農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

エスク＝杉本英知社長、大阪市住之江区御崎７―５―24＝は鳥害対策に有効な鳥類忌避レーザー装置「バードストッパー・レーザータイプ」の拡販に注力している。
　同機は鳥類が嫌がる特殊な組み合わせで発する３色（赤・緑・青）のレーザー光線を照射して鳥類を寄せ付けなくするもので、レーザー光は水平、垂直方向にランダムに動き、隅まで照射が可能。また独自の技術で屋根裏などの暗い場所は１００ｍ近い照射範囲を有している。直射日光が当たる場所でも30ｍ程度の効果がある。特許を取得し、海外特許も申請中。多くの種類の鳥に有効で対策のしづらいハトにも効果を発揮する。
　開口部のある建物でも、１台設置するだけで鳥の建物内への侵入を広範囲に防ぐことができ、低コストでの対策が可能。鳥類を傷付けず、警戒させて寄せ付けなくさせる新しい鳥害対策となっている。
　既に大手の工場や倉庫（物流センター）などでの導入実績があり、農業分野でも鶏舎などの鳥避けなどに期待されているが、ライスセンターや穀物貯蔵倉庫などでも効果を発揮する。米価高騰の中、お米を直売する動きも顕著で、衛生的な生産物管理が強く求められる。鳥の糞などは商品価値の著しい低下に繋がり、その防衛策として、低コストで対策できる選択肢を提供する。
　電源は商用電源（ＡＣアダプタ）で、水平方向には自動で約３００度回転し、垂直方向には約90度回転する。防水・防塵仕様で屋外使用可能。またタイマー制御があり、ＯＮ、ＯＦＦは手元のスイッチで切替可能。
　同社では現場でのデモ要望、モニター依頼を随時受け付けている。
【主な仕様】▽構成＝本体＋コントローラ▽操作＝運転／停止スイッチ（コントローラ）▽表示＝運転ランプ（コントローラ）▽使用環境＝屋外（ＩＰ65相当）。