パルサーの天然アミノ酸入り葉面散布肥料『オルガミン』 ぶどう農家の荻原佑介さん「今や欠かせない資材」
果樹農家を中心に活用されている天然アミノ酸入り葉面散布肥料『オルガミン』。今回お邪魔した長野県中野市のぶどう農家の荻原佑介さん(42歳)は6年前から愛用し、〝今や欠かせない資材〟と表現。「打ち始めて葉の育ちが変わりました。しっかり光合成をして得た養分を粒に伝えられた分食味や収量、粒の大きさが上がるので、管理し甲斐がある」と話した。
果物において全国的にもトップクラスの生産量と品質を誇る長野県中野市。ぶどうはその代表的な品目で、荻原さんのほ場がある竹原地区は、市内でも一番の大所と言われているそうだ。そこで露地9反歩とハウス5反歩のほ場でぶどうとリンゴを生産。メインのぶどうはシャインマスカットと巨峰、ナガノパープル、クイーンルージュのほか、希少品種の冨士の輝(かがやき)などを生産している。
ぶどう作りのこだわりを尋ね開口一番に返ってきたのは土作り。玉の肥大や味の決め手になると11年前に家業を継いで真っ先に取り掛かったそうだ。「理想は保水や排水に効果を発揮するゴロゴロした団粒のある土壌。そのために適した資材などを独学で調べたりグループで勉強会も開いています」。言葉を選ぶように答える荻原さんから感じたのは研究熱心さ。積極的に他所の生産者へ出向き、ジベ処理のタイミングなど視察先で良かれと思った資材や方法は積極的に導入しており、オルガミンも地域でも早期から活用を始めたそうだ。
多くの愛用者が真っ先に答えるのが葉の生育が変わることだが、荻原さんも〝葉の立ち〟に驚いたという。「葉が立つのは光合成に対して一番良い状態といわれている。オルガミンを打ってからは葉の色も濃くなり太陽へ向かって手を掲げているように変わったのが目で見て分かりました。使って合わなければ止めればいいという気持ちで打ったのが約6年前。継続的に使用して良かったなと思います。今年?いいんじゃないですか」と葉を見ながら話した。
葉の生育以外にも枝の走りや伸び、樹勢の良さを感じるという荻原さん。そうした効果を粒の肥大や良い味に仕上げるのは管理の仕方次第だと強調する。「大事なことはオルガミンを打ったあとの管理。収穫前の枝整理など手を入れた分だけゴール(収穫)が変わります。土作りを含めオルガミンを使って目指したのは味を良くしたかったからで、最後まできっちり手をかけられた場所では理想の味に近づけることができている。そうしたほ場作りにおいてオルガミンは大きな役割を果たしていると実感しており、今後もずっと使い続けていきたい資材」と話した。
5年前に取材した清水貴志さんとは就農時期が近かったこともあり、頻繁に連絡を取る間柄。オルガミンの使い方について意見交換しているといい、春先の芽だしや凍害対策にも活用。また、問題になっている未開花症が露地ほ場で発症していることから収穫後に散布することを考えているといい、「今後も消費者に選ばれる美味しいぶどうを作り続ける」言葉に力を込めた。
【オルガミン】丸ごとの魚と糖蜜を独自技法で発酵させた上に植物が必要とする微量要素をバランスよく加えて生成した葉面散布肥料。アスパラギン酸など18種類の天然アミノ酸が植物の力を発揮させ、玉張りや食味向上・樹勢の強化・芽揃い向上・遅霜被害軽減、各種ストレス対応力向上などの改善に貢献している。使い方も1000倍希釈で防除時に混用散布(6回以上推奨)のみ。生育ステージ問わず安心して使用できる。詳細はパルサー・インターナショナル(東京都八王子市、https://pulsar.co.jp/top/hiryou/orgamin )へ。