みどり戦略対応の防除 新技術に高いニーズ 農水省調査
農水省はこのほど、令和4年度に収集した技術的課題(現場ニーズ)を収集、その結果を公表した。令和4年度は全国から467件のニーズが集まった。今回は「みどりの食料システム戦略の実現に貢献する現場ニーズ」という視点でも分類。467件のうち、305件が該当した。全体としては、「栽培」「防除」に対するニーズが多く、有機栽培で利用できる病害虫防除技術や非破壊・非接触による生育や病害虫の発生状況の簡易把握技術な...
農水省はこのほど、令和4年度に収集した技術的課題(現場ニーズ)を収集、その結果を公表した。令和4年度は全国から467件のニーズが集まった。今回は「みどりの食料システム戦略の実現に貢献する現場ニーズ」という視点でも分類。467件のうち、305件が該当した。全体としては、「栽培」「防除」に対するニーズが多く、有機栽培で利用できる病害虫防除技術や非破壊・非接触による生育や病害虫の発生状況の簡易把握技術な...
農水省農林水産技術会議は令和4年12月、「2022年農業技術10大ニュース」を公表した(本紙既報)。昨年1年間に新聞記事となった民間企業、大学、公立試験研究機関及び国立研究開発法人の農林水産研究成果のうち、内容に優れるとともに社会的関心が高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など30社)の加盟会員による投票を得て選定したもの。手作業の約30倍の能率でリンゴの落葉を収集する...
農水省は8月31日、令和5年度農林水産予算概算要求を財務省に提出した。総額は対前年度当初比17・7%増の2兆6808億円を要求。このうち公共事業費は同17・6%増の8213億円、非公共事業費は同17・7%増の1兆8595億円とした。今年度新規に要求する事業としては、持続的畑作生産体系確立事業(32億円)などをラインナップした。 令和5年度概算要求では、世界の食料需給を巡るリスクの顕在化に対応すると...
農水省は2月8日、令和3年産かんしょの作付面積及び収穫量を公表した。 それによると、全国の作付面積は前年産比700ha(2%)減の3万2400ha。また、全国の10a当たり収量は2070㎏で、前年並みとなった。なお、前年産に引き続き、主に鹿児島県におけるサツマイモ基腐病の影響から、10a当たり平均収量対比は92%となった。この結果、全国の収穫量は同1万5700t(2%)減の67万1900tとなった...
農水省はこのほど、令和3年産米の農産物検査結果(速報値)を発表した。 同年12月31日現在の検査数量は、水稲うるち玄米で411万300tであり、11月30日現在と比べ18万4200t増加している。これは2年産の検査数量490万2300t(令和3年10月31日現在)の83・8%に相当する。 また、水稲もち玄米は18万6200tで11月30日現在と比べ1万4200t、醸造用玄米は6万9100tとなり、...
農水省はこのほど、令和3年度に開催された地域研究・普及連絡会議等を通じて、国及び都道府県の行政、研究、普及の関係者から現場のニーズ519件を収集、公表した。 519件のニーズを作目別にみると、野菜が137件、果樹が114件でともに3ケタでそれぞれ全体の24%、20%を占めている。このほか、米は77件で13%、畜産が71件で12%、花きが53件で9%などとなっている。 技術別で見ると、防除、栽培、ス...
1月28日、テレビ会議形式で、世界80カ国・機関が参加するベルリン農業大臣会合が開かれ、わが国からは新井ゆたか農林水産審議官が参加した。同会合では、世界の食料安全保障確保や気候変動への対応等における土壌の持続可能な利用・管理の重要性について議論し、各国が協力を強化することで一致。成果として閣僚宣言を採択した。閣僚宣言では、グローバルな課題に取り組む上で健康な土壌がカギであり持続可能な土地利用及び土...
農水省は2月2日、オンラインで「今後の望ましい営農型太陽光発電のあり方を検討する有識者会議」を開催した。 会議では冒頭都市農村交流課の荻野憲一課長が「営農型太陽光発電はこれまで2600あまりの実績があり、農業の担い手確保や農村集落の維持といった効果が期待されている。一方で、栽培技術の未熟により初期の収量を確保できなかったり、昨今頻発する台風被害により施設が倒壊するなどの事例も発生している。望ましい...
農水省は2月2日、『令和4年度環境保全型農業直接支払交付金における地域特認取組等に係る技術検討会』をオンラインで開催した。 同交付金の支援対象となる農業生産活動は、農業生産に由来する環境への負荷の低減、地球温暖化の防止、生物多様性の保全等に資する①化学肥料及び化学合成農薬の使用を地域の慣行から原則として5割以上低減(以下、5割低減)する取組と炭素貯留効果の高い堆肥の水質保全に資する施用を組み合わせ...
農水省が1月25日に公表した「令和3年産もも、すももの結果樹面積、収穫量及び出荷量」によると、ももの結果樹面積は9300haで前年産並み。 10a当たり収量は1150㎏で前年産に比べ 90㎏(8%)上回った。これは山梨県において開花期の天候に恵まれ着果数が増加したこと等による。収穫量は同8%増の10万7300t、出荷量は同9%増の9万9600t。都道府県別の収穫量割合は山梨が32%、福島が23%、...
農水省は1月27日、「みどりの食料システム戦略」の実現に向け、近年(直近10年程度)開発された技術で、現場への普及が期待される技術を取りまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログを公開した。 同カタログでは作物別に167件の技術を収録しており、技術の概要、技術導入の効果、みどり戦略における貢献分野(温室効果ガス削減等)、導入の留意点、価格帯、改良・普及の状況、技術の問い合わせ先等を記載してい...