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新しい技術へ挑戦 農林水産祭で天皇杯等授与

新しい技術へ挑戦 農林水産祭で天皇杯等授与
農水省及び公益財団法人日本農林漁業振興会は11月23日、東京都渋谷区の明治神宮会館で令和4年度(第61回)農林水産祭を開催した。
 当日は始めに野村農相が挨拶に立ち「わが国の農林水産業は今まさに生産基盤を維持・強化し、将来にわたって食料を安定的に供給するためのターニングポイントを迎えていると考えている。こうしたなかで、国内の生産基盤を強化するとともに活力ある農山漁村を次世代に継承していく取組が一層重要となっている。天皇杯等3賞の受賞者をはじめ全国の農林水産大臣賞の受賞者の取組は先進的な技術を導入するとともに多くの人が働きやすい環境づくり、女性の経営参画にも積極的に取り組んでおり、地域の農林水産業・農山漁村の発展に貢献されてきた。本日を契機に後進の見本となり更にご活躍いただくことをご期待申し上げる」と述べた。
 その後、天皇杯を受賞した熊本県の㈱パストラルの市原幸夫・代表取締役が生産者を代表し収穫感謝の言葉。「農林水産業者は現在、これまで経験したことのない局面に遭遇しており、未曾有の危機をどう乗り越えるかが喫緊の課題。特に国土の7割を占める中山間地域における農林業振興のあり方が問われている。そうしたなかでも我々農林水産業者は先人の知恵を引き継ぎ、新しい技術への挑戦、経営の革新に努め、国を守るという高い使命感を持って国民の期待に応えねばならない」と述べた。
 また、消費者代表として明治神宮総代の深尾精一氏が挨拶。農林水産業者への感謝の想いを述べた。
 続いて優秀農林水産業者表彰として、天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞の各賞が授与された。
 また、当日は岸田文雄首相もメッセージを寄せ「今回の受賞を契機に皆様の経営がさらに発展すること、皆様の取組が範となり全国各地に広がることでわが国農林水産業・農山漁村が将来にわたって成長し、次世代に引き継がれていくことを期待している。今後、スマート農林水産業、輸出促進、グリーン化、食料安全保障の強化を農林水産政策の4本柱として、農林水産業者の皆様を後押しし、食料安全保障の強化と農林水産業の持続的な成長を推進していく」とした。

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