農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > YAG 普通型コンバインYH1170 多様な作物を効率よく収穫 4月発売、5月には直進アシストも

YAG 普通型コンバインYH1170 多様な作物を効率よく収穫 4月発売、5月には直進アシストも

YAG 普通型コンバインYH1170 多様な作物を効率よく収穫 4月発売、5月には直進アシストも

 ヤンマーアグリ=増田長盛社長、岡山県岡山市中区江並428=は、多 様な作物を高精度・高能率に収穫する普通型コンバイン「YH1170」を4月1日に発売し5月1日には直進アシスト仕様も追加する。麦、大豆などの生産振興で自給率向上に貢献する。税込みメーカー希望小売価格は1771万円から2010万8000円。

 子実トウモロコシ用ロークロップヘッダー

 

     小豆用ダイレクトピックアップ

 

 

農林水産省は、2025年食料自給率45%の達成に向けて、飼料用米、麦、大豆などの生産を振興しており、更に2020年には子実用とうもろこしも新たに助成の対象となった。今後は、それらの作物の作付面積拡大が予想されている。本機は、豊富なアタッチメントや作物別専用ヘッダーを取り付けることでこれらの作物の高精度・高能率な収穫を実現する。
【主な特長】①各種ヘッダーによる高精度・高能率に収穫を実現=作業環境やほ場規模などに合わせ2.1m、2.6m、3.2mの3種類のリールヘッダーから選択が可能。3.2mのスーパーワイドヘッダーなら高能率作業が可能で、北海道の条間33㎝で10条の稲でも刈り残し無く作業が行える。また、豊富なアタッチメントや作物別専用ヘッダーをオプションにて用意しており、多様な作物や作業体系に合わせて高精度・高能率に収穫作業が行える。
 ②直進アシストで刈取作業を省力化(直進アシスト仕様のみ)=多様な作物・ほ場の形でも基準線を作るだけで刈取作業の労力を軽減できる。衛星から位置情報を取得する自動操舵システムを採用し、基準線を登録するだけで「基準線に平行な自動直進」と「基準線に対して90度の経路での自動直進」が可能。神経を使うハンドル操作は不要で、作物に合わせた細かな調整に集中することができる。
 ③丸ハンドルと電子制御FDSで乗用車感覚の走行を実現=同社独自の電子制御によるハンドル操作で、大回りの旋回からその場での旋回まで自在におこなえる。さらにオールマイティシフトレバーにノークラッチ副変速ボタンを追加したことで、停止しなくてもボタン1つですばやく高速に変速でき、排出までの移動時間を短縮できる。
 ④高速作業でも丁寧に脱こく、ロスなく選別=脱こく時はスクリューこぎ歯で作物を傷めずに搬送することができる。ロ―ター回転変速レバーは3段の設定(稲・麦用/子実コーン用/大豆用)が可能で、機体後方のレバーで簡単に、作物に合った回転速度に変更することができる。
 選別時は、2つのチャフシーブと理想的な風の流れでロスを少なくきれいな選別が行える。排わら量を検出し、チャフシーブの角度とファン風力を自動調整。さらに、運転席に座りながら手動でのダイヤル調整も可能になり、状況に合わせて最適な選別ができる。
 今後も同社は、ICT技術を活用して顧客のニーズに応えるとともに、持続可能な農業の発展に貢献していく考えだ。

関連記事

〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ

〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ

アイデック 安全講習会で講演 安全な草刈りをサポート

アイデック 安全講習会で講演 安全な草刈りをサポート

ビコンジャパン GPS連動型スマート農機 畑作「三種の神器」 機能拡張しより使いやすく

ビコンジャパン GPS連動型スマート農機 畑作「三種の神器」 機能拡張しより使いやすく

サタケに知財功労賞 商標を活用した戦略評価

サタケに知財功労賞 商標を活用した戦略評価