農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 重量計付ブロキャス 最新農業技術・品種に19件

重量計付ブロキャス 最新農業技術・品種に19件

農水省は先ごろ、現場への導入が期待される優れた10件の技術、9件の品種の合計19件を新たに「最新農業技術・品種2022」として公開した。このうち、技術選定成果は次の通り。
 ①耐倒伏性品種の根出し種子を用いた水稲無コーティング種子浅層土中播種栽培②ペレット肥料散布機付き除草機で省力化③高機動畦畔草刈機④施設内環境測定値活用のための「週間環境データ自動計算シート」⑤生物農薬タバコカスミカメによる施設栽培大玉トマトのタバココナジラミ防除技術⑥早期成園化と省力化を実現するニホンナシのジョイントⅤ字トレリス樹形⑦国産資源を活用した日本独自チーズ⑧安価かつ簡便にハウスの遠隔監視に使えるIoT機器「通い農業支援システム」⑨重量計付きブロードキャスタ⑩農業法人における従業員の人材育成ガイドブック。
 このうち、①は、作業の軽減が図れ、耐倒伏性品種と組み合わせることで収量増加や収益性の向上が見込める技術であり、既に導入している地域もある。
 ②は、施肥と同時に除草もできる除草機を開発。化学肥料・農薬の低減や除草作業の大幅な省力化に繋がる技術で、みどりの食料システム戦略にも合致する。
 ③は、1台で水田の畦畔及び整備法面における草刈り作業が可能な電動式のリモコン草刈機。傾斜法面や場面に応じて柔軟に対応できる畦畔除草技術として期待される。
 ⑨は、資材残量を逐次計測し、作業時資材残量の変化から、指示通りの施肥量になるよう自動で調整可能なブロードキャスタを開発。化学肥料の低減に資する取組で、みどり戦略の実現に資する。

関連記事

令和4年 都城4年連続トップ 市町村別産出額米は新潟、野菜は鉾田

令和4年 都城4年連続トップ 市町村別産出額米は新潟、野菜は鉾田

外部との連携推進 デジタル活用で事務簡素化

外部との連携推進 デジタル活用で事務簡素化

自給率の重要性変わらず

自給率の重要性変わらず

担い手の投資意欲高い 稲作は半数以上 景況DIはマイナス幅縮小

担い手の投資意欲高い 稲作は半数以上 景況DIはマイナス幅縮小