【カーボン・オフセットで森づくり62】都市の森林守る使命、山の荒廃防ぎ「減災」を ~大阪府森林組合~
880万人が暮らす大都市・大阪には、大阪平野を囲むように北から南まで5万6000㏊を超える森林が存在する。林業が盛んな他地域に比べると規模は大きくないが、「多くの人が生活する市街地と山が近接する地域事情から、都市の森林として守り育てる使命がある」と大阪府森林組合=栗本修滋代表理事組合長、大阪府高槻市原1052―1=の山田重雄・常務理事は力を込める。
同組合では2010年から、CO2など温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が発行する「オフセット・クレジット」制度に参加。活用方法の一つとして、木目が詰まり高品質なブランド木材「おおさかスローウッド」の活用をPRする「スローウッドの森林(もり)づくり」事業を打ち出す。
同組合では2010年から、CO2など温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が発行する「オフセット・クレジット」制度に参加。活用方法の一つとして、木目が詰まり高品質なブランド木材「おおさかスローウッド」の活用をPRする「スローウッドの森林(もり)づくり」事業を打ち出す。