国際総合部門金賞に18点 米・食味分析コンinつなん
最高賞の国際総合部門金賞に新潟県から選ばれたのは、地元津南町の農事組合法人グリーンアース津南の桑原健氏、㈱麓、南魚沼市の桑原農産・桑原真吾氏の3人
米・食味鑑定士協会(鈴木秀之会長)及び米・食味分析鑑定コンクール:国際大会inつなん実行委員会は12月1・2日、新潟県中魚沼郡津南町のニュー・グリーンピア津南で第25回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会inつなんを開催した。
今回の大会には、海外からの出品も含め合計5092検体が出品。このうち、134検体が最終審査として、会場での官能試験に供され、最高賞である国際総合部門金賞には18検体が選ばれた。
今回の出品のうち、国内からは5018検体(小学校部門49検体を含む)、高校からは76校・201検体、海外からは台湾25検体、中国44検体、韓国5検体の計74検体が出品。また、地元新潟県からの出品は一般708検体、小学校11検体、全国農業高校お米甲子園11検体など計732検体でうち、一般9検体、お米甲子園1検体がノミネートされた。
最高賞である国際総合部門金賞に新潟県から選ばれたのは、地元津南町の農事組合法人グリーンアース津南の桑原健氏、同じく㈱麓、南魚沼市の桑原農産・桑原真吾氏の3人。桑原健氏は、ゆうだい21、㈱麓はコシヒカリBL、桑原真吾氏は新之助での受賞だった。
このうち、桑原健氏は「今年は非常に厳しい年だった。それでもできる限り良いものをと頑張り、出品しなければチャンスは掴めないと思い、思い切って出品した。受賞できたのは嬉しい。来年も受賞できるよう更に頑張りたい」と述べた。
また、当日は、各種企業による製品展示も実施。オーレック、金子農機、北村製作所、クボタ、クミアイ化学工業、ケツト科学研究所、静岡製機、誠和アグリカルチャ、タイガーカワシマ、丸七製作所、マルタカ、みのる産業、ヤンマーアグリジャパン、雪印種苗などが高品質米生産に貢献する各種製品を紹介した。
なお、来年は12月6日㈮・7日㈯、山梨県北杜市小淵沢町の女神の森セントラルガーデンで開催する予定(コンクールの詳細は、本紙12月19日号水稲関連特集で紹介)。