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キャニコム タイに新会社設立 更なる市場開拓に向けて

キャニコム タイに新会社設立 更なる市場開拓に向けて
キャニコム=包行良光社長、福岡県うきは市吉井町福益90―1=は、今年5月15日、タイ王国の首都バンコク市内に、新たな会社を設立した。新会社の社名は「Canycom Asia Co.,Ltd.(キャニコムアジア)」で、事業内容は現地に密着したマーケティング活動と草刈機まさおの卸販売になる。資本金は200万バーツ。
 現在東南アジア諸国は人口ボーナス期の最中にあり、ミドル層の旺盛な消費需要やシニア層の健康志向の高まりを背景に世界中から投資が集まり、約500兆円の巨大経済圏として世界から注目されている。しかし、めざましい経済成長の一方、農業分野においては慢性的な人手不足や水不足などの深刻な課題を抱えている。その中で同社は、製品の市場投入を進め、例えば、ドリアン農家では、圃場を痛めない草刈りが求められており、それらのニーズに応えてきた。
 同社によると「タイではかねてより多くの〝草刈機まさお〟をご使用頂いており、タイ国内で草刈機と言えば〝まさお〟と呼ばれるほど浸透しています。近年では現地のキャニコムファンから進出を望む声が多数ございました」とのことで、要望に応えた形。
 Canycom Asia Co.,Ltd.の設立により、九州からアジア、アジアからグローバルサウスへ向け、さらなる市場開拓が進む。
 同社では「お客様の困りごとを解決するべく、これからも常に現場に近いところで『ものづくり』や『CCS(キャニコムコンサルティングサロン)活動』を行います」としている。
 また今後、海外マーケティングをさらに強化し、2033年までに、「100カ国取引」「売上200億円」「海外の売上比率9割」の達成を目標として掲げ、〝高弾道企業〟の実現を目指すとしている。

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