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SUNGAのラジコン草刈機、発売 排土板装備で除雪も可能

SUNGAのラジコン草刈機、発売 排土板装備で除雪も可能
SUNGA=永井麻里社長、大阪府箕面市船場東1―10―9=は、ラジコン草刈機「カルゾーLM750」を発売。猛暑の中、農家にとって過酷な草刈作業の負担を軽減し、好評を得ている。
 主な特長は①排土板を標準装備。従来機より排土板を大きくし、長い草を押し倒し、ブレードに当たりやすくすることで、刈残しが少なく後処理が軽減できる。また、積雪時、同じ高さの除雪作業も可能②プーリーを従来機の両側6輪から16輪に増輪。地面との接地面を増やすことで、グリップ性能が向上。斜面での草刈作業もでき、最大傾斜角は50度。傾斜角35度程度では、斜面に対して垂直に上がることができ、ぬかるみや軟弱地では斜面に対して斜めに走らせると滑りにくい。
 ③同機は、エンジンと電動モーター駆動の仕様。エンジンは、ヤマハエンジン(MA190型)を搭載、バッテリーは容量を従来の12Ⅴから24Ⅴに増やした。また、発電機を変更したことで、発電能力が上がり、性能を落とすことなく、長時間、作業ができる。バッテリー走行可能時間は最大20時間④ラジコン操作は簡単で、危険な斜面や狭所の作業に対応。また、猛暑の中では日陰からの操作もできる。受信距離は約500m。
 永井社長は「猛暑の中、農家を営んでいる両親が草刈りを行っている姿を目の当たりにしてきた。高齢の農家が草刈りを行ううえで、楽にできる方法はないかと思い、開発に至った。作業時間の短縮、人件費の削減にも貢献できると嬉しい」と話している。

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