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松山 新型グランドハロー1月発売

松山 新型グランドハロー1月発売

LXE3030VHS外部油圧シリンダー式転圧輪タイプ

 

 最高作業速度10㎞ 6枚爪仕様で高い砕土性

 松山=松山信久社長、長野県上田市塩川5155=は、80~120馬力トラクタ対応のニプログランドハロー「LXE30」シリーズを2024年1月から発売する。最高作業速度10㎞(条件による)で、グランドハローという名前に込めた、GRAND(堂々とした)&GROUND(大地)というイメージ通り、大規模畑作における軽快な砕土・整地作業を実現する。

 LXE30シリーズ最大の特長は6枚爪仕様ならではの砕土性能の高さ。爪の種類は耐久性の高い花形爪と、耕うん抵抗の少ないナタ爪から選択することができる。
 耕うん部カバーは、土の流れをスムーズにするため、滑らかなR形状となっており、耕うんされた土がカバー内をスムーズに流れることで、低馬力で高能率な耕うん作業を行うことができる。また、条件にもよるが作業最高速度は時速10㎞。大規模畑作の耕うん作業における作業時間の短縮に貢献する。
 LXE30シリーズは、作業幅260㎝のLXE2630・同280㎝のLXE2830・同300㎝のLXE3030の3種類に大別。作業深さは8~15㎝で、付属の転圧輪は、外部油圧シリンダー式とネジ式の2種類から選択できる。
 その他の機能として、隣接部の掛け合わせをきれいに仕上げるサイドディスク(左右)と、延長均平板が全シリーズ標準装備となっているほか、耕うん作業を安定させるゲージ輪(転圧輪が外部油圧シリンダー式の製品では標準装備)、作業の均平性を向上させるカウンターウェイト(作業幅280㎝、300㎝の製品では標準装備)、トラクタ車輪踏圧を解消するフロントサブソイラーなど、ユーザーの要望に対応するためのオプション部品も充実。
 特に、トラクタ車輪踏圧を解消するフロントサブソイラー(ザクリコ)は注目だ。タイヤ後方のヒッチタイプにザクリコを取り付けることで、タイヤで形成される硬盤を破壊し、透水性、通気性を上げることができる。また、タイヤ跡の爪の摩耗を軽減。ザクリコの作業の深さは爪下6㎝と9㎝に調整可能で、大きな負荷が掛かった場合スプリングにより自動復帰するので連続作業が可能だ。また、過酷な条件で使用される耐久性の高いフローティングシール、チェンケース下部とブラケット側に耐摩耗性に優れた熱処理加工ガードなど、作業を止めない装備がなされている点もポイントだ。
 装着方法は3点リンク直装、あるいはロワーリンクでワンタッチ装着の2点クイックヒッチの2種類から選択することができる。スイングヒッチを採用したことにより、傾斜地での追従性能が良くなっている。
【主な仕様】▽適応トラクタ=80~120馬力▽トラクタへの装着=3点リンク直装(cat2)、2点クイックヒッチ(JISⅡ形)▽ネジ式転圧輪付ナタ爪/花形爪の税込希望小売価格=227万7000円~▽油圧式転圧輪付ナタ爪/花形爪の税込希望小売価格=264万円~。

                 LXE3030VHNネジ式転圧タイプ                

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