点検・整備で安心して営農を 経営リスク低減 農繁期に手を止めない
春作業もいよいよ本格化する。その前に改めて強調したいのが、「点検・整備の重要性」だ。春は、圃場準備から育苗、田植えと作業が山積み。近年は特に規模拡大により、作業量が益々集中してきており、できるだけ手を止めたくないところだ。しかし、そんな時に機械の故障が起きたら…。そうした経営上のリスクをできる限り低減させることができるのが事前の点検・整備だ。常日頃からの日常点検と、当用期前後のプロによる点検整備。...
春作業もいよいよ本格化する。その前に改めて強調したいのが、「点検・整備の重要性」だ。春は、圃場準備から育苗、田植えと作業が山積み。近年は特に規模拡大により、作業量が益々集中してきており、できるだけ手を止めたくないところだ。しかし、そんな時に機械の故障が起きたら…。そうした経営上のリスクをできる限り低減させることができるのが事前の点検・整備だ。常日頃からの日常点検と、当用期前後のプロによる点検整備。...
宮城県東松島市で水稲栽培を営む木村昭裕さん(64歳)は、地域でも早くから密苗などの省力化技術を取り入れてきた担い手農家だ。自身が管理する水田は美里町と東松島市に併せて16haほど。「さらに妻の実家や弟と共同で作業するほ場を含めると、作業規模は20haを超える。家族経営を基本に、将来の後継者でもある息子は、現在は施設野菜(小松菜の周年栽培)を担当しており、水稲と施設園芸を組み合わせた複合経営を行って...
密苗に初めて取組む人は不安なことも多いのではないか。また、すでに導入しているが、もっと上手くやりたいと思っている方もいるだろう。そこで本紙では、各地で密苗に関する講演を行っている通称"密苗伝道師"、ヤンマーアグリジャパン・三瓶民哉氏に密苗のポイントを聞いた。 【適した品種】品種に制限はない。酒米や飼料用米など粒の大きな品種でも問題なくできる。ただ、播種量の調整は必要だ。通常の品種では、催芽籾で31...
『ヤンマーの密苗』を完成させるのが、ヤンマー田植機YRシリーズ密苗仕様だ。 この田植機が"密苗という優れたローテク"を"5~8苗箱/10aで田植えができる先進技術"に高めた。 密苗にベストマッチな田植機(密苗仕様)は次の通り。▽YRーMシリーズ=YR5M・T(5条植)/同6M・T(6条植)。▽YR―DAシリーズ=YR5DA・T(5条植)/同6DA・TD(6条植直進アシスト仕様)/同7DA・TD(7...
令和7年産米は、価格が上昇し生産者はようやく一息つくことができた。しかし依然として担い手の減少傾向は持続可能な米づくりに暗い影を落としている。加えて、米価は上昇したものの、在庫の積み上がりから下落も懸念されており、コスト低減も重要だ。これらの課題を打破する技術の一つとして期待されるのが、ヤンマーの「密苗」だ。収量・品質を落とさず苗箱数を減らせ、更にスマート農業技術などと組み合わせることで、省力・低...
飼っていた愛犬の名前から屋号を「くますけふぁーむ」にした滝川市の上田智雄さん(52歳)が、水稲栽培の全てを乾田直播へ完全に切り替えたのは3年前。今年は面積を30haに拡大する計画を立てている。 自ら「仕事を趣味にするタイプ」と称する上田さんは、高校卒業後、横浜のソフトウェア会社に勤務し、27歳で帰郷して家業に就農した。当時の面積は7ha。"このままでは将来が成り立たない"と、まずは面積の拡大と収益...
(写真)前年の雪国直播サミットのようす 現在、北海道の稲作において乾田直播は、省力化と規模拡大の両立を目指す生産者の間で普及が進んでいる。 北海道農政部などの調査によると、水稲直播栽培は右肩上がりで増加し、特に空知エリアを中心に乾田直播の伸びが顕著で、労働力不足や機械の有効活用の最適解として、この技術が選ばれている。そうした寒冷地での水稲乾田直播の普及と実践している生産者(乾直人)の情報交換の場と...
温室効果ガス削減は農業分野でも急務である。環境省は「運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業」を令和6年度から開始し、今年度から新たに「農業機械の電動化促進事業」を追加した。認定機種の購入費用の3分の2を補助する制度で、申込期限は令和7年度12月19日までだ。目次 対象24機種追加され34機種 井関農機アイガモロボIGAM2 ⅠSEKIアグリ乗用芝刈機ZT4200E―S オギハラ ...
岩手県全国農業機械実演展示会の時期がやってきた。今年で78回目となる。例年通り滝沢市の岩手産業文化センターアピオを会場に8月21日㈭~23日㈯の3日間にわたり開催される。主催は岩手県農業機械協会(松田和秀会長)。農業を巡る情勢はますます厳しさを増している。チャレンジ農業で新時代を拓くための「ヒント」を本展示会で探したい。 米価上昇でわが国農業はようやく一息つけた感はある。しかし、依然として担い手不...
気候変動が進む中、作物の高温障害対策はますます重要性を増している。資材メーカーも、高温障害の軽減に役立つ製品を開発し、各種展示会などで積極的にPRしている。一方で、農業現場では人手不足が深刻化しており、特に夏場の繁忙期には高温対策に多くの時間や労力を割くことが難しいという声も聞かれる。そこで、本特集では「高温障害対策に役立つ注目製品」をテーマに、できるだけ省力的に作物の高温環境に対応できる資材や、...
目次 BSの位置づけと展望 業界あげ自主基準づくり 作物の収量ギャップ抑える 日本BS協議会・和田哲夫氏に聞く 自然界からの贈り物 上手な使い方と考え方 ハイポネックス アミノ酸・海藻・菌根菌 様々な活用方法を提案 日本で原料販売加速 ボレガード独自の高機能フミン酸 BSの位置づけと展望 業界あげ自主基準づくり バイオスティミュラント(BS)と呼ばれる新しい資材カテゴリーは、近年、農業資材の展示会...
秋田県種苗交換会、そして、協賛行事の一つである、秋田県農業機械化ショーがまもなく始まる。種苗交換会は今年で147回、農機ショーは76回を数え、秋田県農業を支えてきた重要なイベントだ。今年の農機ショーは11月1日㈮~5日㈫、鹿角市の「花輪スキー場第1・第2駐車場」で開催される。主催は秋田県農業機械化協会(白石光弘会長)。 写真撮影には八幡平地域経営公社(阿部聖代表、鹿角市八幡平前川原24)にご協力い...
森ハブPFを開設 新技術の現場導入を加速 林野庁と林業機械化協会は2月8・9日の2日間、東京都江東区の木材会館で「令和5年度林業イノベーション現場実装シンポジウム」を開催した(本紙一部既報)。両日共に用意した席が満席になるなど盛況だった。同庁では、「林業イノベーション現場実装プログラム」を着実に進めるため、令和3年に「林業イノベーションハブセンター(森ハブ)」を設置。シンポジウムの初日では、令和5...
わが国の鳥獣被害は、農作物に限ってみても約156億円。経年で見ると、平成22年239億円あったものと比べると3割以上減少している。これは、様々な優れた対策資材の登場や地域一丸となった取組の広がりが大きな要因だ。しかし、156億円という被害は決して少なくない。加えて、被害による心理的な影響なども勘案すると、対策の強化は喫緊の課題だ。前述の通り優れた対策資材はある程度揃っている。これをいかに上手に活用...
目次 トラブル防ぐ整備 注目集める資機材 農機整備に活躍期待 安全作業にも貢献 リフトやベルト、タイヤ等 JA全農 農機整備の必需品「オイル」 春先に多い農機の盗難 農地に放置しないなど対策を トラブル防ぐ整備 いよいよ今年の春作業の時期を迎える。近年、一人あたりの面積が拡大する一方、担い手は減少傾向を続けており、機械は農繁期にはフル稼働を続けている状態だ。そうした状況だからこそ機械のトラブルは致...
農産物流通に危機が迫っている。物流の多くを担っているトラックにおいて、近年人口減少等に伴う労働力不足に加え、長時間労働などが重なり、担い手が減少。労働条件改善のため、時間外労働の上限規制などが2024年4月からスタートするが、それにより更に輸送能力の低下が懸念される。 全日本トラック協会の調査によると、近年トラックドライバー不足を感じている企業は増加傾向にある一方、労働時間は全産業平均より約2割長...
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制などが始まり、〝モノが運べなくなる〟懸念から端を発している「物流の2024年問題」。今後パレットに荷物を積みストレッチフィルムで固定するなどの対策が必要となるが、ストレッチフィルムを巻く作業は重労働。そこで注目を集めているのが司化成工業=東京都台東区秋葉原1―1=のパレットストレッチ包装機だ。さまざまな業界から問合せを得ていて、早い者勝...
芝生はゴルフ場の必需品であるだけでなく、我々の身の回りを良くする役割をはたしている。中でも都市公園は身近な存在の一つだ。レクリエーションの空間のほか、良好な都市景観の形成、都市環境の改善、都市の防災性の向上、生物多様性の確保など多様な機能を有する根幹的な施設。国交省の「都市公園等整備の現況」によると、令和3年度末の全国の都市公園等の整備量(ストック)は、前年比で、箇所数は、11万2714カ所から1...
ジャパンターフショーでアピール ゴルフ場の芝管理作業は年々変化しているとともに、人手不足など新たな課題も出てきている。そういった状況下開催される「2023ジャパンターフショー」では、芝管理作業などに関する様々な情報が幅広く発信されるはずである。そこで、今回は、ミクニグリーンサービス(東京都千代田区)の鈴木純社長に、展示会でアピールする内容や今後の対応などを伺った。 ――4年ぶりの今回の「ターフショ...
農業機械において、バッテリーやオイルなどの存在は、農機をベストな状態で保つためには欠かすことはできないものだ。近年は様々なメーカーからそれぞれ特色あふれる製品がラインナップされており、選ぶのも楽しい。また、オイル交換などの整備を行う上では、工具も重要なアイテムだ。自らの手にあった、良いものを選びたい。今回、本紙の整備関連特集では、農機整備に活躍が期待される様々な資機材について、ほんの一部ではあるが...