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適正な価格形成へ 飲用牛乳WGが論点まとめ議論深める

適正な価格形成に関する協議会

農水省は、10月20日、適正な価格形成に関する協議会の第1回飲用牛乳ワーキンググループを開催した。
 ワーキンググループは今年8月からスタートした「適正な価格形成に関する協議会」において、課題の分析及び適正取引が推進される仕組みの構築を検討するための場として、協議会の下に立ち上げられたもの。
 会議では飲用牛乳の流通経路について、事務局が説明。そのうえで、指定団体に対しては、入荷交渉がどのような仕組みで行われているのかや乳価交渉においてコストをどのように説明しているか(示しているコストの種類・示し方など)など。乳業メーカーに対しては価格設定はどのような考え方で行われているのか(需給、品質、原価・物流費等のコストの加味など)、乳業メーカーとしてのコストについて、どの程度取引価格に反映できているか、など。小売関係者に対しては、小売価格の設定はどのような考え方で行われているのか、小売価格に関し消費者の理解を得るための方策・工夫としてどのようなことが考えられるか、などの疑問を投げかけた。
 ワーキンググループは非公開のため、どのような議論が行われたのか明らかではないが、事務局を務める新事業・食品産業部によると、「今回の会合は第1回であり、議論の深掘りまでは至っていない。それぞれの立場の現状や課題の共有が主となった。今日出た意見を整理し、論点をまとめて次回の会議に繋げ、2回目以降議論を深めていきたい」としている。

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