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コマツのハーベスタヘッドに期待集まる 安全なオペレーション実現

コマツ(東京都港区赤坂2―3―6)は、今年の4月にハーベスタヘッドの新しいモデル「PC138US―11ハーベスタC93仕様」を発売、約10年ぶりのモデルチェンジということもあり、多くの林業関係者から期待を集めている。
 C93は、コンスタントカット機能を採用し、ソーバーの回転跳ね上がりの防止制御により安全なオペレーションを実現しており、他にも安全や生産性向上に貢献する多くの機能がある。
 一方、機械自体を充実させることももちろんだが、同社が力を入れているのは、「森林の見える化」と「林業サプライチェーンの見える化」を活用したスマート林業の推進。林業事業体や森林組合などサプライチェーン全体の生産性向上に貢献することに取り組んでいる。
 「森林の見える化」に関しては、ドローンにより、森林内の木の本数や成長度合いなどを計測、その情報を「データ活用基盤(LANDLOG)」に集積したうえで、アプリで分析し森林の管理に生かしていく。
 「林業サプライチェーンの見える化」に関しては、ハーベスタから木材の長さや直径に関するデータを取得し、「LANDLOG」に転送してアプリで見える化することにより効率化を図っていき、木材を販売することなどにつながるようにしていく。
 また、同社では、林業現場を機械化することにより、人は常に安全な運転席に座り、「地面に足を下ろさない」作業に切り替えることで、斜面でのチェンソーを使った手作業による木の伐倒などの危険が伴う作業をなくしていき、労働災害を減少させることを考えている。

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