ドローン向け肥料 省力追肥でプラ肥料削減 片倉コープ アグリ
片倉コープアグリは、ドローン追肥による省力化と、プラスチック被覆肥料の代替技術として、ドローン施肥に対応した肥料の普及に力を入れている。
ドローン向け肥料には、粒状の「空散追肥306」、液状の「CORON」がある。どちらも窒素成分が高いため、肥料タンクへの補給回数が少なく、ワンフライトで広範囲に散布できる。
粒状の「空散追肥306」は、粒径が均一でドローンの散布装置に詰まりにくく、精度良く均質に散布できる。また、固結や金属の腐食がしにくい特性を有することから機械への負担も少ない。10a当たり3~5分で散布できる。
液状肥料の「CORON」は、希釈倍率2~5倍(v/v)の超高濃度散布でも肥料焼けしにくく、葉面散布のため肥料効率が高い。また、「CORON」は、水稲、大豆、小麦の追肥に利用でき、水稲では収量と品質の向上、大豆の莢数の増加、小麦ではタンパク含有量の向上が期待される。新潟県佐渡市のJA佐渡と管内の農事組合法人が行った水稲のドローン追肥実証試験では作業時間は慣行(粒状穂肥)の半分に短縮され、収量は慣行と同等程度であり、肥料焼けも認められなかったことから、作業性の大幅な向上に寄与できる結果が得られた。
基肥+追肥体系は、プラスチック被覆殻の海洋流出の低減にも貢献する。農作業の省力化や生産の効率化に大きく貢献してきた一発肥料に関して、マイクロプラスチックの課題を受けて、肥料業界では、2030年までにプラスチック被膜を使った肥料をゼロにする方針を掲げている。同社は、その具体策としてドローン追肥、流し込み施肥、ペースト2段施肥を推進している。
今後、普及指導員向けのセミナーなども予定。肥料本部アグリソリューション推進部の土井さんと植田さんは「環境問題への対応や異常な高温への対策等に向け、ドローンによる省力追肥技術を取り入れた分施体系の取組みを応援し、普及拡大に努めていきたい」と話す。
ドローン向け肥料には、粒状の「空散追肥306」、液状の「CORON」がある。どちらも窒素成分が高いため、肥料タンクへの補給回数が少なく、ワンフライトで広範囲に散布できる。
粒状の「空散追肥306」は、粒径が均一でドローンの散布装置に詰まりにくく、精度良く均質に散布できる。また、固結や金属の腐食がしにくい特性を有することから機械への負担も少ない。10a当たり3~5分で散布できる。
液状肥料の「CORON」は、希釈倍率2~5倍(v/v)の超高濃度散布でも肥料焼けしにくく、葉面散布のため肥料効率が高い。また、「CORON」は、水稲、大豆、小麦の追肥に利用でき、水稲では収量と品質の向上、大豆の莢数の増加、小麦ではタンパク含有量の向上が期待される。新潟県佐渡市のJA佐渡と管内の農事組合法人が行った水稲のドローン追肥実証試験では作業時間は慣行(粒状穂肥)の半分に短縮され、収量は慣行と同等程度であり、肥料焼けも認められなかったことから、作業性の大幅な向上に寄与できる結果が得られた。
基肥+追肥体系は、プラスチック被覆殻の海洋流出の低減にも貢献する。農作業の省力化や生産の効率化に大きく貢献してきた一発肥料に関して、マイクロプラスチックの課題を受けて、肥料業界では、2030年までにプラスチック被膜を使った肥料をゼロにする方針を掲げている。同社は、その具体策としてドローン追肥、流し込み施肥、ペースト2段施肥を推進している。
今後、普及指導員向けのセミナーなども予定。肥料本部アグリソリューション推進部の土井さんと植田さんは「環境問題への対応や異常な高温への対策等に向け、ドローンによる省力追肥技術を取り入れた分施体系の取組みを応援し、普及拡大に努めていきたい」と話す。