斎藤農機製作所の高性能草刈機|畦畔・法面の草刈り作業を効率化
斎藤農機製作所=齋藤博紀社長、山形県酒田市両羽町332=は、草刈り需要が本格化するこれからの季節に向け、畦畔草刈機シリーズおよび法面草刈機の提案を強化している。畦畔草刈機は、高速作業速度の0・78m/sで、畦の平面から法面までを一度にスムーズに刈り取る。法面草刈機シリーズは、最低刈高さ20㎜で、急斜面でも安定した草刈りが行える。
畦畔草刈機は、フリー刃タイプの「SGCM750―FC」やバーナイフタイプの「SGC705RD―C」など5型式を用意。乾燥した田畑での使用も想定しており、サイクロンエアクリーナーを搭載。舞い上がる土ぼこりに対応する。大きなゴミをブロックするメッシュスクリーン、遠心分離で大きな塵を排出するサイクロンカップ、小さな塵を捕捉するエアクリーナーエレメントの三段構えで、メンテナンス性にも優れている。さらに、操作性向上のため、「手元集中レバー」を採用。頻繁に使用する操作レバーを手元にまとめ、作業中の微調整もスムーズに行える。また、「簡単刈高さ調整・ゲージ輪」機構により、上面・側面の刈高さ調整が簡単にでき、踏み倒しによる刈り残しも防ぐ。さらに、「SGC605R―FC」には、傾斜地や草の密集地でも直進性を保ちやすくする前輪ステアリング機構をオプションで装備。また、「側面ハウジング分割構造」により、側板部が破損しても部品単位で交換でき、修理の時間とコストを大幅に軽減できる。
一方、法面草刈機シリーズの「SGC―M500」は、プロ向けの高出力エンジンを搭載し、高能率かつ高耐久を誇る本格仕様。「マスターモードスイッチ」により、作業状況に応じたエンジン回転数の切り替えも容易に行える。刈刃部にはスイング式機構を採用。進行方向に対してエンジン・刈刃部が傾くことで、刈った草の排出がスムーズになり、馬力ロスを最小限に抑えて密度の高い草地でも高効率な作業を実現する。また、トルクリミッターを走行駆動軸に搭載しており、万が一の衝撃時にも車軸を保護し、各部の破損を防止。現場でのメンテナンス性も考慮された設計となっている。
草刈作業の負担軽減と効率化を両立する斎藤農機製作所の各種草刈機。今シーズンの圃場管理において、強力な助っ人となることが期待される。