酪肉近の改定に向け 農政審畜産部会で議論開始
農水省は9月10日、省内の会議室で食料・農業・農村政策審議会畜産部会(令和6年度第4回)を開催、審議会に対し「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」(酪肉近)、「家畜改良増殖目標」について諮問が行われ、それぞれの改正に向けた議論がスタートした。
部会では、現行酪肉近における「需要の長期見通し」「生産数量目標」等の現状、現行の酪肉近策定時からの情勢の変化と対応状況などについて報告された。
現行の酪肉近の需要見通しでは、生乳の現状の評価について、飲用等の消費量及び仕向け量は概ね横ばいで推移していたが、令和4年度以降は減少傾向。乳製品では特に脱脂粉乳の需要が低迷していたことから需給ギャップが生じ、過剰在庫が発生。このため、生産者団体と乳業者が協調した在庫削減対策を実施、などとした。
今後、10~11月にかけ酪農・乳業、肉用牛・食肉、飼料・その他などテーマごとに議論を実施。来年1月に構成案を、2月骨子案を作成、3月下旬の答申を目指す。また、酪肉近及び家畜改良増殖目標に対し、広く国民から意見・要望を集める。
部会では、現行酪肉近における「需要の長期見通し」「生産数量目標」等の現状、現行の酪肉近策定時からの情勢の変化と対応状況などについて報告された。
現行の酪肉近の需要見通しでは、生乳の現状の評価について、飲用等の消費量及び仕向け量は概ね横ばいで推移していたが、令和4年度以降は減少傾向。乳製品では特に脱脂粉乳の需要が低迷していたことから需給ギャップが生じ、過剰在庫が発生。このため、生産者団体と乳業者が協調した在庫削減対策を実施、などとした。
今後、10~11月にかけ酪農・乳業、肉用牛・食肉、飼料・その他などテーマごとに議論を実施。来年1月に構成案を、2月骨子案を作成、3月下旬の答申を目指す。また、酪肉近及び家畜改良増殖目標に対し、広く国民から意見・要望を集める。