クボタ ハウス栽培のCO2削減 J―クレジット認証取得
クボタ(北尾裕一社長)は、企業などが削減したCO2を国がクレジットとして認証する「J―クレジット制度」において、ハウス栽培などの施設園芸におけるヒートポンプ空調導入によるCO2削減をクレジット化できるプログラム型プロジェクトをJ―クレジット制度事務局に申請し、昨年10月31日に認証を受けた。 ヒートポンプ空調は空気中の熱を移動させる技術(ヒートポンプ)により冷暖房を行う空調機。暖房時に燃油式暖房機...
クボタ(北尾裕一社長)は、企業などが削減したCO2を国がクレジットとして認証する「J―クレジット制度」において、ハウス栽培などの施設園芸におけるヒートポンプ空調導入によるCO2削減をクレジット化できるプログラム型プロジェクトをJ―クレジット制度事務局に申請し、昨年10月31日に認証を受けた。 ヒートポンプ空調は空気中の熱を移動させる技術(ヒートポンプ)により冷暖房を行う空調機。暖房時に燃油式暖房機...
農水省はこのほど令和4事業年度施設園芸セーフティネット構築事業の募集を事業の実施主体である日本施設園芸協会が開始したと発表した。 令和4事業年度の募集にあたっての変更点としては①積立コースの新設(令和4年3月4日の「原油価格高騰に対する緊急対策」で措置)=原油価格の更なる高騰に備え、発動基準価格の170%相当までの高騰に備える積立コースを追加②積立金の分割納入を可能に(運用改善)=補填積立金を分割...
高知県は10日、南国市の農業技術研修センターで普及指導員専門技術高度化研修(病害虫)を実施し、常温煙霧機等について知識を深めた。常温煙霧機は超微粒子の農薬を散布するもので、無人防除が可能だ。約40年前に実用化された技術だが、常温煙霧用の農薬登録が進まず普及が留まった。だが平成31年にガイドラインが変更され、適用拡大登録が緩和された。高知県ではハウス防除の省力化に向けて常温煙霧を推進するため、適用拡...
タキゲン製造=東京都品川区西五反田1―24―4=は、ハウス関連金具「ポイ投げキャット」と「ビニール張りマウス」を新発売、簡単に展張作業が行えるように開発されたことから高く評価され、農家から期待を集めている。 今回開発されたハウス関連金具は、ビニールに「ビニール張りマウス」、バンド、「ポイ投げキャット」を連結させて、「ポイ投げキャット」を投げてバンドをハウス骨組みの上に這わせることで、簡単に展張がで...
東海物産=青木貴行社長、三重県四日市市=は、今回のGPECin愛知とで「スペシャリティ肥料」ともに「交配用マルハナバチ」を訴求した。同製品は、同社とベルギーのバイオベスト社の共同開発による「ハニートーン在来種」(クロマルハナバチ)と「同セイヨウ種」(セイヨウオオマルハナバチ)の2種。
フルタ電機=古田成広社長、名古屋市瑞穂区堀田通7―9=は「食の安定供給を下支えする風」をテーマに、施設園芸業界向け局所環境制御、全体環境制御及び食料製造関連製品などを総合提案した。 同社はハウス内の環境(温度・湿度など)を多数計測し記録することで収量増加・品質向上に貢献する「ハウスモニタリング装置」を近日発売予定で、「ハウス環境を一目瞭然で把握できる」と好評だった。その他にも、今回は各種デバイスを...
高田種苗=高田明代表取締役、大阪市北区天神橋8―3―10=は、7月14~16日に愛知県で開かれた「施設園芸・植物工場展」に、オランダを代表する種苗会社ライク・ズワーン社と共同で出展。水耕栽培や植物工場に適したスナックレタスのほか、日本ではまだ珍しいトマトやパプリカ、キュウリなどの品種を紹介し、施設園芸作物のバリエーションの可能性を示した。 高田種苗は、ライク・ズワーン社と指定代理店契約を結び、国内...
大仙=鈴木健嗣社長、愛知県豊橋市下地町字柳目8=は、「リフティング式イチゴ栽培システム」を展示・紹介した。イチゴの観光農園を経営する生産者などが紹介パネルを見ながら、担当者から話を聞いている姿が目立った。 同社では「生産量、安全性、作業効率がアップする」とその一石三鳥ぶりを訴求した。 同製品の特長は電動可動システムにより栽培ベッドを上下させ、栽培ベッドの設置列数を増やすことで栽植株数を大幅に増やし...
JA全農とNTT東日本は、NTT中央研修センタ内(東京都調布市)で、施設園芸生産者に対してリアルタイム遠隔栽培指導の実証を開始した。 JA全農の高度施設園芸推進室(吉田征司室長)は、5年前から現地訪問による栽培指導を行い、それを補完する手段としてメールやSNS等で遠隔での助言や支援を実施しているが、リアルタイムでの情報共有ができないという課題がある。
高圧ガス工業=大阪市北区中崎西2―4―12=は、作物の品質向上や収量アップに役立つ炭酸ガス施用システム「アグロスコントロール」の拡販に注力している。この装置はハウス内の炭酸ガス濃度を設定した値に自動制御し効率よく施用、作物の光合成を促す。また、炭酸ガスボンベを用いるため、燃焼式と異なり熱が発生せず、ハウス内の気温に影響しないのが特長。
日本の施設園芸は、施設や資材など、生産者にとっての高コスト構造が課題だと言われる。また、地震や台風などの自然災害が多いことや、農地が集約されておらず1軒当たりの栽培面積が小さいといった日本特有の事情もあり、海外との差が開いてきていると危機感を募らせているメーカーやサプライヤーも多い。 今年はコロナ禍の影響で外国人技能実習生が来日できなくなり、人手不足が深刻化した。農業の担い手は高齢化し、後継者不足...