6㎞、高低差50mの作業道を木材を積み込み走行。諸岡社長自らも体感して有人と遜色ない作業が行えることを披露した。 諸岡社長も自ら体感 ...
あいさつする諸岡代表取締役CEO 令和6年諸岡協力会賀詞交歓会が1月12日午後、千葉県柏市にあるザ・クレストホテル柏で開催された。需要の大きいキャリアダンプを中心に、新分野も積極的に掘り起こし躍進を続ける諸岡を支える諸岡協力会の賀詞交換会は、昨年に引き続き懇親会も行われた。中畑聰史会長はじめ会員企業のほか、諸岡正美代表取締役CEOと幹部や社員など約200名が出席する中で、新春らしい活気と団結力が感...
(写真説明)ワンオペで安全作業できることを披露 イワフジ工業=有吉実社長、岩手県奥州市=は、中井林業(中井稔社長、和歌山県田辺市)と共同で「AI」を使用した新たな架線集材システムの開発に取り組んでおり、昨年12月13日に和歌山県で現地見学会を開催した。森林組合や素材生産業者等75名が見守る中、キャビン内からワンオペで集材作業を披露。安全で効率的な作業実現に向けて期待が高まった。 今回行ったのは、林...
趣味の登山から木を育てる林業に興味を持ちこの世界に飛び込んだのが、わたらせ森林組合=群馬県みどり市東町花輪237=で8年目を迎えた福田和希さん(34歳)だ。前職の頃から週末に単独行で山登りを楽しんでいたという福田さん。ある時、木曽の御嶽山に泊まりで登りに行った際に、日本三大美林で名高い木曽ヒノキに携わる人と話したのが転機になった。「木曽の人たちが山を大事にしていること、御嶽山神社の周りに生えている...