SDGsへの意識の高まりとともにプラスチック削減の動きが活発化している。2020年にプラスチック製のレジ袋が有料化されたほか、今年4月にはスプーンやストローなどのプラスチック製品の有料化が行われる見通しだ。こうした動きは海洋プラスチックごみによる様々な影響がその一因となっている。わが国農業においても、マルチを始めとした園芸用廃プラスチックや被覆肥料の被覆がらなど、プラスチック削減に向けて「自分ごと...
国連食料システムサミットが9月23・24日(ニューヨーク現地時間。以下同)にオンラインで開催された。 同サミットは2030年までのSDGs達成に向けた「行動の10年」の一環として、食料システム(食料の生産、流通といった一連の過程を一体的に捉えたもの。今回初めて使われた)を改革するための行動を導くための方途を議論し、関係者の連携・協力を促進することが目的。主催者であるグテーレス国連事務総長のほか、ア...
農業は雑草と虫との戦いだといわれる。公益財団法人日本植物調節剤研究協会(以下、植調協会)は半世期以上にわたり除草剤を始めとする植物調節剤の開発利用促進の研究を重ね、農業の近代化を科学の観点から支えてきた。農業従事者の高齢化や地球温暖化など農業をとりまく環境は常に変化し、農薬取締法改正や規制緩和の流れもあり、きめ細かな対応が求められる。 昨年6月同協会の理事長に就任した大谷敏郎氏に、植調協会の果たす...