山本製作所 つくる力で世の中をワクワクさせる 社員世界一周旅行制度

コロナ禍あけ、再スタート
〝つくる力で世の中をワクワクさせる〟をビジョンに掲げる、山本製作所=山本丈実社長、本社:山形県天童市=では「世界を肌で感じ、国際的な視野を広げてほしい」「モノづくり企業で働く社員として感性を磨いてほしい」との想いから、社員を対象とした世界一周旅行制度を2013年から実施している。この制度でこれまでに7人の社員が世界一周を経験した。2020~2023年は新型コロナの感染拡大により中断していたが、この募集を、このほど再開する運びとなった。
コロナ前に世界一周旅行の対象者として決定されていた同社の女性社員が、今年6~7月に29日間かけて、トルコ~ハンガリー~スロベニア~アイスランド~フランス~アメリカを巡ってきた。「すこだま発見!山形の魅力旅!」をテーマに、山形の名物である「さくらんぼ・蕎麦・温泉」にスポットを当てて行った今回の旅行の報告会が8月5日に行われる。その後、2024年度の募集がスタートする。
※「すこだま」とは、山形弁で「いっぱい」の意味。
【「世界一周旅行制度」についての山本製作所の想い】社会人として働いていると長期休暇を取ることは難しく、弊社オフィスが所在する山形県は国際空港へのアクセスに時間がかかる。そのため、ヨーロッパや南北アメリカ、アフリカといった移動に時間がかかる地域を訪問できる人は多くない。また、これらの地域訪問にはそれなりの費用がかかる。円安が進む昨今、金銭的な負担はさらに大きくなっている。このような時間的・金銭的な制約をできるだけ会社側で取り除き、「世界を肌で感じ、国際的な視野を広げてほしい」「モノづくり企業で働く社員として感性を磨いてほしい」という想いから、弊社ビジョンである「つくる力で世の中をワクワクさせる」に沿った活動の一環として、同制度は2013年にスタートした。
弊社は、100年以上にわたるモノづくりで培った〝つくる力〟で、国内はもとより世界的な食糧生産における課題、循環型社会の実現に向けた課題の解決を目指している。このような世界的な課題の解決にあたっては社員の成長があってこそ。『世界一周旅行制度』によって、グローバルな感覚と豊かな感性を持つ社員を増やしていきたい。
《世界一周旅行制度》▽対象=入社2年目以降の正社員▽人数=1年度最大2名▽期間=1カ月程度▽費用負担=世界一周航空券・燃油サーチャージ・空港税等の費用は会社負担。そのほか、宿泊代・渡航保険代として日当を支給▽応募要領=世界一周旅行を希望する社員は、世界一周航空券の就航都市を結び、自分が希望する世界一周プラン(途上国も含める)を作成して人事担当者に提出する。作成する世界一周プランのテーマは自由。その後、社長へのプレゼンテーションを経て決定される。