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精密な肥料散布実現 クーンAXISシリーズ エム・エス・ケー農機

資材価格が高騰する中、エム・エス・ケー農業機械(齊藤良幸社長)が提案するのは「スマート農業」に飛躍的な貢献をもたらす肥料散布機、クーン社のファテライザースプレッダー「AXIS・2」シリーズだ。クーン特許機構のCDA配給システム(肥料の落下位置と散布域をコントロール)を筆頭に搭載されたハイテク要素が、運用コスト対策の「カギ」となる。

 エム・エス・ケー農業機械=北海道恵庭市戸磯193―8=が発売している「AXIS・2」シリーズは、スプレッダー設定が工具不要で容易に変更でき、GPS自動操舵により昼夜を問わずに作業が可能になり作業期間の短縮化に直結。さらには車速連動で二重散布を防止し経費を削減することで経営の安定をサポートする。
 施肥マップに基づく可変施肥で土壌分析との連携による減肥を導き、畑のバランスと作物の成育可能性を高め多収に貢献し、ハイテク化ならではの収益増を図る。
 発売モデルは「AXIS30・2K」「AXIS30・2Q」「AXIS30・2W」「AXIS40・2WISOBUS―P」「AXIS40・2H―EMCW―P」。散布能力は最大約500㎏/分。ホッパー容量も標準1400~最大3200ℓが選択可能だ。
 また、ディスクに溶接された羽により遠心力からの肥料の飛散を防止し、肥料の流れを均一に保ち、羽の上に設置されたブラシが肥料を誘導し散布の落下位置をより正確に。超低速回転の特殊形状アジテーターが肥料粒を砕かずに散布することを実現。
 「AXIS40・2」シリーズはISOBUS仕様でGPS連動やISOBUSターミナルのCCIターミナルと組合わせることにより可変施肥、セクションコントロールといったデータを活用し、最大限の自動化作業を目指す。
 KUHN社は機種選定やキャリブレーションに活用できる無料アプリを持ち、AXISでは「SpreadSet」を使用する事で肥料の粒形や比重、境界線散布の設定等、機械の目の前で操作が可能。
 規模拡大が進む中で〝より使いやすく、より精密な作業〟で日本の農業を支える「AXIS・2」シリーズ。同社ホームページで革新的な機能について詳細に説明している。

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