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農水省 基本計画の策定へ 農政審で議論スタート

農水省 基本計画の策定へ 農政審で議論スタート
農水省は8月29日、東京都千代田区の同省講堂で食料・農業・農村政策審議会・第1回企画部会の合同会議を開催し、坂本哲志農相が食料・農業・農村基本計画の変更について同審議会に諮問した。
 会議の冒頭では、坂本農相が「今回の基本計画は、改正基本法に基づく最初の計画であり、基本理念の実現に向けて具体的な政策を集中して実施していくために、今後5年間の政策の方向性を示す極めて重要な計画。また、改正法に掲げた基本理念の実現に向けては、農業者だけでなく、食に関わる全ての事業者、地方自治体、消費者などの幅広い関係者の皆様のご理解とご支援のもと、一体となって取組んでいくことが大切だと考えており、国民各界各層の様々な意見を伺い、基本計画を実効性のあるものとできるよう議論を尽くしてまいりたい。委員の皆様には、その英知を結集させていただきたい」と述べた。
 その後、坂本農相が同審議会の中嶋康博会長代理に諮問文を手交。この日は、新たな基本計画の策定に向け、食料安全保障をめぐる情勢、今後の審議の進め方について議論が行われた。
 今後は9月後半以降、現状と課題の分析、検討の視点の整理を行うため、第2~7回企画部会において、各品目の生産・消費、備蓄、輸出・輸入等について議論。地方意見交換会を経て、第8~13回企画部会において、とりまとめに向けた議論が行われる。そのうえで、令和7年3月にとりまとめを答申し、基本計画が閣議決定される予定となっている。

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