
水稲用中・後期除草剤の動向 (公財)植調協会 研究所 試験研究部長 濱村謙史朗
【はじめに】一発処理剤が全盛の時代となった現在でも、中・後期除草剤(中・後期剤)のニーズは減っておらずむしろ徐々に増加しており、2020年度の推定使用面積は約67万ha、水稲作付面積(約158万ha)の42%で使用されている。使用法別にみると、一発処理剤が全体の58%を占め、中・後期剤は22%、初期剤が20%となる(図1)。これら除草剤を上手に使って水田雑草を効率的に防除するには、雑草の発生時期や...
【はじめに】一発処理剤が全盛の時代となった現在でも、中・後期除草剤(中・後期剤)のニーズは減っておらずむしろ徐々に増加しており、2020年度の推定使用面積は約67万ha、水稲作付面積(約158万ha)の42%で使用されている。使用法別にみると、一発処理剤が全体の58%を占め、中・後期剤は22%、初期剤が20%となる(図1)。これら除草剤を上手に使って水田雑草を効率的に防除するには、雑草の発生時期や...
シンジェンタジャパン(的場稔社長)は2月24日に新製品オンライン説明会を開催したが、本紙では回を分けこれを紹介している。今回は昨年8月に適用拡大し、昨年末から北海道を除く全国で販売を開始した水稲用初期除草剤「エリジャンEW乳剤」と、昨年3月25日に登録取得し、既に全国で好評の「アピログロウMXエアー粒剤」。両剤とも開催挨拶で的場社長が「農業現場の課題にしなやかに対応できるソリューション」と説明した...
石原バイオサイエンス(松浦淳一社長)は2月1日、新規飼料用とうもろこし専用除草剤「ワンホープエースOD」の販売を、北海道限定で開始した。 本剤は、一年生雑草に加え多年生イネ科雑草に対して効果の高いワンホープ乳剤(有効成分:ニコスルフロン)と、〝イチビ〟や〝イヌホオズキ〟等の問題雑草にも卓効を示すブルーシアフロアブル(有効成分:トルピラレート)の2成分を配合した茎葉処理型除草剤。1剤で1年生雑草から...
シンジェンタジャパン(的場稔社長)は今シーズンに向け、新規水稲用除草剤「アピログロウMXエアー粒剤」(本年1月18日)と「エリジャンEW乳剤」(昨年12月8日)の2剤を発売した。【アピログロウMXエアー粒剤】本剤はノビエに対して効果の高い「ピリフタリド」とSU抵抗性雑草に有効な「メソトリオン」に「プレチラクロール」と「ピラゾスルフロンエチル」の4種の有効成分を含有した水稲用除草剤で、移植後3日から...