尿素は94%の上昇 令和4肥料年度秋肥価格 JA全農
JA全農は5月31日、令和4肥料年度秋肥(6~10月)の肥料価格を決定した。それによると、単肥の窒素質のうち尿素(輸入・大粒)が前期比(春肥対比)94%、同(国産・細粒)が同73%、硫安(粉)が45%、りん酸質のうち過石と重焼りんが同各25%、加里質のうち塩化加里が同80%、けい酸加里が同36%とそれぞれ上昇。複合肥料の高度化成(基準)は同55%の上昇となった。
JA全農によると、肥料原料は、穀物相場の上昇から好調な需要が続くなか、中国の輸出規制、ロシアのウクライナ侵攻などにより、世界有数の肥料輸出国からの輸出が停滞し、限られた代替ソースに世界中から需要が集中したため、需給が更にひっ迫し、世界的に原料調達の先行きに対する不安が高まっている。
このような情勢を受け、窒素、りん酸、加里の国際市況は、全てが史上最高値まで上昇。今後も高い水準で推移すると見込まれる。また、外国為替相場は、日米の金利差の拡大を受け急激に円高が進行したと説明した。
なお、価格変動率は県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しない。また、複合肥料は価格指標となる基準銘柄であり、流通上の銘柄とは異なる。
JA全農によると、肥料原料は、穀物相場の上昇から好調な需要が続くなか、中国の輸出規制、ロシアのウクライナ侵攻などにより、世界有数の肥料輸出国からの輸出が停滞し、限られた代替ソースに世界中から需要が集中したため、需給が更にひっ迫し、世界的に原料調達の先行きに対する不安が高まっている。
このような情勢を受け、窒素、りん酸、加里の国際市況は、全てが史上最高値まで上昇。今後も高い水準で推移すると見込まれる。また、外国為替相場は、日米の金利差の拡大を受け急激に円高が進行したと説明した。
なお、価格変動率は県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しない。また、複合肥料は価格指標となる基準銘柄であり、流通上の銘柄とは異なる。