無人航空機の散布性能 ISOで評価方法制定
ドローンには、農薬などを圃場に均一に散布する性能が求められるが、メーカーごとに散布装置の仕様や性能がさまざまだ。こうした中、農林水産省は、ISO(国際標準化機構)において無人航空機の散布性能に関する国際規格が制定されたと発表した。
規格名は「農林業用機械―無人航空機散布システム)」で、無人航空機による農薬などの散布性能に関する要件および評価方法が定められている。
だが、現時点ではドローンメーカーなどによる認証取得の動きは見込まれていないという。
消費・安全局植物防疫課の担当者によると、「今回のISO規格は、農業機械として圃場に均一に散布できるかという観点から策定された。ISO規格によくあることだが、評価方法は定められたものの、その評価に基づいた基準値が設けられていないため」と説明している。これまで散布性能については、令和元年度まで、農林水産省に登録された民間機関である(一社)農林水産航空協会が、機体の性能確認と登録を行っていた。しかし、同年の規制改革によりこの仕組みは廃止された。これを受けて、日本農業機械工業会などが代表となり、ISO規格の策定に参画した。
規格名は「農林業用機械―無人航空機散布システム)」で、無人航空機による農薬などの散布性能に関する要件および評価方法が定められている。
だが、現時点ではドローンメーカーなどによる認証取得の動きは見込まれていないという。
消費・安全局植物防疫課の担当者によると、「今回のISO規格は、農業機械として圃場に均一に散布できるかという観点から策定された。ISO規格によくあることだが、評価方法は定められたものの、その評価に基づいた基準値が設けられていないため」と説明している。これまで散布性能については、令和元年度まで、農林水産省に登録された民間機関である(一社)農林水産航空協会が、機体の性能確認と登録を行っていた。しかし、同年の規制改革によりこの仕組みは廃止された。これを受けて、日本農業機械工業会などが代表となり、ISO規格の策定に参画した。