農水省、農業支援サービスを強化|令和8年度予算で9億8000万円を計上
農林水産省は、農作業の受託、農業機械のレンタル・シェアリング、人材派遣、データ分析などを行う「農業支援サービス」を、持続可能な農業の実現に向けた重要な基盤と位置づけている。これらのサービスは、農業の省力化・効率化を推進するうえで不可欠な存在であり、同省はその支援体制を強化している。
令和8年度の予算概算要求では、「スマート農業・農業支援サービス事業導入総合サポート事業」として、前年度当初予算を大きく上回る9億8000万円を計上した。これにより、スマート農業機械の導入に必要な経費を支援するとともに、農業支援サービスの品質向上を図る。
具体的には、作業工程や作業精度などを標準化した「標準サービス」の策定を進めており、農業支援事業者が提供するサービスの信頼性と再現性を高めることを目的としている。