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三菱マヒンドラ農機、発明で地域に貢献 R4中国地方発明表彰受賞 

三菱マヒンドラ農機、発明で地域に貢献 R4中国地方発明表彰受賞 
三菱マヒンドラ農機(齋藤徹社長、島根県松江市)は令和4年度中国地方発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)において、同社の発明が島根県発明協会会長賞、発明奨励賞を受賞した。地方発明表彰は、優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもので、1921年から続く、歴史ある発明表彰制度。

 地方発明表彰は、その発明が地域産業にいかに貢献しているか、という観点から、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分けて実施されており、同社は本社のある中国地方に属している。
 同社グループは、本年次の賞を受賞した。
 ▽島根県発明協会会長賞(特許番号・第6914099号)=農用トラクタのフロントグリル構造▽発明奨励賞(特許番号・第6888983号)=枕地旋回作業機昇降報知制御。
 発明の概要は以下の通り。
【農用トラクタのフロントグリル構造】この発明は、通常ボンネット開閉時などで大きな荷重がかかるフロントグリル部分を樹脂部品のみで構成し、通気孔部やライト取付部の形状の工夫によってフロントグリル基部の強度を維持しつつ、カバーやライト形状のデザイン自由度を広げたことで、同社デザインコンセプト「EAGLEDESIGN」の実現に寄与した。
【枕地旋回作業機昇降報知制御】この発明は、トラクタの操舵角、走行距離、トラクタのパラメータに応じて旋回開始位置から、作業機下降位置を算出するため、作業時に旋回後自動で作業機を所定の位置に下ろすことができ、位置情報を用いず簡単に耕耘作業ができる「オートダウン機能」を実現した。前行程の耕耘終わりと次工程の耕耘はじめが揃うのでタイミングを見て作業機を下す手間が必要ない。

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