農水省は、令和2年産の水稲作で多大な被害をもたらしたトビイロウンカについて、防除の手引きとなるリーフレットを作成した。 昨年はトビイロウンカの飛来量が多かったことに加え、8月から9月の天候が増殖に好適な高温・少雨となったことから、特に東海以西において本虫の発生が多く、坪枯れの被害が発生した。昨年の課題としては、都道府県の予察灯だけでは、本虫の飛来波の把握が難しく、多発生となるかどうかなど、発生動向...
農水省は、農薬の適正使用を推進し、安全な農作物生産のため、農家の農薬使用状況及び生産段階での農産物中農薬の残留状況について調査を行っている。この度、令和元年度の国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況について取りまとめた。
農水省はこのほど財務省貿易統計をもとに農林水産物・食品の輸出実績1―11月分を公表した。 11月単月では、対前年比6・1%(51億円)増の889億円となった。 1―11月の累計では、同0・2%(20億円)減の8215億円と減少だったものの、前月(1―10月)は同1・0%減であり、コロナ禍で減少傾向にあった輸出の減少幅が更に縮小し、年間計で昨年(9121億円)を上回る可能性もでてきた。
農水省は1月8日から令和3年度「農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究」の公募を開始した。2月26日17時まで。 農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究は農水省が農林水産業・食品産業の競争力強化に向け、国主導で実施すべき重要な研究分野について実施しているもので令和3年度概算決定では21億5000万円を計上している。
農水省は1月12日、「ノウフク・アワード2020」優秀賞の表彰16団体を決めた。 農福連携は障がい者に農業で活躍してもらい、自信や生きがいを持って社会に参画してもらうための取組であり、担い手不足や高齢化が進む農業分野にとっても働き手の確保に繋がることから農水省で積極的に推進している。同表彰は優良な事例を表彰することで全国展開につながることを期待するもの。
経産省は昨年12月25日、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略を取りまとめた。昨年10月に菅首相が就任会見で2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言したことを受けたもので、2050年カーボンニュートラルへの挑戦を経済と環境の好循環につなげるための産業政策。農林業関連では、スマート農林水産業等の実装の加速化によるゼロエミッション化などを推進し生産力向上と持続...
農水省はこのほど、令和2年産米の農産物検査結果(速報値、令和2年11月30日現在)を公表した。 11月30日現在の検査数量は水稲うるち玄米で404万4500㌧であり、10月31日現在と比較して41万1900㌧増加している。なお、これは元年産の検査数量(令和2年3月31日現在)449万1100㌧の90.1%にあたる。水稲うるち玄米の1等比率は80.3%で元年産と比較し7.1ポイント増加した。なお、前...
農水省は「農業気象情報衛星モニタリングシステム(JASMAI)」を構築、1月15日から一般公開した。これは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で締結した「農林水産分野における地球観測衛星データ等の利用の推進に関する協定」に基づき、JAXAの研究開発成果を利活用し、構築したもの。 JASMAIはJAXAと米国航空宇宙局の衛星観測データを活用し、海外の主要穀物生産地帯における穀物・...
着用型ロボットの開発・販売を手掛けるATOUN=藤本弘道社長、奈良市左京6―5―2=が1月9日、JR大阪駅前のグランフロント大阪・パナソニックセンターに、期間限定で同社のパワードウェアを体験できるコーナーを開設した。 同社が展示会以外で常時利用できる体験コーナーを設置するのは今回が初。体験できるのは腰の負担を軽減する「ATOUN MODEL Y」と腰と腕の負担を軽減する「ATOUN MODEL Y...
ユニチカ・スパンボンド営業部農業資材グループ=東京都中央区日本橋本石町4―6―7日本橋日銀通りビル=は、ハウス内張りカーテン用のポリエステル・長繊維不織布「ラブシートシリーズ」の普及を進め、多くの生産者から評価されて期待を集めている。 同シリーズには、7つの性能がバランス良い「ラブシート7」、夏は遮熱、冬は保温の「スーパーラブシートクール&ホット」、耐候性・紫外線対策に適する「スーパーラブシートF...
ヤンマーアグリ(増田長盛社長、大阪市)は、IoTサービス「スマートアシストリモート」で生成した機械情報を、ウォーターセル(長井啓友社長、新潟市)が提供する営農支援ツール「アグリノート」上で利用できる連携サービスを、2021年3月3日から提供開始する。両社は連携して生産者の日々の営農をサポートする。
クボタ(北尾裕一社長)はオンラインでの農業機械展示会として「クボタバーチャル展示会農フェス!2021新春」(以下「農フェス」)のサイトをオープンした。新型コロナウイルスの影響で対面でのコミュニケーションが制限される中でも、農業従事者を始めとした利用者の声に寄り添うことを目的としている。同社は例年1月に、京都で「新春のつどい」と称して、取引先・個人投資家・学生などを対象とした大規模な製品展示見学会を...
クボタは1月14日、新春オンラインイベント「GROUNDBREAKERS―日本農業の未来へ」を開催した。イベントタイトル〝GROUNDBREAKERS〟は先駆者の意味。「農業に挑み続ける人々、グランドブレーカーズである皆様とともに日本の農業の現状や課題を一緒に考えより良い未来を描いて活きたい。日本農業の明日へのヒントや切り口を探求していきたい」との想いで立ち上げた。当日は約7000人が視聴、視聴者...
クボタは1月13・14日、『2021新春のつどい』及び『第74回クボタ機械グループディーラーミーティング』をオンライン開催した。目的は①前年度事業協力に対する謝意を表す②方針発表を通じてクボタグループの結束力を高める③オンラインイベント・バーチャル展示会を通じて、クボタの日本農業への想いを届けると共に、農業関係者と共に日本農業の課題とこれからを考える機会を創出する。サイト掲載商品は約180点(バー...
井関農機(冨安司郎社長)は昨年12月9日、2021年上半期新商品20品目37型式を発表した。今回は欧州向け小型トラクタ「TM3187シリーズ」や排出ガス第5次規制適合エンジンを搭載した欧州向け中型トラクタ「TG6007シリーズ」、北米向けエコノミートラクタ「MF1800E・MF2800Eシリーズ」など海外向け新商品を紹介する。
井関農機(冨安司郎社長)は、一堂に会して大々的に開催する予定だった「2021年ヰセキ全国表彰大会」を今年はコロナ禍の影響を鑑みて断念、井関グループ各社の社員大会でビデオメッセージを発信した。その中で、冨安社長は厳しい環境下の中も熾烈な商戦を勝ち抜き優秀な成績を収めた勝者達の健闘を称えると共に「引き続きシェアアップを最重点方針として取り組み、そのためにJAPANシリーズを積極推進していこう!」と呼び...
農業を営む上で欠かすことのできない農業機械。時代ごとに現れる様々な課題を解決し、農家の「頼れるパートナー」としてわが国農業の効率化・農産物の高品質化に貢献してきた。そこで、農業機械の開発・改良を進めてきた農研機構革新工学研究センターの鷹尾宏之進シニアアドバイザーにその歴史を解説頂く。本紙では回を分けこれを紹介する。==========================================...
日本の主食であるコメが最も輝く〝新米の季節〟がやってきた。米づくりは秋田県農業の主役だ。その秋田県で、いま期待を集めているのが米の新品種『秋系821』だ。秋田県農業は、『あきたこまち』1枚看板から脱却し、フレッシュなイメージを持つ極食味米『秋系821』をラインナップに加えることでブランド力を強化、また業務用米等にも目配りした競争力の高い米づくりで、お米のオールラウンダーを目指している。それと共に、...
農水省は「果樹農業の振興を図るための基本方針」を策定、今後の果樹行政を行うための基本方向を示した。全体的には、従来のような、供給過剰に対応した生産抑制的な施策から、低下した供給力を回復し、生産基盤を強化(増加)するための施策に転換するとしている。このための生産現場では、経営規模の大小といった条件にかかわらず、省力樹形や機械作業体系の導入による労働力生産性の質的向上や担い手の明確化と園地の次世代への...
日本農薬(友井洋介社長)は1月8日、昨年4月から同社が配信しているスマートフォン用アプリケーション「レイミーのAI病害虫雑草診断」の診断対象作物を、既存の水稲に加え、キャベツ、はくさい、レタス、ブロッコリー及びねぎへ拡大したことを発表した。同アプリは、同社とNTTデータCCSが共同で開発したAIが作物や田畑に発生する病害虫や雑草を写真から診断し、表示された候補から利用者が選択した防除対象に有効な薬...
Meiji Seikaファルマ(小林大吉郎社長)は1月12日、牛の肺炎治療用注射「フロルガン」を発売した。 「フロルガン」は、フロルフェニコールを有効成分とする注射用抗菌剤。有効菌種としてパスツレラ・マルトシダ、マンヘミア・ヘモリチカに加え、フロルフェニコール製剤として国内では初めてマイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム及びヒストフィルス・ソムニに対しても適応を取得している第一次選択...
農水省は、令和2年産の水稲作で多大な被害をもたらしたトビイロウンカについて、防除の手引きとなるリーフレットを作成した。 昨年はトビイロウンカの飛来量が多かったことに加え、8月から9月の天候が増殖に好適な高温・少雨となったことから、特に東海以西において本虫の発生が多く、坪枯れの被害が発生した。昨年の課題としては、都道府県の予察灯だけでは、本虫の飛来波の把握が難しく、多発生となるかどうかなど、発生動向...
未利用木質資源の有効活用法の普及に注力する緑産(小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名3334)。タワーヤーダや破砕機・選別機等の林業及び燃料製造製品からバイオマスボイラー等の利用機器まで、未利用材を有効活用する一連のラインアップを揃え、幹材や林地残材、根株といった難材の低コストチップ化等の最適なプランニングを行っている。
イワフジ工業(川崎智資社長)が高出力と環境性能を両立した次世代フォワーダとして発売したのが「U―6Eシリーズ」だ。林業専用に開発した足回りが抜群の運材性能を発揮。1号機が北海道内で活躍している。また、昨年末に油圧ショベル搭載型下刈り・枝条粉砕機械「M―85」ロータリークラッシャーの実作業動画を公開。視聴回数を増やしている。
刈払機やヘッジトリマの代わりに道路、河川などの維持管理や草刈り、剪定ができることから好評を得ているのが、石禮工業=高知県高知市長浜6283―13=の油圧ショベル装着式草刈剪定機CBシリーズ(チェーンバリカン)だ。作業者の負担を軽減しつつ安全でより大きな作業性能の実現を目指して開発された同機。柔らかい草から竹、樹木の枝に至るまで高い作業能力を実現。高い耐久性と容易なメンテナンス性も両立している。
経産省はこのほど、特定サービス産業動態統計調査10月分の確報をまとめた。 このうち、ゴルフ場の10月単月の売上高は85億7000万円で対前年同月比93・9%となった。今年に入ってから対前年同月比をみると、4月が同50・9%と大幅に減少したもののその後緩やかに回復傾向となり8月には前年並みとなった。しかし、9月は86・1%、と苦戦。10月は若干上向く形となった。
農水省は12月15日、令和2年産米の相対取引価格・数量(令和2年11月)を取りまとめた。11月の相対取引価格は全銘柄平均で玄米60㌔㌘あたり(以下同)対前年比4%下回る1万5010円、相対取引数量は全銘柄合計で同23%減の12万8800㌧となった。なお、対前月比では、価格は前月並み、数量は29%の減少となっている。
農水省は8日、令和2年産春植えばれいしょの作付面積、収穫量、出荷量(都府県)を公表した。都府県の収穫量は前年を8%下回る3万8000㌧だった。 この資料は、都府県の調査結果で、北海道分を含めた全国の動向は来年2月上旬に公表の予定。 令和2年の都府県の春植えばれいしょの作付面積は2万1400㌶で、前年産に比べ1000㌶(4%)減少した。 これは、高齢化による作付け中止や他作物へ転換されたことによる。...
農水省12月9日、令和2年産水陸稲の収穫量を公表した(関連記事4面)。令和2年産水稲の作付面積(子実用)は対前年産比7000㌶減の146万2000㌶でうち主食用作付面積は同1万3000㌶減の136万6000㌶だった。全国の10㌃あたり収量は同3㌔㌘増加の531㌔㌘を見込んでいる。この結果、収穫量(子実用)は同1000㌧増の776万3000㌧、主食用は同3万6000㌧減の722万5000㌧を見込んで...
未利用木質資源の有効活用法の普及に注力する緑産(小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名3334)。タワーヤーダや破砕機・選別機等の林業及び燃料製造製品からバイオマスボイラー等の利用機器まで、未利用材を有効活用する一連のラインアップを揃え、幹材や林地残材、根株といった難材の低コストチップ化等の最適なプランニングを行っている。
着用型ロボットの開発・販売を手掛けるATOUN=藤本弘道社長、奈良市左京6―5―2=が1月9日、JR大阪駅前のグランフロント大阪・パナソニックセンターに、期間限定で同社のパワードウェアを体験できるコーナーを開設した。 同社が展示会以外で常時利用できる体験コーナーを設置するのは今回が初。体験できるのは腰の負担を軽減する「ATOUN MODEL Y」と腰と腕の負担を軽減する「ATOUN MODEL Y...
ユニチカ・スパンボンド営業部農業資材グループ=東京都中央区日本橋本石町4―6―7日本橋日銀通りビル=は、ハウス内張りカーテン用のポリエステル・長繊維不織布「ラブシートシリーズ」の普及を進め、多くの生産者から評価されて期待を集めている。 同シリーズには、7つの性能がバランス良い「ラブシート7」、夏は遮熱、冬は保温の「スーパーラブシートクール&ホット」、耐候性・紫外線対策に適する「スーパーラブシートF...
イワフジ工業(川崎智資社長)が高出力と環境性能を両立した次世代フォワーダとして発売したのが「U―6Eシリーズ」だ。林業専用に開発した足回りが抜群の運材性能を発揮。1号機が北海道内で活躍している。また、昨年末に油圧ショベル搭載型下刈り・枝条粉砕機械「M―85」ロータリークラッシャーの実作業動画を公開。視聴回数を増やしている。