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CASE IH製品で 三菱マヒンドラ農機とCNH社ディストリビューター契約

CASE IH製品で 三菱マヒンドラ農機とCNH社ディストリビューター契約
三菱マヒンドラ農機=齋藤徹CEO取締役社長、島根県松江市=は、6月1日、世界的な農業・建設機械メーカーであるCNH社と、同社が製造する農業機械CASE(ケース)IHブランド製品の日本でのディストリビューター契約を締結した。三菱マヒンドラ農機は、現在、北海道でCASE IH製品の販売・サービスを行っているが、日本全国を対象としたディストリビューターとなることで、農地の大型化が進む本州や九州を含む全国に販売を拡大していく。
 今回の調印にあたり三菱マヒンドラ農機の齋藤社長は「弊社は長年CASE IH製品の販売・サービスに携わっており、今回の契約はその関係と実績が認められた形だ。世界で最も認知の高いブランドの一つを全国で扱えることは弊社の市場におけるプレゼンスの向上に繋がり、長期的な経営戦略にも貢献する。CNH社の期待に応えていきたい」と語った。
 CNH社の東南アジア・日本地区担当社長のマーク・ブリン氏は、「日本での長年のパートナーである三菱マヒンドラ農機と今回の契約で大きな一歩を記すことができ、大変喜ばしい。ディストリビューションの拡大により、クラス最高の農業機械と効率や生産性、持続可能性を高める精密なソリューションを日本全国の農業従事者に提供することで、新たな成長の機会ともなる」と語った。
 国内の農業機械市場は縮小傾向にある中で、集約化による大型機へのシフトが起きており、100馬力以上のトラクターの需要は安定的に伸びている。CASE IH製品は、現在100〜200馬力クラスのトラクターを中心に販売されているが、三菱マヒンドラ農機は今後CNH社と密接にコミュニケーションをとりながら、商品ラインナップを充実して日本の農家のニーズに応えていく。
【CASE IHについて】CASE IHは農業機械のグローバルリーダーであり、今日の農業の課題に対応するために最もパワフルで生産性が高く、信頼性の高い機械をユーザーと共に開発している。米国に本社を置き、160カ国以上にディーラーと販売店のネットワークを展開している。またCASE IHは、専門的なディーラーとディストリビューターのネットワークを通じて、農業機械システム、柔軟な金融サービス、部品とサービスサポートを農家や商業経営者に提供している。
 製品には、トラクター、コンバインとハーベスター、乾牧草と飼料用機器、耕うん機、植え付けと播種システム、噴霧器とアプリケーター、および現場特有の農業ツールがある。Case IHはCNH Industrial(NYSE:CNHI)の所有するブランドの一つ。

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