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諸岡が東京電機と共同開発 ゴムクローラ式移動電源車

諸岡=諸岡正美社長CEO、茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358=は、12月1日~3日まで東京ビッグサイトで開催された防災産業展2021で、東京電機(塩谷智彦社長、本社:茨城県つくば市)と共同開発した「ゴムクローラ式移動電源車」を展示。防災関連機器が並んだ会場内でひと際存在感を示していた。
 災害停電地域に迅速に電力供給を可能にすることを目的に開発したゴムクローラ式移動電源車。諸岡社長と、東京電機の塩谷社長が高校の先輩後輩の間柄で同じ茨城県内に本社を構える企業などさまざまな縁で実現した。強靭な足回りと高い走行性能を誇り、大雨でぬかるんだ悪路や坂道、倒木や障害物などがある道路や場所も撤去せずに乗り越えて進むことができる諸岡キャリアダンプと、年間1500台の非常用電源を生産販売して業界でも屈指のシェアと実績を持つ東京電機の自家発電装置というお互いの長所が融合した仕様になっている。今後も共同で改善を行い、災害停電地域にいち早く駆けつけて電力供給できる他社にはない移動式電源車に進化させていくという。
【ゴムクローラ式移動電源車】諸岡のキャリアダンプMST―1000VDLをベースに東京電機のディーゼル式の自家発電ユニットを搭載。ゴムクローラ式による高い走行性能がポイント。発電装置の出力は100キロボルトアンペアとし、一般的な小学校の体育館での避難生活で使用する電力を1回の燃料で8時間、燃料を継ぎ足すことで1週間ほど賄える能力を備えている。また、電気を供給する送電ケーブルを備えているので現場でケーブルを敷設する必要がなく、電動リールを採用することにより送電ケーブル敷設の省力化も可能にした(自動/手動の切り替えも可能)。

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