デリカ レタス収穫機を披露 2畝同時カット作業を実現
デリカ=金子孝彦社長、長野県松本市大字和田5511―11=は、先頃長野市のエムウェーブで行われたJA農機&資材フェスタ2024で6月に新発売した『レタス収穫機/DX―121』を披露した。長野県内の大規模農業法人で既に稼働しており、レタス収穫の省人化に向けて大きな期待を集めている。
4.2PSのガソリンエンジンを搭載し、走行部はクローラを採用。HST無段変速で最高速度2・67㎞を実現し、2畝のレタスを同時にカットしながら前進していく。
収穫できるのは結球レタス・リーフレタス、ロメインレタスで、▽全面マルチ栽培▽ビニール製マルチ▽条間440~460㎜▽マルチの2度使いをしないといった条件で使用できる。
カット部にはスポンジクッションを採用した独自のカット機構を搭載。包丁は新潟県燕三条市内の刃物メーカー製を採用し、軟弱野菜であるレタスを優しく包みこみながら刈り取っていく。切断高さは0~40㎝までハンドルにより調整が可能。畝の起伏に追従する円盤で安定した切断を実現している。また、機体寸法は全長2200㎜、全幅1290㎜、全高1075㎜とコンパクト。機体重量は420㎏なので専用の運搬機を用意する必要もなく普通のトラックで運ぶことができそうだ。
「2016年から開発に着手して足掛け8年でようやく商品化できた」と開発技術部の胡桃沢隆課長。生食用は傷がつかないよう外葉を残さなければならないなどの精度が求められるため、加工用レタスがターゲットというが、生食用としても想定以上の良いデータが取れているという。
最大の導入メリットは作業効率の向上。従来の手作業と比べ10倍の速さを実現する。「導入いただいた農業法人様は現在4人1組で作業を行っているが、同機を使うことで機械オペレータを含めた3人1組にでき、将来的には機械オペレータと作業者の2人作業を目指している」と胡桃沢課長は述べた。
今後は実演を行い作業性を披露する考え。作業員の確保が厳しい中、更なる面積拡大を目指す生産者にとって大きな力になることが期待される。
4.2PSのガソリンエンジンを搭載し、走行部はクローラを採用。HST無段変速で最高速度2・67㎞を実現し、2畝のレタスを同時にカットしながら前進していく。
収穫できるのは結球レタス・リーフレタス、ロメインレタスで、▽全面マルチ栽培▽ビニール製マルチ▽条間440~460㎜▽マルチの2度使いをしないといった条件で使用できる。
カット部にはスポンジクッションを採用した独自のカット機構を搭載。包丁は新潟県燕三条市内の刃物メーカー製を採用し、軟弱野菜であるレタスを優しく包みこみながら刈り取っていく。切断高さは0~40㎝までハンドルにより調整が可能。畝の起伏に追従する円盤で安定した切断を実現している。また、機体寸法は全長2200㎜、全幅1290㎜、全高1075㎜とコンパクト。機体重量は420㎏なので専用の運搬機を用意する必要もなく普通のトラックで運ぶことができそうだ。
「2016年から開発に着手して足掛け8年でようやく商品化できた」と開発技術部の胡桃沢隆課長。生食用は傷がつかないよう外葉を残さなければならないなどの精度が求められるため、加工用レタスがターゲットというが、生食用としても想定以上の良いデータが取れているという。
最大の導入メリットは作業効率の向上。従来の手作業と比べ10倍の速さを実現する。「導入いただいた農業法人様は現在4人1組で作業を行っているが、同機を使うことで機械オペレータを含めた3人1組にでき、将来的には機械オペレータと作業者の2人作業を目指している」と胡桃沢課長は述べた。
今後は実演を行い作業性を披露する考え。作業員の確保が厳しい中、更なる面積拡大を目指す生産者にとって大きな力になることが期待される。