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新規4課題を採択 スマート農業技術の開発・改良 BRAIN

生研支援センター(BRAIN)は、10月21日、令和3年度補正予算「戦略的スマート農業技術等の開発・改良」(以下、同事業)の第2回公募について、新規採択4課題を決めた。
 同事業では、次の2つの観点から事業採択を行っている。①スマート農業技術の開発・改良=野菜・果樹・畜産等スマート農業技術の開発が必ずしも十分でない品目や分野について、地域の企業(農業機械メーカーやICTベンダー等)、生産者、研究機関等が連携して行う技術開発や改良②輸出拡大のための新技術開発=各作目における課題解決のため、輸出拡大にも貢献し、国内外の新たな需要に応じた生産・供給量や品質の確保等に必要な病害虫対策や生産性、鮮度保持向上の確立等の技術開発―。
 今回の公募では、このうちのスマート農業技術の開発・改良に合計35件の応募があり、4件が採択された。採択されたのは次の通り。研究課題、研究代表機関名の順。
 ▽収量低下が著しい大豆等の増収に向けた土壌水分予測・制御システムの開発=農研機構▽蒸気を利用した「茶の有機栽培向けスマート乗用複合管理機」の開発=カワサキ機工▽急傾斜農業の超省力化に向けた小型農業ロボットシステムの開発=愛媛大学▽ししとうの収穫時リアルタイム高精度AI選果装置の開発=高知県農産物マーケティング戦略課。
 なお、第1回公募ではキャベツ栽培の自動化一貫体系の確立に向けた研究開発などが採択されている。