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車両系機械の安全確保 林機協特別教育の講師養成研修

林業機械化協会(島田泰助会長)は7月29日、東京都江東区の木材会館大ホールで、「車両系木材伐出機械等運転業務従事者に対する安全衛生特別教育」に係る講師養成研修を開催した。
 労働安全衛生法には、事業主が労働者を危険な業務に就かせるときは、当該業務に関する安全衛生に関する特別教育を行わなければならないと規定され、車両系木材伐出機械等の運転業務はこの対象になっている。林業機械化協会は平成25年と26年に同研修を実施しており、研修修了者は車両系木材伐出機械等の特別教育の講師として活動している。
 一方、近年は林業生産の活発化に伴う運転従事者の必要性が高まる中、各地で講師不足が顕在化してきている。この状況に対処するため、林業現場の一層の安全確保を目的として、同研修を実施した。
 当日は102人の受講者が参加。始めに島田会長が挨拶し、「林業生産活動を継続させるためには、施業を担う林業従事者、林業機械のオペレータの育成・確保が大きな課題だ。オペレータ教育の講師育成研修は10年前に実施したが、現在活動しているのは20~30人程度に留まっており、安心して特別教育を任せられる講師を求める声が高まっている。今回の研修では、各機械の専門メーカーの担当者に講師をお願いし、充実したものとなっている。受講者は、自信を持って積極的にオペレータを育成して頂きたい」と期待を込めた。
 その後、①林業労働災害の発生状況(講師=林野庁林業労働経営対策室課長補佐西山靖之氏)②伐木等機械の運転業務に必要な知識(講師=南星機械生産本部技術部金澤豊氏)③簡易架線集材装置等の運転業務に必要な知識(講師=イワフジ工業営業部販売促進課坂野勝氏)④走行集材機械の運転の業務に必要な知識(講師=諸岡営業本部東日本営業部中島泰生氏)の講義を受け、終了証が交付された。

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