林業経営の黒字化へ 林業経営体数3.4万 1経営体当たり素材生産量は増加 ~令和2年度森林・林業白書~
林業経営体は減少傾向で推移しながらも、素材生産量は増加傾向で推移。木材自給率も37・8%にまで上昇した。一方で林業経営体の経営状況をみると、林業単体ではほとんど利益が出ておらず、いかに「儲かる林業」へと転換するかが大きな課題となっている。そうしたなか、先ごろ閣議決定された令和2年度の森林・林業白書では特集として「森林を活かす持続的な林業経営」をテーマに現状や今後の林業経営の可能性を紹介、林業経営の黒字化の見通しを示している。