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23年は2兆7165億円に 需要予測油圧ショベル7534億円 建機工

23年は2兆7165億円に  需要予測油圧ショベル7534億円 建機工
日本建設機械工業会(本田博人会長)は、8月25日、記者会見を開催し建設機械の需要動向・景況感及び工業会の活動内容を中心に説明を行った。
 本田会長は前回(2月24日)に公表した需要予測からロシアのウクライナ侵攻などで大きく状況が変わったと説明。そのうえで2022年度通期の予測は国内が底堅く推移、輸出は続伸し対前年度比3%増の2兆6194億円、2023年度通期は国内微増、輸出は堅調に推移し同4%増の2兆7165億円となり22年度を超えて過去最高の金額と予測した。
 内訳をみると、輸出は2022年度は上期が同7%増の8387億円、下期同4%増9160億円。2023年度は上期が同6%増の8931億円、下期が同3%増の9454億円。国内は2022年度は上期が同1%減の3907億円、下期が同1%増の4740億円。2023年度は上期が同2%増3971億円、下期は同1%増の4809億円とした。2007年を基準とした指数で見ると、国内は2013年以降約110で推移。一方、輸出は2012年以降現地生産が進み100を割り込む状況が続いていたが、2021年に101と初めて100を超え、22年度予測106、23年度予測111と大幅に改善している。
 機種別では、油圧ショベルは2022年は国内は前年度並みの3028億円、輸出は同2%増の7534億円。23年は国内同2%増3086億円、輸出同4%増の7869億円とした。
 本田会長は会見の最後に所見として「2050年カーボンニュートラルやDXなど建機を巡る情勢変化には著しいものがある。建機工としては会員の不断の努力を結集し産業の力を強化していくことが重要だと考えている」と述べた。

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