JA全中 「環境調和型農業」 方針もとにグループ一体で
JA全中(山野徹会長)は3月8日、「JAグループ環境調和型農業取り組み方針」を決めたことを明かにした。昨今の気候変動の深刻化や社会的な環境問題への関心の高まりなどを踏まえ、7日の理事会において決めたもの。 全中では、「環境調和型農業」を自然環境・生産者・消費者のいずれにも過度な負担が生じないバランスの取れたもの、すなわち「農業の持続性確保の観点から、生産者の便益と食料安全保障を確保しつつ、自然環境...
JA全中(山野徹会長)は3月8日、「JAグループ環境調和型農業取り組み方針」を決めたことを明かにした。昨今の気候変動の深刻化や社会的な環境問題への関心の高まりなどを踏まえ、7日の理事会において決めたもの。 全中では、「環境調和型農業」を自然環境・生産者・消費者のいずれにも過度な負担が生じないバランスの取れたもの、すなわち「農業の持続性確保の観点から、生産者の便益と食料安全保障を確保しつつ、自然環境...
井関農機=冨安司郎社長、愛媛県松山市=は、このほど、経済産業省と日本健康会議が実施する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定された。 健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度。井関農機では、「井関グループ健康経営宣言」...
日本草地畜産種子協会(布野秀隆会長)は3月14日、東京都千代田区のKKRホテル東京で第10回全国自給飼料生産コンクールの表彰式を開催した。 全国自給飼料生産コンクールは、飼料基盤に立脚した畜産を推進するため、自給飼料の効率的な生産及び利用技術並びに放牧等の環境に調和した持続的な生産・経営方式等優秀な事例を全国から選定・表彰し広く紹介することで畜産経営における飼料基盤の重要性を啓発し、畜産農家の経営...
経産省及び中小企業庁は3月13日、「はばたく中小企業・小規模事業者300社」の2023年度受賞企業を明らかにした。 「はばたく中小企業・小規模事業者300社」は、経済社会構造の変化に対応して事業変革や新規事業に挑戦し、地域経済や日本経済の成長への貢献が期待できるモデルとなる中小企業を表彰する制度。 2023年度は受賞分野を見直し、「事業再構築・生産性向上」「海外展開」「GX」「DX」「人への投資・...
第53回日本農業賞(主催:全中、都道府県農業協同組合中央会、NHK)の表彰式が3月9日、東京都渋谷区のNHKホールで開かれた(受賞者については本紙既報)。 同賞は、農業経営に意欲的に取組み、優れた功績をあげた農家や団体を表彰するもの。会場では個人経営の部、集団組織の部それぞれ大賞3件、特別賞1件に表彰状、賞杯が、また大賞には農林水産大臣賞として賞状が授与された。 表彰式では、はじめに全中の山野徹会...
「令和5年度農業機械技術クラスター総会」が3月8日、さいたま市の農業機械研究部門はなの木ホールで開催された。この総会では、産官学連携のクラスター活動について報告されたほか、令和5年度に市販化された開発機や、開発完了機について報告され、屋外で実演も行われた。 令和5年度は漬物用タカナ収穫機の開発や、果樹園のスマート化に資する自動運転スピードスプレーヤの開発、両正条田植機の開発など12課題が取り組まれ...
上根精機工業=上根崇社長、名古屋市中川区澄池町15―21=は3月5~8日まで東京ビッグサイトで開催する「FOODEX JAPAN2024(国際食料・飲料展)」に出展。深刻化する労働力不足の現場で役立つ製品を展示する。 その目玉が看板商品の「KN―3」。のし餅作りの効率化を図る製品として開発した機械だが、〝生地を伸ばすのにも使えないか〟といった異なる利用でのリクエストも多いことから、『食材整形機』と...
アキレス=東京都新宿区北新宿2―21―1新宿フロントタワー=は、特定の作物向けに開発した土壌消毒用生分解性マルチフィルム「ビオフレックスマルチGM」を、こんにゃく芋向けとして発売した。 農業分野においても環境負荷の低減が推進される中、群馬県では特産物であるこんにゃく芋の栽培で使用される土壌消毒用フィルムについて、ポリエチレンフィルムから生分解性フィルムへの切り替えが検討されていた。 こんにゃく芋は...
女性農業者にとっての安全・快適 関東農政局山梨県拠点は2月28日午後、甲府合同庁舎で、女性農業者交流会(テーマ:女性農業者にとって安全で快適な農作業)を開催、山梨県内の女性農業者11名と農業関係者ら合わせて23名が参加し、メーカーが農業女子と共に開発した機械や刈払機の安全な使い方の講義などが行われた。この催しには、井関農機、ヰセキ関東甲信越から各2名が参加しサポートした。 始めに、農水省関東農政局...
農研機構は2月29日に、「侵略的外来種を防除する方法と今後の見通し」をテーマにしたセミナーを開催。農業、環境、建設など様々な分野から参加があった。セミナーでは、侵略的外来種のナガエツルノゲイトウ、アレチウリ、カワヒバリガイの対策が紹介された。以下ではナガエツルノゲイトウの水田での蔓延防止対策について講演した農業環境研究部門農業生態系管理研究領域・芝池博幸氏の要旨を紹介する。【侵略的外来雑草ナガエツ...
ハスクバーナ・ゼノア(パウリーン・ニルソン代表取締役)は、2024年度全国ハスクバーナ・ゼノア会を2月15日に沖縄県那覇市で開催。先週号で紹介した世界の主要メーカーのクロスブランドが加盟する〝POWER FOR ALL ALLIANCE〟に対応する18Vバッテリープルーナ(2月26日号既報)に続き、4機種の特長を紹介する。 ハスクバーナ・ゼノア=埼玉県川越市南台1―9=は林業から造園、一般向けまで...
キャニコム=包行良光社長、福岡県うきは市吉井町福益=は、本年、創立70期を迎え、また1989年にキャニコムブランドを立ち上げてから35年目を迎えるにあたり、CANYCOMのロゴを刷新した。 これまでの同社ロゴは「CANYCOM」の「COM」が上方30度の角度で傾斜しているのが特徴。30度以上が運搬車の転倒角度であり、転ばないようにとの意味が込められていた。しかし近年、河川やインフラなど様々な場所で...
サタケ=松本和久社長、広島県東広島市=は3月13~15日、インテックス大阪で開催される「第3回フードテックジャパン大阪(食品工場の自動化・DX展)」に出展する。同展は食品工場が抱える人手不足や労働環境改善などの問題解決を目的とした「自動化・DX・省人化」に特化した展示会だ。同社の展示は6号館Bの3―28ブース。開催時間は午前10時~午後5時。 サタケは、良品・不良品を選別する光選別機を各種出展。可...
畦塗りは時速0.5㎞前後の微速で行うのが一般的。それをほ場条件によるものの、最高速度2.0㎞で実現するのがササキコーポレーション(佐々木一仁社長)の超耕速「カドヌールエース」だ。砕土性の高いCK爪と土上げ性を高めた大型爪で高速でも十分な土量を確保し早く塗って固く締まった畦を形成。ほ場枚数が増え、作業効率を上げたい生産者にうってつけだ。 同社が主催する体験会や展示会のデモコーナーでデモが始まると、生...
YEデジタル=玉井裕治社長、北九州市小倉北区米町2―1―21=は、飼料タンク残量管理ソリューション「Milfee(ミルフィー)」の新サービスで、飼料流通合理化を支援する「Milfeeデリバリー」を、2024年3月から開始する。 「Milfeeデリバリー」は、飼料タンク残量管理ソリューション「Milfee」の飼料タンク残量データを用いることで、輸送エリアにあるタンク残量を可視化する。その結果、運送会...
令和5年度全国麦作共励会中央表彰式(主催:JA全中、全国米麦改良協会)が2月29日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で開催された。 全国米麦改良協会の渡辺好明会長は、「受賞する皆様は、需要に沿った品種の作付はもちろん、規模の拡大、作業の集約化の努力に加え、スマート農業を積極的に取り入れ、創意工夫や卓越した生産技術により、品質・生産性の向上に着実な成果を上げている。全国の麦作農家、麦作集団の模範と...
〝和同らしさ〟前面に 2代目社長の三國慶耿氏の甥にあたる4代目。「毎日がドラマチックだった」と現在までを振り返り、「和同らしいオリジナリティ溢れる商品開発を行いたい」と意気込む。 入社後、開発部門、長野営業所、帯広の販売店出向ののち販売部門の企画、生産部門の管理などを担当。特にダイレクトに顧客の評価が返ってくる現場では商品力の重要度を肌で感じたといい、「〝お客様を笑顔にする商品を創造するにはどうす...
クボタ(北尾裕一社長、大阪市浪速区)、クレアトゥラ(服部倫康CEO、東京都港区)及び東京ガス(笹山晋一社長、東京都港区)の3社は、水田由来のメタン排出削減が期待される水管理手法「Alternate Wetting and Drying(以下、AWD)」のフィリピンにおける普及および民間JCM(二国間クレジット制度)プロジェクト登録に向けた実証事業に取り組んでいる。【AWDとは】AWDは、水稲の栽培...
日本施設園芸協会(大出祐造会長)は2月28・29日、東京都江戸川区の江戸川区総合文化センターで、第45回施設園芸総合セミナーを開催した。今回のテーマは「生産効率化に向けた課題とスマートグリーンハウス展開に向けて」と設定。当日は生産者など約120名が来場した。 冒頭、大出会長が挨拶。「農水省は2030年度に化学農薬を大幅に削減、50年度には化石燃料ゼロという課題を出しており、長いスパンで目標を立てて...
日本穀物検定協会(井出道雄会長)は、2月29日、令和5年産米の食味ランキングを公表した。 今回のランキングは、144産地品種について食味試験を実施。このうち、特Aは前年産から3産地品種増加し、43産地品種となった。Aは同13産地品種減の78産地品種、A’は同2産地品種増の23産地品種となっており、穀物検定協会では、全体的な傾向としては例年と変わらなかったとしている。 ただしこれを地域別でみると、前...