松山 必見のグランドロータリー 作業性が更に向上 フレールモアなども展示

松山=松山信久社長、長野県上田市塩川5155=は、長野市のエムウェーブで行われるJA農機&資材フェスタでウイングハロー、ロータリーなどの主要製品を展示する。その一つが「ニプログランドロータリーSKL01」シリーズで、定評の優れたすき込み能力に加え新型爪の採用で耐摩耗性が向上。土の付着を軽減させて快適な作業を行える点を披露する。
ニプログランドロータリーSKL01シリーズは、すき込み性や反転性が市場に高く評価されたSKL00シリーズをモデルチェンジしたもの。適応馬力は50馬力から105馬力と中・大型トラクタに対応し、作業幅は2.2m/2.4m/2.6m。新シリーズでは溶着量を増やして耐摩耗性を約1.2倍に向上した新型爪を採用。これに1本ラセン爪配列と最適化されたカバー・均平板形状の組み合わせですき込み性能を大幅に向上。有機物のほ場への還元を強力に促進させる。均平板下部には土の付着を軽減する交換可能なステンレスカバーを採用。フロートラバー等最新の研究に基づいた土付着防止技術を用い、重量の軽さとの相乗効果で快適な作業を実現させている。また、均平板らくらくアシスト機構を標準装備して爪交換・洗浄作業に威力を発揮。作業耕深は12㎝だが、18㎝の深耕しができるサイドディスク付D仕様もラインアップしている。
ニプログランドロータリーは、この他にも馬力33~60馬力トラクタに適応する軽量・近接設計のSKS01シリーズ、85~120馬力トラクタ適応のSKD01シリーズもラインアップしており、自前のトラクタとのベストマッチが選択できる。その他、会場で注目したい機種の特長は次の通り。
《リターンあぜぬり機04シリーズ》好評だった前シリーズの後継機。進化したスパイラルローラーとネオウイングディスクにより今まで締まりにくかった肩部の硬度を最大30%アップ。ビシッと固いあぜ作りに磨きがかかった必見のニューモデル。
16~32馬力用の「SZR04」、同25~45馬力用の「DZR04」、同34~60馬力用の「LZR04」の各シリーズをラインアップ。DZR04シリーズとLZR04シリーズでは機体の損傷を防ぐクラッチジョイントを採用し、石の多いほ場でもトラクタから降りることなく作業に復帰できるため、タイムロスが約6分の1と作業能率向上にも貢献。ネオウイングディスクが1枚ずつ交換可能なのも特長。
《フレールモアFNC02Rシリーズ》休耕地除草や緑肥細断作業が好評の同機。アップカット高速回転で鋭い切れ味を誇り、ゲージローラーの採用で、刈り高さが安定して軽快な作業を実現。用途に合わせてイチョウ形爪、フレール爪の2種類から選ぶことができる。
今年で創業122年を迎える同社。農業用作業機械の専門メーカーとして常に新しい製品の開発・製造・販売に取り組んでおり、同社ブースで儲かる農業実践のヒントを掴みたい。