農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 塩化カリ備蓄目標を達成 

塩化カリ備蓄目標を達成 

農水省は先ごろ、経済安全保障推進法に基づく肥料原料の国内備蓄について、塩化カリウムは国としての備蓄目標(年間需要量の3カ月分に相当する数量の恒常的な確保)を達成したと発表した。備蓄目標達成は、農水省が同法に基づく「供給確保計画」の第三弾認定を行ったことによるもの。
 経済安全保障推進法では、国民の生存に必要不可欠な又は広く国民生活・経済活動が依拠している特定重要物質を指定し、その安定供給確保に取組む民間事業者の供給確保計画を認定し、支援することを通じて、特定重要物質のサプライチェーンの強靭化を図る。肥料は特定重要物質に指定されており、肥料原料の備蓄の取組を進めている。
 今回供給確保計画の認定を受けたのは、中村商会及び鈴江コーポレーション、堺商事、伊藤忠商事。これにより、中村商会、堺商事、伊藤忠商事は、安定供給確保支援法人(肥料経済研究所)による肥料原料備蓄に係る保管料助成を、鈴江コーポレーションは、肥料原料備蓄に係る施設整備助成を受けることが可能になる。なお、計画認定は合計10件となった。
 また、今回の認定により、りん酸アンモニウムは2・1カ月分の備蓄体制が構築され、次回の公募については農水省のホームページで公表することが予定されている。

関連記事

農水省 実証事業者を募集 人工衛星で収穫量予測

【農水省】グリーンな栽培体系を支援|「みどりの食料システム戦略推進交付金」で全国413地区が活用

【農水省】グリーンな栽培体系を支援|「みどりの食料システム戦略推進交付金」で全国413地区が活用

【令和7年産から廃止】農水省、水稲の作況指数の公表を取りやめ|収穫量調査は継続、人工衛星データ活用も検討 

集落営農の法人化が加速中|農水省の令和7年実態調査で明らかに