果樹農業の発展へ 技術・経営コンクール3年ぶりに表彰式
第24回全国果樹技術・経営コンクール表彰式(主催:実行委員会)が2月16日、東京都千代田区の法曹会館で行われた。同コンクールは、生産技術や経営方式等において他の模範となる先進的な農業者、生産団体等を表彰し、その成果を広く紹介することにより、わが国果樹農業の発展に資することを目的に平成11年に発足。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった今回は、農林水産大臣賞4点、農産局長賞6点、関係団体会長賞4点の...
第24回全国果樹技術・経営コンクール表彰式(主催:実行委員会)が2月16日、東京都千代田区の法曹会館で行われた。同コンクールは、生産技術や経営方式等において他の模範となる先進的な農業者、生産団体等を表彰し、その成果を広く紹介することにより、わが国果樹農業の発展に資することを目的に平成11年に発足。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった今回は、農林水産大臣賞4点、農産局長賞6点、関係団体会長賞4点の...
JA全中、JA全農、日本園芸農業協同組合連合会(日園連)、全国果樹研究連合会、中央果実協会はこのほど、第23回全国果樹技術・経営コンクールの受賞者を決めた。今年度は農林水産大臣賞に青森県平川市の大湯知己氏ほか3点が受賞したほか、農水省農産局長賞6点、関係団体賞4点の受賞が決まった。このうち大湯氏は、りんご専作の大規模経営。栽培面積の約8割をカットりんご向けとし、省力栽培に取り組んでいることなどが評...
果樹栽培の現状はどうなっているか。一部品目では令和2年産の調査も出ているが、主要14品目がまとまっている令和元年産の結果を紹介したい。 令和元年産果樹の結果樹面積は合計で対前年比2%減の17万5000ha。収穫量は同6%減の235万t。
果樹において、生産技術や経営方式など他の模範となる先進的な農業経営体及び集団組織を表彰しているのが「全国果樹技術・経営コンクール」だ。令和2年度までに460の経営が表彰を受けている。令和2年度に農林水産大臣賞を受賞した取組をみてみたい。
わが国の果樹農業はこれまで、供給過剰基調であることに加え、生産現場の人手不足が進行し、生産基盤が脆弱化。人口減による需要減を上回る形で生産量が減少している。一方で輸出については、平成25年からの6年間で2倍以上に増加するなど今後の伸びが期待されている。こうした状況から、昨年新たに策定された果樹農業振興基本方針では、これまでの生産抑制的な施策から低下した供給力を回復し、生産基盤を強化するための施策へ...
農業生産において機械化が難しい作目の一つとされる果樹。そうしたなかでも比較的機械化が進んでいるのが下草管理だ。乗用型のモアや幹の周りの草を刈りやすくした草刈機など。また、近年ではラジコン草刈機やロボット草刈機など省力的に草を刈れる製品も登場している。こうした機械の力を最大限に活用するためには、機械を導入しやすい園地づくりが必要。なかでも重要な技術となっているのが、省力樹形だ。農水省でも予算措置によ...
昨年は世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、わが国の輸出全体が対前年比11・1%減少となる中、農林水産物・食品の輸出額は同1・1%増の9217億円だった。このうち、農産物は6560億円で、野菜・果実等は同1・9%増の453億4500万円。 輸出額が増加した青果物は、ぶどうが同29・1%増の41億1800万円、いちごが同24・8%増の26億3000万円など。高い品質がアジアをはじめとする諸外国で...
第22回全国果樹技術・経営コンクール(主催:同実行委員会)の受賞者が3月に発表された(本紙既報)。同コンクールは生産技術や経営方式等において他の模範となる先進的な農業者、生産団体等を表彰し、その成果を広く紹介することにより、果樹農業の発展に資することを目的として発足。受賞者の技術・経営は、独自の創意工夫や最新の知見の活用、計画的・効果的な投資など、高い水準の技術・経営を身をもって達成している。農林...
南は沖縄のパイナップルから北は北海道のおうとう、青森のりんごなどわが国では多様な立地条件で多様な果樹が生産されており、その数は農水省が生産量等を統計として把握しているものだけでも約130品目に及び、食卓を彩る重要な品目となっている。一方で近年は高齢化や担い手不足が進行。果樹は整枝・剪定など高度な技術を要する作業など機械化が困難な作業が多いことから機械化が進んでいないなど課題も多い。果樹の現状と今後...