農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > コマツのハーベスタヘッドに期待集まる 安全なオペレーション実現

コマツのハーベスタヘッドに期待集まる 安全なオペレーション実現

コマツ(東京都港区赤坂2―3―6)は、今年の4月にハーベスタヘッドの新しいモデル「PC138US―11ハーベスタC93仕様」を発売、約10年ぶりのモデルチェンジということもあり、多くの林業関係者から期待を集めている。
 C93は、コンスタントカット機能を採用し、ソーバーの回転跳ね上がりの防止制御により安全なオペレーションを実現しており、他にも安全や生産性向上に貢献する多くの機能がある。
 一方、機械自体を充実させることももちろんだが、同社が力を入れているのは、「森林の見える化」と「林業サプライチェーンの見える化」を活用したスマート林業の推進。林業事業体や森林組合などサプライチェーン全体の生産性向上に貢献することに取り組んでいる。
 「森林の見える化」に関しては、ドローンにより、森林内の木の本数や成長度合いなどを計測、その情報を「データ活用基盤(LANDLOG)」に集積したうえで、アプリで分析し森林の管理に生かしていく。
 「林業サプライチェーンの見える化」に関しては、ハーベスタから木材の長さや直径に関するデータを取得し、「LANDLOG」に転送してアプリで見える化することにより効率化を図っていき、木材を販売することなどにつながるようにしていく。
 また、同社では、林業現場を機械化することにより、人は常に安全な運転席に座り、「地面に足を下ろさない」作業に切り替えることで、斜面でのチェンソーを使った手作業による木の伐倒などの危険が伴う作業をなくしていき、労働災害を減少させることを考えている。

関連記事

【津村鋼業】ツムラ角鳩会が第50回総会を開催|第50回角鳩会を開催 信頼の角鳩ブランド構築

農水省、みどりの食料システム法に基づき3事業者を新たに認定|井関農機・・タイショー、OATアグリオ、WAKUが採択

クボタの全地形型プラットフォーム車両「KATR」が世界的「レッドドット・デザイン賞」を受賞

山本製作所、新型荷受ホッパ「BHL-8(D)シリーズ」を発表|穀物搬送の効率化と多用途対応を実現

山本製作所、新型荷受ホッパ「BHL-8(D)シリーズ」を発表|穀物搬送の効率化と多用途対応を実現