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工進 新工場を今夏に稼働 海外向け製品を内製化

工進=小原英一社長、京都府長岡京市神足上八ノ坪12=の本社敷地内にこのほど、第3工場が完成した。今夏に本格稼働する。主に海外向けポンプを製造、「メイド・イン・ジャパン」のものづくりをさらに推進する。最新鋭の設備・技術を導入し、3年後には完全自動化による完全無人化工場の実現を目指す。
 同社はポンプ製造が主力。世界160カ国以上に出荷実績がある。新工場では、これまで中国工場で生産していた一部製品や部品を内製化し「高品質・短納期・求めやすい価格」で商品を提供できる生産ラインを構築する。天候に需要が左右されやすいポンプ製造だが、生産の自動化を進めることで、効率的で柔軟な生産に対応する。またコロナ禍で供給網が不安定になる中、国内生産は短納期での安定供給が行えるメリットもある。
 新工場は3階建て、延べ床面積3000㎡の規模。最新の制御システムを搭載した1250tダイカスト成型機を導入し、従来よりも大型のパーツを自動で生産する。また、180t樹脂成型機を同社で初導入。これまで外部発注していた樹脂成型が自社で行えるようになり、海外調達部品の内製化が実現する。
 溶接作業は溶接ロボットが担う。ロボットシステムの先端にスキャナーを搭載し、溶接個所を読み取り微細なずれや個体差を自動補正する。溶接ロボット2台が連動することで、スピーディーに加工作業を行う。

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