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タカキタ 売上高70億2600万円 2022年3月期決算

タカキタ 売上高70億2600万円 2022年3月期決算
タカキタ=松本充生社長、三重県名張市夏見2828=は5月11日、2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の決算を発表した。売上高は70億2600万円(前年同期比8・0%増)、営業利益5億2900万円(同32・5%増)、経常利益5億9300万円(同30・3%増)、当期純利益4億円(同24・0%増)、農機部門の売上高は66億1100万円(同8・9%増)、年間配当は1株10円。
【農機事業部門】国の畜産クラスター事業の採択が一定程度進んだことによる、高品質な国産飼料増産と食料自給率の向上に寄与するエサづくり関連作業機の可変径ロールベーラおよび、細断型ホールクロップ収穫機等の伸張や、集草作業機ツインレーキのシリーズ化や有機肥料散布機ミックスソーワ等の新製品投入効果もあり、国内売上高は増収となった。また、海外売上高は感染症の影響により、営業活動の縮減が続いたものの、新製品投入効果や中国向けの部品受注の増加、オンライン展示会の活用効果等により増収となった。農業機械事業全体の売上高は前年同期比5億4200万円増加し、66億1100万円となった。
【軸受事業部門】得意先からの受注の減少により売上高は、前年同期比2000万円減少し4億1400万円(前年同期比4・7%減)となった。
【今後の見通し】次期事業年度は、同社創業110周年を見据えた中期経営計画「Offensive110」の最終事業年度であり「やり切る信念、更なる挑戦、次代へつなぐOffensive110」をスローガンに、引き続き独創的で圧倒的な仕様・品質・コストに基づく競争力・提案力をつけ、業績の向上と社会貢献に努める。主力の畜産・酪農市場向け製品のシェア拡大や、国の環境政策として食料・農林水産物の生産向上と、持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」に基づく有機農業取組面積拡大目標に向けた、土づくり関連を中心に畑作・果樹市場への地域戦略の実行と新製品投入によるシェア拡大に努める。さらに「スマート農業」に対応する新たなICT技術の開発と新製品の市場投入にスピードを上げて取組み、ブランド力とシェア拡大を図る。2023年3月期の業績見通しは、売上高72億円、営業利益4億円、経常利益4億5000万円、当期純利益3億円を見込む。
【役員異動(2022年6月28日付)】▽新任監査等委員である取締役候補=社外取締役(監査等委員)向井太志(弁護士)▽退任予定取締役=社外取締役(監査等委員)高階貞男(同)《敬称略》。

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