ササオカ 令和6年３月創業110周年 〝お客様第一主義〟徹底 持続可能な企業を目指す
リアリティカンパニー（現実性・実在性・本質・実体）を指標にするササオカ（山﨑清社長）は、本年３月に創業１１０周年を迎えた。大正３年に農耕具・石工具の製造で始まり、耕耘爪など刃物から農業の機械化に対応、管理機やトラクタ用アタッチを多数開発、農業の省力化・効率化に貢献。次世代に向け農業に役立つ持続可能なものづくりにチャレンジする。
ササオカ＝高知県須崎市浦ノ内立目７１７＝は１９１４年に創業者の笹岡弥久次氏が高知県高岡郡須崎町で、農耕具・石工具の製造を開始。その後、鍛造技術と熱処理技術を高め、１９５５年に耕耘爪の製造を始め、さらに日本農業の機械化に着目し、部品から製品へと業容を拡大する。管理機やトラクタ用アタッチメントを多数開発、農作業の省力化・効率化に大きく寄与。２００２年に山﨑現社長が３代目に就任。〝お客様第一主義〟に徹し営業活動を展開、販売エリアを拡大するため、西日本営業所、九州営業所、宮崎出張所を開設。また、グローバル化に視野を広げ、海外戦略として２０１２年中国江蘇省常州市に出資１００％の子会社、常州献陸機械有限公司を設立。中国・東南アジアの農業需要に対応。
２０１４年（平成26年）に創業１００周年を迎え、ピンク色を採用した記念耕耘爪を市場に投入する。
業容のさらなる充実のため２０１７年にアグリアタッチ研究所設立、２０１８年旭陽工業へ出資、２０２０年に三條工業を事業承継とササオカグループとして、多様化する市場ニーズに応える。
現在の主要商品は、熱間成形品の耕耘爪、国内トップシェアを誇るハンマーナイフ・ロータリーナイフ、スパイラル刃、除雪機オーガー、作業機はうね立てマルチをはじめとするトラクタ用インプルメント、管理機用アタッチメント、完成機は自社ブランド管理機・自走式収穫機など、多岐にわたってラインアップ。
現在、同社での人気機種はうね立てマルチ「だい地君タイプＲＦシリーズ」や45PS対応強化ミッション搭載でさらなる高効率・高速作業が可能な「パワーだい地」、「パワー二郎丸」・「パワー三郎丸」。
同社では、多様化する市場ニーズに応え、より一層の改革と新規分野へ挑戦し、斬新な発想で新商品を開発、オンリーワン企業を目指している。
山﨑社長談「１１０周年を迎えられたのは、お取引様、お客様の支援があったからこそで、感謝しております。長年培ってきた〝信用は無限の財産なり〟をこれからも大切にし、明るい未来に役立つ商品を提供してまいります。今後については、国内マーケットを中心に販路を拡充、お客様の満足する〝ものづくり〟で持続可能な農業、企業を目指します」。
人気商品のパワー二郎丸
ＳＴＰＲ１ＣＤＭパワーだい地（マルチ付）
