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減少傾向3県増22県に 水田の作付意向

減少傾向3県増22県に 水田の作付意向
農水省はこのほど、1月末時点の水田における作付意向を明らかにした。
 令和4年産については、増加傾向0県、前年並み25県、減少傾向22県となった。前年同時期と比較すると、増加傾向が0県は同様、減少傾向は3県増加した。なお、減少傾向とした22県のうち、1~3%程度減少傾向が15県、3~5%程度減少傾向が3県、5%超減少傾向が北海道、宮城、秋田、栃木の4道県などとなっている。
 一方、戦略作物については、飼料用米は、前年より増加傾向としたのが32県、前年並み13県。新市場開拓用米(輸出用米等)は20県が増加傾向、11件が前年並み、7県が減少傾向。麦は24件が増加傾向、12県が前年並み、9県が減少傾向。大豆は24県が増加傾向、13県が前年並み、8県が減少傾向となっている。このほか、増加傾向となっているのは、加工用米が16県、米粉用米22県、WCS用稲(稲発酵粗飼料)は17県、備蓄米は7県となっている。
 なお、前年と比較すると備蓄米を除く全ての作物で増加傾向の県が前年を上回った。
 農水省では「麦・大豆を増やす意向の県が大きく増える一方、飼料用米を増やす意向の県が3年産と同様に多いことから、引き続き、麦・大豆や野菜、子実用とうもろこし等の定着性の高い作物への転換を促していく」としている。

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