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収穫・残さ処理同時に 一関で見学会開催 水稲直播子実用トウモロコシ普及促進会

水稲直播及び子実用トウモロコシ普及促進会(事務局:農研機構東北農業研究センター)は、10月31日、岩手県平泉町のアグリ平泉のほ場で「岩手県一関地域『子実用トウモロコシ収穫作業』」見学会を開催した。
 当日は、みちのくクボタが協力。現在開発中の子実用トウモロコシ収穫用のスナッパヘッダを装備した汎用コンバイン「WRH1200」とクバンランド社製のオフセットチョッパー「FHP185H」を装備したトラクタ「M110GE」を提供、収穫作業と同時に残さ処理を行う様子を披露した。
 アグリ平泉は今回の会場となったほ場(1ha)で今年から子実用トウモロコシの栽培をスタート。6月の播種作業見学会では、みちのくクボタの協力でバキュームシーダを使った播種を実施している。今年の出来について、種苗会社のパイオニアエコサイエンスの白戸洋一氏は「1年目としては上出来。日照不足や大雨などもあり、実が小さいものもあるが、開花期をなんとか乗り切りしっかり充実している。現在の水分量は約25%で収穫にはベストな状況」と説明。また、「府県では単収800㎏を目標としているが、なかなか難しい。初年度であれば700㎏であれば上出来。今年は宮城や秋田で大水害が発生し、被害を受けたところでは、100㎏、高いところでは900㎏とれたところもあり、ばらついた作況となっている」などとした。
 続いて、みちのくクボタ担い手推進部が機械の説明。WRH1200は「ミラクルバースレッシャー」を搭載しており、機械に負荷をかけすぎず、高い選別精度を実現。開発中のスナッパヘッダは、トウモロコシの実のみを脱穀部に入れることができ、より良い選別ができるなどとした。
 普及会によると、2020年の会立ち上げ以降岩手県内の子実用トウモロコシの作付けは着実に増加しており、今年は県内で45~50‌haにまで広がったという。普及会では見学会を通じ取組む地域を増やしたい考えだ。

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