春の水稲作業を楽にする タイガーカワシマの新型「苗箱洗浄機」など
タイガーカワシマ=川島廣大社長、群馬県邑楽郡板倉町大字籾谷2876=は、〝売れるコメ作り〟に役立つ便利な製品をラインアップしている。春作業に関しては脱芒機を皮切りに温湯処理機・催芽機・苗箱洗浄機などを販売。苗箱洗浄機や種籾脱水機では更に能率アップを遂げた新商品が登場した。今回はそうした春の水稲作業製品のポイントを紹介する。
【グレイダー付脱芒機「だつぼー君」】
1回通しで抜群の脱芒力と選別力を発揮。塩水選後の水洗いや乾燥作業が不要。処理能力25~100(標準50)㎏/毎時のTDS―100と、同50~200(同100)のTDS―200の2型式がある。
【温湯処理機「湯(ゆ)芽(め)工房」】
その種籾をお湯の力で簡単に消毒できるのが湯芽工房だ。温湯種子消毒は温度管理が難しいと言われているが、高精度の温度制御機能と作業を容易にする各機能を搭載し、特別栽培や減農薬栽培といった、こだわりの米作りに活躍。最大処理量が消毒時8・催芽時80㎏/回のYS―200L、同16・200㎏/回のYS―500Pのほか、マルチタイプもラインアップしている。
【催芽機「アクアシャワー」】
催芽機「アクアシャワー」AQ―250
積算温度を自動算出できるため、リアルタイムで作業の進み具合をいつでも確認できる。1~35℃まで細かく温度設定が可能。種籾を取り出さなくても催芽状況がわかる「モニタリングカプセル」付きなのも支持されている点。最大籾量40・60・80・100㎏対応の各型式のほか、同200・400㎏対応のプロモデル2型式も人気。
【種籾脱水機「だっすい君」】
種籾を入れてスイッチを入れるだけ。高速回転で脱水時間はわずか3分~5分。乾燥作業の手間が省け、時間も大幅に短縮。乾燥籾なら1回あたりの最大籾量16~18㎏、催芽籾なら20㎏の新モデルが登場。種籾を入れてスイッチONの簡単操作。電気制御式のオートブレーキ方式で移動に便利な4輪キャスターも標準装備している。
【苗箱洗浄機「洗ちゃん」】
苗箱洗浄機NBC―705
軽く入れるだけで苗箱を楽々洗浄。機内に配置された洗浄ブラシが、苗箱にこびり付いた泥や根を徹底的に洗浄。泥やごみが溜まりにくい構造なので連続作業が可能。清掃口から清掃も簡単にできる。その同シリーズに最大処理能力700枚のNBC―705/705Fが登場。同300枚・同500枚(全て毎時)の4型式となり、全機種に大きな排水口を設けて泥や根を排出しやすくなった。また、NBC―705は従来機の4本ブラシから5本ブラシに変更され、洗浄力がアップ。NBC―705Fは高圧噴射装置が標準装備され、ブラシの洗浄効果がさらに高まる。