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作業機出荷508億円 乗用トラ用446億円 施肥用は10%増52億円に

作業機出荷508億円 乗用トラ用446億円 施肥用は10%増52億円に

 日本農業機械工業会(木股昌俊会長)作業機部会は3月27日、令和5年1―12月の「作業機の生産・出荷・輸出入実績(日農工実績)」をまとめた。国内向出荷実績は対前年比0・2%減の508億4278万円となった。そうしたなか伸びたものとして、マニアスプレッダやライムソア、有機肥料散布機など施肥用の作業機が伸び同9・8%増の51億7431万円となった。

 日農工がまとめた作業機の生産・出荷・輸出入実績(令和5年1―12月分)の概要は左表の通り。国内向出荷実績(含む輸入実績)は対前年比0・2%減の508億4278万円となった。
 このうち乗用トラクタ用作業機は台数が同15・5%減の8万1239台、金額は同4%減の445億7494万円となった。大きな区分で金額の内訳をみてみると、増加したのは、施肥用、管理用、畑作物収穫用の3部門。施肥用は、同9・8%増の51億7431万円。このうち、有機肥料散布機は同165・6%増の1億9919万円、ライムソアは同28・1%増の6億9077万円、マニアスプレッダ(2t以下)は同28・6%増の5億5912万円、マニアスプレッダ(2t以上)は同19・6%増の16億4529万円など。
 管理用は合計が同11・5%増の59億1225万円。うち雑草・草刈機(フレールモア、ストローチョッパー含む)が同13・2%増の50億16万円など。畑作物収穫用は同7・4%増の8億3538万円でうち掘取機(ディガー型)が同154・1%増の7億7851万円などとなっている。
 一方、歩行トラクタ用(耕うん機用)は、合計が同15・4%減の9178万円。うち耕起用が同13・4%増の1844万円など。
 自走式作業機は同40・1%増の61億7606万円。うちマニアスプレッダ・肥料散布機は同20・6%増の10億3928万円、飼料収穫機が同89・9%増の31億2542万円、いも類収穫機が同29・9%増の12億9183万円などとなっている。
 あわせて公開された同部会野菜用機械WGがまとめた野菜用機械の生産・出荷実績では、出荷金額は同0・8%減の68億9364万円。このうち、乗用型全自動移植機が同27・6%増の7億1324万円などとなり野菜移植機は合計で同8・3%減の19億3605万円。いも類等植付機計は同6・2%減の1億9188万円。野菜収穫機は合計で同1・6%増の33億4028万円。選別機は同39・8%増の3億8268万円、調製機・仕上げ機は同1・9%増の4億5178万円など。

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