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R6年産米 生産量不足明らかに 生産性向上等で増産へ舵

今なお続く米を巡る混乱について、農水省は需要量等の見通しを見誤り生産量が不足していたことが要因との調査結果を明らかにした。5日に開かれた米の安定供給等実現関係閣僚会議で小泉農相が明らかにしたもの。
 農水省が毎年まとめている需給見通しにおいては、人口減により需要が毎年10万tずつ減少するとの見通しを前提に作成していた。
 一方、実際はコロナ禍以降インバウンドが急増。それに伴い、米でもインバウンド需要が増加。農水省の試算では、令和5/6年は前年比3・5万t増の5・6万t、6/7年は6・3万tと伸びを見せている。更に家計購入量についても、5/6年は1世帯当たり57・2㎏、6/7年は60・2㎏と増加傾向で推移した。これについて、農水省では、5/6年については、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した小麦価格の上昇により米が相対的に値ごろ感があったこと、6/7年については、米不足に対する不安といった消費者心理から増加したものと分析している。

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